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NO.649                Ryo Onishi              10/19/2008  

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雑貨屋のひとり言

バナナダイエットとか誰かが言って、それをマスコミが取り上げるものだから、最近はスーパーに行ってもなかなかバナナが見当たりません。開店早々に行けばあるようですが、すぐに売切れてしまいます。おまけに前に比べると高いような気がします。だいたいバナナだけ食べてダイエットしてどうするんだと言いたいですね。ダイエットする前に、食べ過ぎないようにする、運動するなど生活習慣を変えたほうがいいと思うのは私だけでしょうか?寒天、納豆、バナナ・・・いい加減にしていただきたいです。≪R.O≫

麻生内閣1年後大予測

 先日、私たちの仲間の若尾龍彦さんが主宰する月例勉強会(JACAL)で、新発足した麻生内閣に関し、私が作った「麻生内閣1年後大予測」表を会の出席者に配布し、記入してもらいました。これは今回発足した麻生内閣の1年後を予測し、来年(2009年)9月末に各人の予測がどれだけ当たったかをみようというものです。

 以下はその大予測項目です。雑貨屋読者の皆さんもぜひ予測してみてください。
 (設問のあとの(括弧)の中から一つ選んでください)

(1)麻生内閣のもとでの最初の衆議院解散はいつか?('08年10月 / 11月 / 12月 / '09年1月以降)

(2)同上にともなう総選挙の結果、比較第一党は?(自民党 / 民主党 / その他)

(3)同上にともなう総選挙の結果、政権与党は?(自民党を軸に / 民主党を軸に / その他)

(4)2009年9月末の首相名は?(氏名:         )

(5)2009年9月末までに自民党・民主党の大連合はあるか?(イエス  /  ノー )

(6)2009年9月末までに2度目の衆議院解散はあるか?( イエス  /  ノー )

(7)2009年9月末、日本の景気指標:(1)東証1部(日経)平均株価は’08年9月末に較べて?( 上 昇  / 下 降 )

(8)   〃  日本の景気指標:(2)円はUSドルに対し’08年9月末に較べて?( 上昇(円高)/下降(円安))

(9)   〃  日本の景気指標:(3)円はユーロに対し’08年9月末に較べて?( 上昇(円高)/下降(円安))

(10)  〃  日本の景気指標:(4)完全失業率は '08年8月末に較べて?
( 上昇 / 不変 / 下降)

(11)  〃  アメリカ合衆国大統領の名前は?(ジョン・マケイン / バラク・オバマ / その他)

(12)2009年9月末までにアメリカ合衆国大統領の訪日はあるか?
( イエス  /  ノー )

(13)  〃  日本の首相は中国を訪問し、中国の主席との首脳会談は実現するか?
     ( イエス  /  ノー )

(14)  〃  日本の首相は韓国を訪問し、韓国の大統領との首脳会談は実現するか?( イエス  /  ノー )

(15)  〃  日本の首相は北朝鮮訪問は実現するか?( イエス  /  ノー )

(16)   〃  北朝鮮拉致日本人被害者の日本帰国が実現するか?
      ( イエス  /  ノー )
  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「」

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

 愛嬌はモナリザよりも妻が上

若いねと娘のお下がりが言われてる

男一匹茶柱に遊ばれる

一病をあやしあやしている元気

くじ運を互いに笑い合い夫婦

( ニュースやぶにらみ )

「変わり易きは」
株の相場と秋の空 −女心

「気圧配置」
声高頭低 −解散風

「勉強」
親ー塾に行きなさい
子ークラゲ取りに行ってくる

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから

赤い道の島
               森田のりえ
今年はカナダの作家ルーシイ・モンゴメリーの『赤毛のアン』が出版されて百年目にあたる。記念行事もあるので小説の舞台になったカナダ東海岸にあるプリンス・エドワード島へ娘夫婦と旅行するつもりだと、いつもスターバックスで小説を書いているA氏に話すと、彼は白髪交じりの眉をひそめ、
「あのねぇ、・・・」といって、一息つき、
「白髪頭をまっ茶色に染めて『赤毛のアン』でもないだろう。ねぇ、君・・・」
といわれてしまった。しかし、人それぞれ好みが違うので目くじらを立てることはない。反対にいい歳の男性に女性好みの本に興味があるといわれると、私の方から敬遠させていただく。実は、うちの娘婿も最初は気乗りしなかったが、家族旅行だからと説き伏せた。それはともかく、日本の若い女性の間で旅行したい三箇所のうちの一つらしい。私も機会があれば行きたいと思っていた矢先、友人と雑談していると偶然、話題にのぼった。
四月のはじめだった。
「知人が夏の期間だけプリンス・エドワード島の別荘をB&Bにしているから紹介します。奥さんは日本人だけどご主人はアメリカ人で日本語が上手で、とてもいい人たちなのよ」 と、友人が目を輝かせて話すのを聞いているうちに、ついその気にされられた。夏季がシーズンだから早く予約を入れないと部屋が取れないというので、急かされるように、予約を入れ航空チケットを買い、レンタカーまで予約した。ミズリーに住む娘夫婦が一足先に行き、私を空港へ出迎える手はずまで整えたのは出発の四ヶ月前であった。
私は、旅行するときは文庫本を持参することにしている。今回はもちろん、赤茶けた表紙になってしまった村岡花子訳『赤毛のアン』。ちなみに英語名は『Anne of Green Gables』。
若い頃一度読んだきりでストーリーもはっきり思い出せないが、たいした感動もなかったのは確かである。なぜ、これほどまでに長い間読みつがれるのだろうか、その魅力を探ってみたいとも思った。
八月初旬、ロス空港からトロントに向けて飛行機が飛び立つと私はすぐ本を開いた。面白いが、小さい文字がびっしりと埋まっている。リーディング・グラスを使い始めたばかりで、馴れない。ときどき目を上げて休む。気力も読力も落ちていることを認識しながら、トロントから小型飛行機に乗り換えて、島の空港シャーロットタウンに到着したときには三分の一過ぎまで読み進んでいた。
出迎えのバンに乗って一時間ほど走る。目指すB&Bは緑豊かな数十エーカーの敷地のなかに一軒、ぽつんと建っていた。ログハウスである。お客は私たちだけだった。
早朝、キツネが来たよという声に起こされた。毎朝、餌をねだりにやってくるという。かわいい子キツネである。
「触ったらダメ、 狂犬病に罹っているかもしれないから」
娘婿に叱られてしまった。
宿の主人夫婦と野生のラズベリーを取りに行く。小学校のころ下校の途中、道端になっていた野イチゴを友だちと競い合って取って食べたことが懐かしく思い出された。あの頃は汚染という言葉も聞かなかった。
自家菜園の野菜や果物が食卓に並ぶ。娘夫婦が釣ってきた魚、漁港で買った捕りたてのムール貝やメルペック・オイスター、ロブスターなどを特別に料理してもらう。
透明な空気、草原を波打たせながら吹くさわやかな風、白い花をつけた広大なじゃが芋畑、刈り取られた干草の塊、草花の咲き乱れたビクトリア朝の民家の庭、手入れのゆきとどいた芝生。穏やかな北の海に沈む夕日。小さな漁港、電柱の先端に巣くっている野鳥のねぐら、どこにいってもロスアンゼルスでは見ることのできない風景だ。
この美しい島も十八世紀後半、英仏の覇権争いの後、移民していたフランス人数千人を島外へ追放した歴史がある。モンゴメリーの生まれた一九世紀後半は、島は造船業やシルバーフォックス産業などで栄華を極めた時代であった。そんな時期に『赤毛のアン』は書かれたのである。
主人公のアンは不幸な生い立ちにも負けず、なにがあっても前向きに、好奇心旺盛で明るく生きていこうと努力する姿が百年経っても色褪せることなく、多くの読者の心を惹きつける由縁であろう。
「ねぇ、どうして道が赤くなるの?」
 孤児のアンが駅に迎えにきたマシュウに尋ねるセリフがある。堆積によってできた島の赤い土を道路わきに見ながら、一週間、娘婿の運転で心癒される島を観光したのである。
               おわり                                                                 

龍翁余話

龍翁余話(53)「日比谷公園散策」

澄み渡った秋晴れの某日、日比谷公園に出かけた。『企画集団APP』の仲間の一人・Kさんと公園内のレストランでランチ・ミーティングするのが目的だったが、心地よい秋風に誘われて“公園散策”を思い立ち、翁、Kさんとの約束の時間(11時半)の1時間前に日比谷交差点の交番脇に着いた。何とそこに、子牛のオブジェが置かれている。近寄って見ると“ポリス・カウ(警察牛)”のネーム・プレート。交番の若い警官に趣旨を訊いたら「これをお読み下さい」とパンフレットを渡された。それには“アートなウシが丸の内ジャック”『カウ・パレード丸の内2008』とある。1998年にスイスで始まり、ニューヨークやパリなどの主要都市で開催されているそうだが、東京は2年ぶり(3回目)。“丸の内ジャック”と謳っているだけに、大手町、丸の内、有楽町エリアの随所に65人のアーチストによる大牛・小牛65頭のオブジェが展示されているそうだ。「警察犬なら分かるが、何で警察牛なの?」若いお巡りさん、ピョコンと頭を下げて「存じません、ごめんなさい」若者が“存じません”という丁寧語を使っただけで翁、満足。いざ、有楽門から園内へ。

翁、所用で有楽町や日比谷には時々来るし、公園の中を素通りすることも、たまにあるのだが、“散策”というのは初めてだ。有楽門の左手に公園内の施設や史跡、樹木や花の説明ボードがある。それを読んだだけでも、いかに“日比谷公園の中身を知らなかったか”を自覚する。早速、説明ボードに示されたコースに従って散策を開始。まず目に付くのが苔むした頑丈な石垣(江戸城外郭門の一つ)と『日比谷見附跡』の立て札。公園および周辺は、幕末までは大名の上屋敷だった。そこに見附(見張り役が通行人を監視する場所)を置いていたのだろう。見附といえば、江戸城(現・皇居)周辺には、赤坂見附、四谷見附、
牛込見附、市谷見附などの地名が、今でも残されている。明治36年(1903年)6月1日に開園した日比谷公園は今年で105年になる。近代都市公園の第1号と言われる日比谷公園の歴史を辿ると、明治維新以降の日本の近代化と首都東京の経済、社会の進展との密接な関わりを知ることができるのだが、それはいずれかの機会にゆずるとして、先を急ごう。

皇居側(晴海通り側)から歩き始める。時々テレビドラマのロケに使われる幾何学模様の洋風花壇(『第1花壇とペリカン噴水』はお馴染みだ。その近くにローマ神話のロムルス・レムス兄弟神が狼の乳を飲んでいる彫像『ルーパ・ロマーナ像』がある。昭和13年にイタリア大使館から寄贈されたものだそうだ。こうした彫像や各種記念碑(フィリピン独立運動の英雄・ホセ・リサール像、古代スカンジナビア碑、アメリカ市民から贈られた自由の鐘、南極の石など)が園内にあるのだが、うっかりすると見落とす。大正9年に出来た東京の公園で初めての『テニスコート』(3面)は今も健在。『健康広場』を抜けて霞ヶ関官庁街側の霞門を回り、『鶴の噴水』、『大音楽堂(大正11年に設立された旧・野外音楽堂)』の脇を通って公園の中央部へ。『ハナミズキ林』の傍に『首賭けイチョウ』というのがある。日比谷公園の設計者である本多静六博士が明治34年、現在の日比谷交差点にあったイチョウの大木を、自分の首と名誉を賭けて移植を成功させた、と伝えられる古い銀杏の大木は見事、時まさに黄色に染まる葉っぱの色が秋の深まりを感じさせる。翁、実は本多静六博士を知らないが、渡部昇一著『明治の億万長者・本多静六 開運と蓄財の秘話』という本があるので、いつか読んでみよう。

日比谷公園の最大のシンボルと言えば『大噴水』。毎日午前8時から午後9時まで稼動。(月1回の清掃日を除く)28分間周期で24景を楽しめる。池の直径は20m。主噴水の吹き上げ高さは12m。夜間照明付き。大噴水・噴水広場・第二花壇一帯は日比谷公園の代表的な景観であり、テレビや雑誌などの撮影ポイントとしてしばしばメディアに登場している、と説明書に記されている。それにしても、何と外人さんの多いことか。ほかに、お年寄りのグループ、サラリーマン(中にはリタイヤ組も?)、昼間から酒盛りをしている男たちなどが、あちこちのベンチを占領している。ベンチと言えば、東京都は平成15年から都立公園、霊園、動物園に『思い出ベンチ』の寄贈を募集、寄贈者のネーム・プレートがそれぞれのベンチ(背もたれ)に掲示されている。『龍翁余話』(47)「アジ釣り」にご登場いただいた親友Sさんのご親戚の人も(日比谷公園に)寄贈されたそうだ。

さて、Kさんとの待ち合わせ時間が近づいた。『小音楽堂』から(日比谷通り側の)『心字池』を通る。何で“心字池”と命名されたのだろう。池の形が“心”の文字に似ているからだろうか?石垣の上にある歩道から眺めると、そう見えなくもない。その(狭い)歩道のド真ん中に、丸々と肥った野良猫が居座り、翁の歩きを遮った。「シッ」と口音を発したが、そのデブ猫、動くどころか、金色の鋭い目で翁を睨んだ。翁も睨み返したが、負けた。ニガ笑いしながら猫の後ろを、そっと抜けた。Kさんが日比谷公園内レストランでのランチ・ミーティングを提案してくれたお蔭で、知識を広めることが出来たし、爽やかな秋を満喫することも出来た。1.2キロの散歩も疲労はなかった。野良猫に(睨み合いの)勝ちを譲った(?)のも、その穏やかな気分だったせい、かもしれない。

Kさんとのミーティングも有意義だった。テレビ番組企画の話が中心だったが、Kさんも翁も、どうしても“テレビのあるべき姿”から抜けきれない。だから、企画案もカタイ内容になる。「いいじゃないですか、テレビが1億総白痴化に拍車をかけている今、せめて我々だけでもテレビの王道を歩みましょう。そこに企画集団APPの存在意義があるのですから」と互いに納得し合い、今度は二人して園内を歩いた。『大音楽堂(野外音楽堂)』では“年金者一揆2008”(全日本年金者組合主催・年金引き上げ要求)の集会が開かれていた。
「物価上げ 税上げ老いを 締め上げる」、「年寄りを 守れず国を 守るとは」、「今に見ろ 姥捨て山が 噴火する」(“むしろ旗川柳より)・・・ここにも番組の重要テーマがある、っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

 これまでたくさんのアーティストのアルバムをご紹介してきました。リストを作って管理していますが、紹介するアルバムを探すのが難しくなってきています。そんな中で紹介していないアルバムを探すわけです。ありました!Ray Bryantはまだ紹介していないことに気づきました。イヤー、ホッとしますねー。
Ray Bryantのは聴いていただくと分かるとおり、力強いピアノです。

Play The Blues   Ray Bryant Trio

1 Gitta Travel On
2 I'm A Just Lucky So & So
3 Slow Freight
4 C Jam Blues
5 Stik With It
6 St.Louis Blues
7 C C Rider
8 Please Send Me Someone To Love
9 After Hours
10 Things Ain't What They Used To Be

こちらで試聴できます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1873236
<R.O.>

編集後記

結婚してから今日で34年の月日が経ちました。毎日楽しく暮らせているので感謝しています。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.649

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com