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No.454          Ryo Onishi               1/23/2005   

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雑貨屋のひとり言

キャッシュカードをスキミングして預金を盗み取る犯罪が、だんだん巧妙になってきていますね。被害に遭った人は、預金を引き出そうとして始めて、自分の預金が引き出されていることに気づくわけですから、ショックも大きいですね。
便利な社会は、その裏で、大きな危険もはらんでいることを考えさせられます。人ごとではなく、私たちも自衛策を考えなければいけません。(R.O.)

2005年、大予測  

ロサンゼルスの私たち仲間内の月例勉強会(という名の親睦会?)のひとつに、「JACALの会」があります。この「JACALの会」の新年恒例行事が『今年の大予測』で、毎年私が担当しています。
昨年1月に皆さん宛にも『2004年大予測、参加へのお誘い』というメールを発信し、何人かの方に参加していただきました。(結果は、それぞれの個人のメール・アドレス宛発信しました。ご参加ありがとうございました)
先日、JACALメンバーによる『2004年結果発表』と『2005年予測投票』の会を賑やかに行いました。
今年『 2005年度大予測 』の項目は次の通りとなっています。良かったらこれをお読みの皆さんも今年を予測してみてください。

(1) 日本円・US$の2005年末の値は?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(2) 日本円・ユーロの2005年末の値は?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(3) 2005年末の東証(日経)平均株価は?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(4) 2005年末のニューヨーク・ダウ平均株価は?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(5) 2005年末の日本の公定歩合?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(6) 2005年末発表の11月度日本の完全失業率は?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(7) 2005年末の日本の消費税率は?(最終値の上下5%以内を正解とする)
(8) 2005年末の日本の首相は小泉純一郎氏か?(イエス 又は ノー)
(9) 2005年中に日本の衆議院解散はあるか?(イエス 又は ノー)
(10) 日本の郵政民営化法案は2005年中に衆参両院で可決成立するか?(イエス 又は ノー)
(11) 2005年末、ブッシュ(米)、ブレア(英)、シラク(仏)、プーチン(露)、シュレーダー(独)、胡錦涛(中)の全員が現職にとどまっているか?(イエス 又は ノー)
(12) イラク暫定国民議会選挙は予定通り2005年1月30日に実施されるか?(全国実施でなくともO.K.)(イエス 又は ノー)
(13) 2005年中に日本で外国による比較的大きなテロ攻撃被害はあるか?(イエス 又は ノー)
(14) 2005年中に米国で再び比較的大きなテロ攻撃被害はあるか?(イエス 又は ノー)
(15) 2005年中にオサマ・ビン・ラディンは逮捕又は死亡が確定するか?(イエス 又は ノー)
(16) 2005年中に北朝鮮の金正日は失脚するか?(イエス 又は ノー)
(17) 2005年中に日本は北朝鮮に対し、所謂「経済制裁法」に基づく何らかの経済制裁を実施するか?(イエス 又は ノー)
(18) 2005年度、日本のプロ野球優勝チームは?(セ・リーグ)
(19) 2005年度、日本のプロ野球優勝チームは?(パ・リーグ)
(20) 2005年中に日本は憲法改正のための国民投票法案を成立させるか?
(21) 2005年中に日本は自衛隊のイラクからの撤退を決めるか?
(22) 2005年中に日本の国連常任理事国入りは決まるか?(拒否権付与他の有無を問わない)

【注】(1)、(2)は東京外国為替市場による。
(3)は東京証券取引所上場の日経平均225種の平均値による。
(4)はニューヨーク・ダウ工業30種総合平均値による。 
                                                               河合将介( skawai@earthlink.net

さくらの独り言剣客商売」

大寒を過ぎたこの時期、隅田の川面を吹き抜ける風は、一段と肌寒さを感じさせる。しかし、ほどなく梅の蕾が膨らむ季節となるだろう、かすかにそんなかほりがする。「梅は百花に先がけて咲く気高い花だ」とは、池波正太郎の小説『剣客商売』の主人公・秋山小兵衛の科白(せりふ)だが、気品漂う白梅・紅梅を観賞するのは私も大好きで、奥多摩川の南岸沿いに東西に約4キロにわたる吉野街道・「吉野梅郷」を訪れる機会を今から楽しみにしている。「さくら」の梅観の初春とは、これおかし。

「えっ? さくらさんが『剣客商売』を読んでいるの?」旧知の友なら誰もが驚く私の読書革命。あれほど“時代小説嫌い”だった私に突然変異が起きたのは、昨年晩秋の頃だった。LA在住の井出さんが日本出張の折り、「東京に根をはり生きていくんだから、もっと江戸を知り、そして愛せるようになりたいと思っている」と話した私に紹介してくれた一冊の本、それが『剣客商売』だった。自分の未知の世界であった時代小説に挑むことに、いささか抵抗感はあったが、退屈な通勤電車での読書を開始したのが運のツキ。ページをめくるごとにのめり込むこと時の刻みを忘れるほど。電車通勤片道約20分間が、あっという間に過ぎてしまう。降りるべき駅を乗り越してしまいそうになったことも幾度か。いったいこの本の何に魅せられてしまったのか・・・それは・・・池波正太郎の綿密で確かな時代検証、時は徳川第10代将軍・家治(1760〜1786年)に重用され側用人から老中に出世した田沼意次(1720〜1788年)の、いわゆる“田沼時代”。主人公の秋山小兵衛および小兵衛をとりまく登場人物はすべてフィクションだが、実在の人物・田沼意次とその時代背景を巧みにからませることによって、主要登場人物がまるで実在したかのような錯覚をおぼえるほど正確な時代描写に、まず驚嘆する。勿論、推理小説風なストーリー展開とその結末に演じられる老剣士・秋山小兵衛の名人的剣の舞にハラハラ、ドキドキ、そしてスカッと一件落着。小兵衛の息子・大治郎との親子愛、大治郎と女剣士・佐々木三冬との愛の奇跡が絶妙なタッチで描かれ、読者(私)を飽きさせない。この美人剣士・三冬が、“田沼意次の妾腹の子”という設定だから、意次の登場回数も多い。俗に言われる“悪政田沼”より、小兵衛や大治郎、そして三冬を通して“人間味のある、時代先取の精神に富んだ有能な政治家”として描かれている点が、これまた面白い。

「剣客商売を単なる娯楽時代小説として読むこともいいが、さくらさんのことだから、きっと人間・小兵衛の虜になるよ」と、最初にこの本を紹介してくれた井出さんの言葉通り、全16巻の『剣客商売』をすべて購入、今、その6巻目を読み上げたところだ。この6巻までの中にも看過できない“小兵衛・人間の心得”が数多く見られる。たとえば『清濁の流れの境を泳ぐ』、『世の表裏を知る』、『政事は汚れの中に真実を見出す』、『人間の日常における何気ない行動の中にも、その人その人の人生に抜き差しならぬ意味が含まれているものだ』、「明鏡止水の境地に到達することはむずかしいが、その心境を模索することは楽しいではないか」、『人が人の心をよむことはむずかしい。ましてや天地の摂理を見極めることなぞ、なまなかな人間にはできない。しかし、できないながらも、いつも我が心を慎んでいるだけでも、世の中は鎮まるというものだ』、『天と地の力が見えない糸で我らをあやつっているのかもしれない。それに従うもまたよし』・・・などなど。

このように私の心を虜にしている“小兵衛語録”は、言うまでもなく作者・池波正太郎の人生観そのものであろう。秋山小兵衛の世界を、剣客商売の解説者である常盤新平は、『インチメート(水いらず)で強固なコミュニティ(共同体)であり、池波先生ご自身が、この秋山ファミリーと完全に一体化している』と評している。私も当分は、この秋山コミュニティから解放されそうもない。というより、池波ファンになってしまった今、『剣客商売』のあと、更なる“池波哲学”を求めて『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』そして『春の嵐』へと続くかもしれない。“アンチ時代小説”だった私が、古い年の暮れから新しい年明けに読書革命を起こし、ゴルフ熱中症に加え池波文学にのめり込んでいる酉年、大いに飛ばす(翔ばす)一年でありたい・・・と呟く、さくらの独り言。
kukimi@ff.iij4u.or.jp

川柳 & コント(東京・成近)


( 川 柳 )

酒がまた安請合いをして帰り

実印が怖い約束してしまい

二股をかけてる約束のくしゃみ

二枚目の舌の差当選を決める

きっと来るあの人を待つ花時計

( ニュースやぶにらみ )

「スキミング詐取」
頭のいい奴がいるもんだ −振り込め詐欺

「新一万円札増刷急ぐ」
手が足らなかったら手伝おうか −ニセ札犯

「朝青龍優勝」
相手が弱いので助かるなあ −小泉首相

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

森田さんから

連載  こんな身体で温泉旅行( 7 )
 
 ぼたん雪が横殴りにふってきた。
 テレビのニュースキャスターは、夕方のラッシュ・アワーの様子をデンバー市内から現地中継をしている。車が衝突している場面が映し出される。道路の両側にうずたかく盛られた雪のなかに突っ込んでいる車。明日は一八年ぶりの大雪だという。
 夫は下腹が痛いというし、一刻も早くロサンゼルスに帰らなければと思うが、この大雪ではどうしたものか。それよりも無事に帰れるだろうか。雪のロッキー山脈を越えなければならないことを思うと、私は不安に襲われた。
 もしタイヤが路面をすべったら、谷底にまっさかさま。すると、娘はアメリカで天涯孤独になる。どうして生きていくのだろうか。 
 とりあえず娘のいる大学の寮へ電話をしたが、留守だった。手紙だ、手紙を書こう。ついでに日本の妹に、もしもの時は娘を頼むと書いた。これが最後の手紙になったらどうしようと思う反面、だいじょうぶ絶対に事故は起きないというふたつの心をからみあわせながら……。
 いつだったか。友人からリビング・トラスト(遺言書)を作っておくべきだと忠告された。そのとき夫は、まだ早いと一笑にふした。アメリカでは常識だと友人がいったのにもかかわらず、である。後に残される者のことを考えていない証拠だ。要するに家族に対する思いやりがないのだ。口先ではうまいことをいっているが、結局は自分のことしか考えていないエゴイスト。だが、いまさら腹をたててもはじまらない。
 地図を広げた。
 デンバーからまっすぐ南に下がり、ニューメキシコ州へ出る。サンタ・フェから西へ行きアルバカーキーを通ってアリゾナへ出る。まっすぐカリフォルニヤへと戻っていくのはどうかと夫に提案した。
「バカ、何日かかると思う」と、ひと蹴りだった。
「しかたがないでしょ。わたしがあれほどいったのに、帰ろうって、どうするのよ」
「おまえなぁ、いまごろになってそんなことを言うなよ」
 とはいったが、夫の声に力がない。心細くなったのかもしれない。
「明日、帰ろうか」
 夫は地図に手をのばした
「来た道を引き返すのが一番早いだろうな」
 気持ちが変わらねばいいが……。

 翌朝、五時に目が覚めた。
 カーテンを開け窓の外を見ると、ほの蒼白い雪景色がひろがっていた。早発ちの車が一台、タイヤの線を雪上に刻みこんで走り去った。出発は早いにかぎる。しかし万が一、雪のなかに車が突っ込んで動きがとれなくなった場合を考え、私はおにぎりを作ることにした。食べ物さえあれば、救助がくるまで持ちこたえられるだろう。羽毛フトンもトランクに積み込んである。なんとかなる。
 七時出発。高速道路に入る手前でガス・ステーションへ寄った。ガスを満タンにしてから、スノーチェーンはないかと尋ねると「ない。スノー・タイヤならある」という。
「ロサンゼルスに帰ると必要ないし」
「無駄になってもいいじゃない。わたし、死のドライブはイヤよ」
「なぁーに、大丈夫。すべり止めに砂や塩がまいてある。心配ない」
 それから夫は、自分自身を励ますように、
「うんぷてんぷ」
 と、呟いた。                         つづく

  森田のりえ  noriem@JoiMail.com

成岡流お酒の楽しみ方

 


編集後記

ベトナムで鳥インフルエンザが発生しているようです。去年のようなことにならなければいいですが。
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Zakkaya Weekly No.454

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              tenshu@zakkayanews.com