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NO.574                Ryo Onishi              5/13/2007   

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雑貨屋のひとり言

先週、NPO法人、KGCの理事長をされている柴田さんにお会いしました。彼のプレゼンはとっぱなから「好奇心は生活の中で必要か?」という質問で始まりました。 それだけで私の好奇心をくすぐりました。もちろん私は好奇心なくして愉しい人生はありえないと思いました。雑貨屋の執筆者は100%そうだと思いますが、読者のみなさんも“好奇心”の強い方たちばかりだと思っています。先日、書きました「24時間以内にあった面白いこと・・(一週間以内でもOK)」を紹介してくれる人はいないでしょうか?(R.O.)

郵便料金の値上げ

  私(河合)は5月10日(木)から6月7日(木)までの約4週間、日本へ行きます。
日本滞在中はコンピュータは持参しませんのでE-メールの受発信はできません。この間、何かありましたら下記へご連絡ください。
(1) 5/12(土)、5/16(水)、5/23(水)、5/28(月)から6/6(水)
    ホテル・サンルート浅草、電話:03−3847−1511
(2) 5/18(金)、5/19(土)、5/25(金)、5/26(土)
    ホテル・ルートイン諏訪、電話:0266−53−0500
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 米国内の郵便料金が今年(2007年)5月14日からまた値上げされます。前回の値上げ(第一種郵便1オンスまで¢37から¢39へ)は昨年(2006年)1月でしたので、この料金体系はわずか1年4ヶ月しか維持できなかったことになります。新しい料金は¢41(日本向けは¢84から¢90へ)です。

E-メールの普及は通常郵便に大きな影響を及ぼしているようです。現に私自身も最近はE-メールに頼ることが殆どで、まず手紙は書かなくなりました。我が家へ配達される郵便物も殆どが広告郵便やパンフレットの類です。

それでも日曜・祭日を除く毎日郵便配達人が各家をまわってくれます。郵便配達にかかわるガソリン代、人件費負担もたいへんでしょう。郵政当局の苦労も理解できないわけではありません。

 新郵便料金の¢41が果たして高いのか安いのか議論のあるところでしょうが、これら生活関連料金の度重なる値上げは心理的圧迫要因です。

以前、私はこの雑貨屋ウイークリーに『切手を貼らずに手紙を相手へ配達させる法』として、『差出人の住所・氏名を書くべきところへ 郵便物を届けたい人の住所・氏名を書き込んでおけば、切手の貼ってないこの郵便物は “郵便料金不足” で差出人(本当は届けたい相手)に返されてしまうでしょう』と書きました。

もちろんこれは逆転発想のジョークであり、ありえないことですが、こんな馬鹿げたジョークの一つも言いたくなります。

ところで、今回の米国における郵便料金の値上げにあわせて、「フォーエバー・スタンプ(永遠に通用する切手)」というのを発売することになったそうです。

この切手は今回一枚¢41で購入すると、将来いかに料金が変更になっても、この切手は新料金に対応し、一切追加の切手を貼る必要のないものなのだそうです。即ち、「今後料金ががどのように値上げになっても、追加料金なしで永久に通用する切手」というわけです。ただし、料金に変更があれば、その時点以降に販売される「フォーエバー・スタンプ」の料金は新料金になる仕組みです。

さすが米国の郵政公社で、粋なことを考え出したものです。現行の切手を購入しても次の値上げ時には追加料金切手を貼り足すのは面倒だし、例えば今¢41切手を大量に購入しておけばいつまでも安心していられるわけですから、我々利用者側にとっても便利です。

郵政当局側にしてみても小額(今回は¢2)の差額切手を大量に印刷する手間が省けるだけでなく、利用者が大量購入することによる資金調達が可能になり、金利相当分の収入が見込まれます。決して損なことにはなりません。

「フォーエバー・スタンプ」という発想は既にイギリス、ベルギー、フィンランドなどで前例があるのだそうですが、こういう発想を日本のお役所でもしてみたらいかがでしょうか。
      河合将介( skawai@earthlink.net )

さくらの独り言化粧

化粧品メーカー数社が取得した個人情報の漏洩事件が、最近話題にあがる。いずれも、店頭販売ではなく、インターネット、ファックス、郵便などの通信販売や訪問販売といった販売手法(ビジネスモデル)の会社だ。それらの多くは、個々人の特質にカスタマイズした製品提供や、サンプル無料提供後カスタマー納得を条件にした製品提供などというアプローチが、店頭販売にない付加価値としている。売る側のビジネス効果も、カスタマー側の満足度も、店頭よりも高まるこのビジネスモデル、しかし同時に、双方のリスクも大きいことが今回の個人情報漏洩事件で浮き彫りになる。これらの事件をきっかけに、化粧には、色々なメリットとリスクかあることを考えた、さくらの週末。

ファッション、ブランド物、化粧品、流行ドラマや流行スターなどなど、普通の女性が興味を持つようなことには、とんと関心がないまま生きてきた。外見、例えば、持ち物に自分のお金や時間や気持ちを費やすことに、全く価値を感じなかった。ある意味、女性としては天邪鬼だったのかもしない。中でも化粧は、35歳の時、当時上司からのアドバイスで、いわばビジネス界のマナーとして、強制的に始めたぐらいだ。それまでは、スッピン(化粧なし)のまま、シミ、皺、そばかすや日焼けなど、無頓着に生活した。ところが最近、毎朝鏡を前におめみえする自分の顔が、若い頃の写真とは全く違ってきたことに気がついた。若い頃、お肌管理にお金も時間も使わなかったツケが、この歳になって回ってきたということか。まさに、お肌(顔)のリスク管理を怠った結果だ。そんな時、前述した某化粧品会社のTVコマーシャルなどを観ると、私でもまだ間に合うかなと焦る(色気心がよぎる)。そして、自分の個人情報と引き換えに手に入るお肌の若返りなんて安いものだと錯覚、ここにまた落とし穴ができてしまう。化けることは、恨めしいことだと気づくほうがいい、と私は思っている。

ところで、先日、親友M.Oから化粧に関連する面白い記事を貰った。それは、大林(映画)監督のスピーチの一部だった。「僕たち映画人は、あのスクリーンに人心の喜怒哀楽を描くんです。〜嬉しいな、悲しいな、怒ってるぞ、でも、幸せだなぁ〜。ところが心というものは、いくら目を見開いても、どんな高度な科学技術を用いても見えないものなんです。それを、どうにか映像に出来ないものかと考えてみました。それは、瞳なんですね。映画というと、メイクアップ、お化粧ということをお考えになるでしょうが、瞳だけはメイクアップできません。自分の心がメイクアップするものなんです。昨日どんな本を読んだか、どんな音楽を聴いたか、今誰を恋しているか・・・。そいう心が瞳の輝きをこしらえてくれます。若い新人の女優さんに僕の映画に出てもらう時、決め手となるのは瞳の輝きです。そしてもう一つ。年配のベテランの女優さんを決める時は、“シワ”なんです。シワを消すためにメイクをしたりライトをたいたりするという事もあります。でもぼくは、シワは人の心を映す素晴らしく美しいものだと信じています。例えば、両親の顔に刻まれたシワ。これは子育て日記でしょう。僕たちが生まれてここまで育ってくる間に、心配をしてくださったり、希望を持ってくださったり、一緒に笑ったり泣いたりした心の記憶が残ってシワになった。だから、両親の顔のシワほど美しいものはないんです」(大林映画と女優より)。この記事は、私が独り涙することが多かった日本での生活で増えたのだと気にしていた皺も、喜怒哀楽によって生かされている証だと勇気付けられた。また「さくらさんの笑った瞳が一番いい」と言ってくれる親友M.Oの言葉にも励まされている。

さて、昼食後や退社時刻のオフィスやレストラン等のレディスルーム(洗面所)で、鏡を前に熱心に化粧直しをする女性を見かける。これはどこにでもある、ごく普通の光景だ。ただそこに、何故か私の姿はない。時間がもったいないのと、面倒だという単純な理由なのだ。鏡に並ぶ女性陣に心から感心するのみ。ある日会社の洗面所に並ぶ女性陣に「えらいねぇ、まめだねぇ」と本心から褒めた。同年輩の人から「崩れやすい中年女性の“み・だ・し・な・み”だよ」と当然の返事。グサッ。「おっしゃるとおり」と切り札をきって逃げて大笑い。そんな私だから、今でも化粧が下手、化けることができない性分そのままだ。でもいいや、負け惜しみではないが、瞳はまだまだ崩れていないから、と、自分に言い聞かせて、納得。目のお化粧、マスカラ塗りのテクニックでも皺隠しでもない、大林監督の言う“喜怒哀楽を素直に表現できる瞳”さえ失わなければ・・・っと、呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

週末はもう競馬誌と首っ引き

B面に落研卒の顔を持ち

カルチャーに少うし赤い妻の紅

単純な靴です世辞にもう弾み

似顔絵のなんとお世辞の上手いこと

( ニュースやぶにらみ )

「超黒字に大赤字」
飛んでいる  −トヨタ車
トンネルの中 −日航機

「タバコは3.5年寿命を縮める」
ー喫煙を奨めてるよ
ー社会保険庁だって

「政界引退へ」
藤十郎の恋 女房に戻ります −扇千景

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

森田さんは都合により、月一回の投稿とさせていただきます。ご了承ください。森田さんが都合で、毎週、投稿できないので月一回程度になります。ご了承ください。
その代わりといっては何ですが、宮古島についての紹介をちょっとずつしていきたいと思います。今週はまた書きそびれましたが・・

 

編集後記

金曜日からTSUTAYAの半額キャンペーンが始まりました。このキャンペーンが始まる前にJR沿線の何店かのTSUTAYAに偵察に出かけました。それぞれ特徴がありましたが、ジャズに限って言えば、私のワクワクを満たしてくれるのはTSUTAYA三宮店が一番(尼崎店も十分、楽しませていただきましたが)だと思いました。
ということで今週末もワクワクしながら24のアルバムを借りてしまう結果と相成りました。私の好奇心は止まるところを知らず・・・新しいジャズとの出会いを楽しみにしています。これってオタクなのかな??

≪今週のお奨めジャズ≫
今週は"McCoy Tyner"の"Nights of Ballads & Blues"はいかがでしょう。
落ち着いて聴ける大人のピアノジャズだと思います。

1 Satin Doll 05:40
2 We'll Be Together Again 03:40
3 'Round Midnight 06:23
4 For Heaven's Sake 03:48
5 Star Eyes 05:03
6 Blue Monk 05:22
7 Groove Waltz 05:31
8 Days Of Wine & Roses 03:21


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Zakkaya Weekly No.574

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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