Zakkaya Weekly No.389
Ryo Onishi 10/26/2003
雑貨屋のひとり言 観光スポット さくらの独り言 川 柳 & コント バックナンバー 成岡流お酒の楽しみ方 教育の方程式 おいしいLA 健康のお話 雑貨屋ホーム ワールドシリーズはマーリンズがヤンキ―ズを破りワールドチャンピオンになりましたが、日本シリーズは阪神タイガースが大手をかけています。福岡で2連敗して苦しくなった阪神が甲子園で信じられない3連勝。勝負ごとは最後まで何が起きるかわかりませんね。雑貨屋を第6試合が終ってから発行するか、その前にするか、悩むところですが早めに発行することにします。さあどうなるでしょう?(R.O.)
あまり 知られていないL.A. 観光スポット(164) カブリヨ国定公園(Cabrillo National Monument, San Diego)
アメリカ西海岸、メキシコ国境に近い大都市サンディエゴ(San Diego)は全米でも6番目に大きな人口を有する大都市であると同時に、風光明媚な港町であり、見どころも多く毎年、国内外から二千万人を遥かに超える観光客が訪れています。
中でも、眼下に港と太平洋、港の向こうにダウンタウンの高層ビル群を一望できる突出した半島の先端にあるポイント・ロマ(Point Loma)のカブリヨ国定公園(Cabrillo National Monument)の高台からの眺望はまさに値千金と言えるでしょう。
ここは、コロンブスが新大陸に到達した1492年からちょうど50年後の1542年9月にスペインの国旗を掲げたポルトガル人探検家カブリヨ(Juan Rodriguez Cabrillo)が欧米人として始めて上陸したところとして知られています。
駐車場のすぐ傍にあるビジター・センターの展望台にはカブリヨの像が立っており、ここからは眼下にサン・ディエゴ港が一望出来、この港を出入りするすべての船舶の通過を見下ろすことが出来ます。
ビジター・センターに隣接するミュージアムにはカブリヨと彼の探検航路、また当時の各種資料、器具・道具など興味ある展示物を見ることが出来ます。さらに隣のオーディトリアム(劇場)では毎日数回、異なるプログラムが組まれ上映されています。
半島の西海岸一帯はタイド・プール(Tide pool)と呼ばれる海洋生物の宝庫で、干潮時には海岸の岩が露出し、係員による説明ツアーもあり、見物客で賑わいます。
半島の更に先端まで行くとポイント・ロマ(Point Loma)の旧灯台(1855年から1891年まで使用)があり、これもまた、必見の史跡といえるでしょう。
この公園内には各所に案内テープを聞かせてくれるポイントがあり、そこでは英、西、葡、仏、独、と同時に日本語での説明テープもあり、また、ビジター・センター売店には日本語のパンフレット、案内書まで用意されています。
サン・ディエゴはまた、米国西海岸最大の海軍と海兵隊の基地でもあり、太平洋艦隊の本部が置かれてるところです。
時には、レジャー・ボートやヨットを操り、平和を満喫している若者達で賑わう同じハーバーの中を、戦うためや訓練のために粛々と進む軍用艦の姿と、それらを見送る肉親たちを見ることもあり、複雑な心境にさせられることもあります。
●住所(ビジターセンター): 1800 Cabrillo Memorial Drive, San Diego, CA 92106
●オープン日(ビジターセンター):毎 日
●時間(ビジターセンター):9:00AM-5:00PM(夏季6:00PM)
(Tide pool は4:30PMまで)
●駐 車 料:$5(乗用車)
●電話(ビジターセンター):(619) 557- 5450
●Web Site :http://www.nps.gov/cabr
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY#405(南)→ Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5 となる。
(2)FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego市へ入り、FWY#8のすぐ手前のRosecrans St.(#209)出口でFWY# 5を降り、Rosecrans St.(#209)を右折(南西へ)。
(3)Rosecrans St.(#209)を約3マイル進み、Canon St.(#209)を再右折(西へ)。
(4)Canon St.(#209) を約1.5マイル進み Catalina Blvd.(#209)を左折(南へ)。
(5)Catalina Blvd.(#209)は途中から Cabrillo Dr.(#209)と名前を替えるが、そのまま南下し道路(#209)の終点が岬の先端付近の駐車場(駐車料は1週間有効で$5)になっている。
(6)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約120マイル、ドライブ約2時間。河合将介(skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「左右」
「右腕(みぎうで)」というコンサルティング会社がある。つい最近まで、私の友人が社長を務めていた。その友人と私の性格やタレントは全く異なるが、企業の右腕として手腕を発揮したいというミッションの響き合いは多い。社長直轄の部署に所属する今の私には、男女一名ずつ、とびきり優秀な部下が居る。彼らに与えられているタレントは、それぞれ全く違う。しかし、その異なるタレントが連結連鎖・反応して、最適化されたチームに形成され、それがパワーとスピードを生み、成果を創出する。この恵まれたサポート環境と現象に、人間の「右脳左脳」を連想している今日この頃だ。
たまたまスイッチを入れたテレビから、とても懐かしい唄が流れていた。小椋桂の「シクラメンのかほり」だった。テレビ嫌いの私が思わずボリュームを上げ、見入ってしまったその番組では、『神田こうじ』(本名)から小椋桂の誕生と今が語られていた。彼の「うた」は、日記という日常生活の中から生まれ、家族や人と連鎖・反応して創出される過程の紹介だった。小椋桂の息子が中学生の時、突然倒れた。脳梗塞だった。右半身が麻痺した。記憶機能が損なわれた。言語機能も失われた。トランプカードのスーツも数字もわからない状態だった。しかし奇跡は「うた」、父親小椋桂が作った唄を、ベッドに横たわる息子に向い合って歌い始めた時、「ことば」を失っていたはずの息子が、最初から最後まで歌いきった。それが、小椋桂の息子の回復基点となり、琵琶職人としての今を生んだ。これは人間の右脳左脳の連鎖による奇跡の軌跡だ。
小椋桂といえば、私たちの世代では周知の人物、独創的な歌詞と曲想で知れたシンガーソングライターである。現在59歳、もうすぐ還暦という。東京大学法学部を卒業後日本勧業銀行(現在の第一勧業銀行)に入り、行員と歌づくりを同時に進めた。そして今から10年前、「見るべきほどのものは見つ」と言って潔く銀行を辞めた。その時彼は、49歳だった。高度成長社会終盤の日本企業と共に生きた一人だった。会社・組織人間として戦いつつ働いたひとりだった。その実体験を通しての芸術表現が、まさしく彼の独特で個性的な異色の「うた」を創った。つまり、ビジネスという社会、しかも経済の中枢となる銀行に生きながら、「人は何のために生きるのか」を芸術として創出した。彼の言葉を借りれば「真理は探求するものではなく、創出するものだ」とあるように、ここにもまた、右脳左脳の連鎖・反応によって創り出されるモノをみる。胃癌摘出後も画期的な活動を続けている小椋桂に、懐かしさよりも創造の「生(命)なる」を感じる。
私たちの生活には、「左右」という対照的な存在、役割、機能、特色、意味、そして効果がある。しかしながら私たちの身体の左右と同様に、左右は全く異なるものではなく、むしろ、連鎖・反応し合うことによって統合・最適化し、時には奇跡的な何かを創出する相互関係にあるのではないかと、私は思う。そんな時、昔ある人が言った言葉を思い出す。「左のてぶくろを右の手にはめると全く違うものみたい。しかし左の手と右の手を重ねると、ひとつになる。これは祈りそのものであり、結婚とは、そんな一生続く祈りではないだろうか」と。右腕だけでなく、左腕もある健康な自分の心身に感謝しつつ、「左右」の融合体に支えら得ている自分の日々に、感謝の祈りを捧げ続けたい・・・と呟く、さくらの独り言。
(sakuratsubomi@earthlink.net)
川 柳 & コント(東京・成近)
( 川 柳 )
震度6に死角だらけの街に住む
江戸前に七つの海のネタが乗り
七癖を偲ぶ夫の一周忌
身の程やっと悟った七転び
花道で越えた七坂振り返る
( ニュースやぶにらみ )
「中曽根、宮沢氏と会談」
お土産に自動肩叩きを持参した ー小泉首相
「自民バトル」
やめて、やめろ、やめぬ、やめた、ぬける
−小泉、石原、中曽根、藤井、宗男、真紀子
「視聴率で不正工作」
気持ちはわかるけどねえ −内閣支持率
(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jp
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm
宝塚にある鉄腕アトムの作者、手塚治虫の記念館を訪ねてみました。手塚治虫が5歳から20年間も宝塚市で過ごしたことを初めて知りました。大昔に雑誌やテレビで鉄腕アトムに夢中になっていたことを思い出しました。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。
http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.389
雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp