ここ二回にわたってこの欄で「迷惑メール(E‐メール)」について書き、何人かの方から意見と共感のE-メールをいただきました。文明の利器、ハイテク機器もこうしたネガティブな側面がどうしてもついてまわるようです。
尤も「迷惑」だけのうちは“ご愛嬌”で済みますが、これがウイルス付きとなると「迷惑・ご愛嬌」の域を脱し、大被害を蒙ることになるわけで本当に困ったものです。
今回の話題に関連し、ある友人いわく「迷惑E-メールも困ったものだが、迷惑電話・ファックスにも手を焼いているんだよね」
たしかに私も一部同感です。我が家の電話とファックスもこちらの都合に関係なく、私にとって無関係、無関心な受信が最近多くなりました。これらは確かに迷惑です。
迷惑の内容はほゞ全部が商品、ビジネス広告で公序良俗に反するものがないのが E-メールとは違っていると言えるかと思います。
我が家への迷惑電話とファックスについては統計をとっていないので正確には把握していませんが、電話は最低一日6、7回、ファックスは一日2,3枚程度です。
不動産や株式投資案内、旅行案内、各種商品の売り込みなどが中心です。以前は携帯電話のセールスが多いこともありました。
殆どの場合、私はこの種の電話に対しては一言“No interest ,No thank you!”
と断ることにしていますが、相手のトークにこちらもつい乗ってしまい断るタイミングに困る時もあったりし後で反省したりしています。
また、時には居留守を使って Voice
Message(留守番電話)モードにしてみたり――― 尤もこういう時に限って重要な電話だったりして、あわてて受話器をとって「ア!、すいません。今チョット電話機から離れていたものですから」などと狼狽がちに取り繕ったりして・・。
迷惑ファックスについては受信数こそ少ないですが、それでもこんなことに紙とカーボン紙(我が家の機械はロール・カーボン紙使用タイプ)を無駄に使ってしまうのが惜しい気がしています。
我が家も最近はファックスを使用する情報交換は殆どなく、迷惑ファックス受信のために機械を設置しているようなものですからファックス機械を外してしまおうかとも思うのですが、それでも時々私にとって必要な受信もあり、外せずに困っています。
これらの電話とファックスに関しては、発信者サイドの立場に立てばその殆どが正当なビジネス活動であり、立派な営業行為です。その真摯で熱心な態度には時には敬意さえ感じます(中には録音テープを一方的に聞かされる場合もありますが)
これらセールス・トークや情報を受信者側である私が勝手に「迷惑」扱いをすることに多少は申し訳なく思わないでもありません。
電話とファックスの向こう側の皆さん、お仕事本当にご苦労様です。「迷惑・・」などと言ってごめんなさい。
河合将介( skawai@earthlink.net
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