Zakkaya Weekly No.324
Ryo Onishi 7/28/2002
暑いですねー。読者のみなさんはいかがお過ごしですか?日中はまるでサウナ風呂の中にいるような暑さです。外でお仕事されている方、ご苦労様です。土曜日の午後、ワイフと大阪の街へ出かけました。デパートや地下街なら涼しいのですが、行ったのは大阪市立美術館と通天閣です。一週間分の汗をかいたような気がします。それにしても最近異常に暑くないですか?暑中お見舞い申し上げます。(R.O.)
あまり 知られていないL.A. 観光スポット(129)ターミナル島「漁師の像」記念碑
ロサンゼルス港の入り口、ターミナル島(Terminal Island)は、港湾関係の会社と貨物船埠頭が並び、コンテナー運搬トラックがあわただしく行き交う、国際海上貨物の拠点のひとつです。
この島の一角の海辺に、鳥居と漁師の像を中心とした「ターミナル・メモリアル」が完成し、7月6日に落成式が行われました。
このターミナル島は100年以上前まではヨーロッパからの移民が漁業に携わっていた漁村でした。1900年代初め頃から日本人移民も加わり、アワビ採りなどをしていましたが、彼ら日本人移民とアメリカ生まれのその子供達によるコミュニティが拡大し、最終的には 3,000人を超える日本人、日系人が定住するようになりました。
彼らは漁師として、また缶詰め工場労働者や商店経営者として豊かに暮らしていました。
1941年(昭和16年)12月7日(アメリカ時間)の日米開戦はこのコミュニティの運命を一変させました。
翌年1942年2月、彼らは48時間以内にターミナル島を退去するよう命じられ、島を追われることになります。
家も財産も二束三文で売ったり、捨てたり、預けたりした日系島民達は最終的には「大統領令9066号(Executive Order 9066)」にもとづく軍司令部の命令により他の日系人同様、殆どの人は全米各地の収容所へ送られることになったのです。
戦時中、この島は海軍基地となったため、島民は戦争終了後も帰る場所をなくし離散してしまう運命をたどります。
ターミナル島「漁師の像」記念碑構想は、島の歴史を後世に残し語り伝えるため、1971年に旧島民有志による「ターミナル島人会」が中心にスタートし、ここでようやく落成させたものです。
2002年7月6日午前の落成式典には関係者多数(「羅府新報」によると、旧島民、在日本国総領事、日系各種団体、ロングビーチ市、港湾関係者など日米から約700人出席)が出席し、太鼓の演奏、お払い、鏡割りまであり、賑々しく行われたとのことです。
私達夫婦は落成式当日の午後現地へ行ってみました。記念碑周辺は既に静かになっていましたが、何人かの旧島民に会い、思い出話を聞かせてもらいました。
ここにはブロンズの「鳥居」と「漁師の像」のほか、当時の写真や資料が埋め込まれた大理石の壁などがあり、この島と日系人の歴史を語ってくれます。
「観光スポット」と言うには重い意味を持つ場所ですが、先人の苦労を偲び、こんな時代もあったことを心に刻むため、一度は訪れたい記念碑です。
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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
- FWY#110(Harbor Freeway)の南終点の一つ手前の出口(Vincent Thomas Bridge/ Terminal Island)を降り、そのまま 0.8マイル、ロサンゼルス港をまたぐ大きな吊橋を渡る。
- 吊り橋を渡ってすぐのFerry St.方面出口の道路へ入り、Ferry St.を左折(南へ)。
- Ferry St. を約1マイル進み、Terminal Way を右折(西へ)。
- Terminal Way を1.3マイル進むと左側に鳥居ろ漁師の像がある。
全行程(FWY#110出口から);約4マイル約10分
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「 一挨一拶 」「おはよう!」は、私のおまじない言葉。エレベーターを23階で降りた瞬間の私の一声、メインロビー受付(会社の玄関:顔)を守る二人への挨拶。私の仕事の一日(プロジェクト先常駐や出張を除く)は、ここから始まる。清々しい最初の挨拶ができた時、それはどんな人にも仕事にも清々しく向かう自分へと創造される瞬間だ。「第一印象が大切だ」とは、よく耳にする。同様に、一日の始まりの挨拶はとても貴重で、しかも不思議なマジックワードだと信じている、さくらの独り言。
オフィスでよく自分が耳にする挨拶言葉を挙げてみた(順不同)。「おはよう!」、「お疲れ様〜」、「行ってきます!」、「ただ今!」、「お帰りなさい!」、「お疲れ様でした!」、「お先に〜」、「また明日!」、「よろしく!」、「有難う」、「ごめんなさい」、「お願いします」、「大丈夫?」、「すみません」等である。朝のオフィスで「おはよう」と言うが、昼や夜になって「こんにちは」とか「こんばんは」と言わないことは、不思議に想う。また、これらの言葉(連記した挨拶言葉)をよく発している先輩、同僚、部下やその他間接部門の人々には、「人、仕事、そして情報」が集まり、明るく活気に満ちて信頼感と連帯感(all ではなくwhole)の存在を観る。逆に、連記した挨拶をこちらからしても全く反応を示さない組織人の場合、いい仕事をしたとか、お客に喜ばれているとは耳にしない。これはコミュニケーションの基本だと、改めて学んでいる。ポジションの上下関係なく「挨拶」が美しく出来る人、その人は、「一緒に」ではなく「共に」という見えない繋がりを創出し、真の「学ぶ組織」人として、自らを生きていると知らされる。
「挨拶」という言葉は、禅問答の「一挨一拶」から発したと聴く。「挨」は「うつ・声を出す・おしのける・押す・開く」という、そして「拶」は「せまる・前へでる」という意味がある。師匠と弟子もしくは弟子同志が、互いに言葉や動作で相手の心を試し、そして互いに言葉や態度で相手の心の中へ入り知り、互いに相手の心身の進歩状態を確認し合うということだ。「一挨一拶、深浅を見んことを要す」(碧巌録)にあるとおり、人と人が押したり押し出されたりしてその心や生き様の深みを見知るということだ。人が朝起きた時、「ああ、また朝か」と想うか「さあ、朝だ」と想うかで、中枢神経から心身に発信される内容が違うという。朝の最初の挨拶をどんな時もどんな人にも、どの様にやっている自分かと自問するのは、健康不健康のバロメーターにもなるだろう。
先日、JRチケット売り場で長く並んだ。インターネットを利用しなかった自分を悔やんだが、イヤハヤ、大切なことを学んだ。JR窓口カウンターで発注(チケット購入・変更)をする人の様々なこと。大きく分けて2タイプ。「あのねぇ、〜なんだがね〜してくれ〜だからね!」や「〜なんだよ、どういうことなのかね」という殿様タイプ。もう1つは「〜をお願いします」や「どうもありがとう」の丁寧語使用タイプ。前者後者のタイプを観察していると、その人の「人」なりが見えてきそうな気さえした。私が今まで師事してきた上司や教授は皆(一人だけを除き)、国籍やポジションに関係なく、「挨拶」の美しい人たちだった。だから人が集まり、また人も育ったのだと想う。また私の親しい友人の多くは、どんな職業や責任の位置(現役時代も退職後も)、「挨拶」、つまり自分から相手にオープンに向かい合おうとする謙虚でしかも大胆な人が多かった。たまには第一印象と180度まるで違う人も居るが、多くの場合その第一印象(最初の挨拶)が後(のち)の関わりの有無を位置付けると云っても過言ではない。一日の最初の「挨拶」、「おはよう!」を清々しく言える「ひと」になりたいものだ、、、っとさくらの独り事。
マキちゃんの健康のお話
蒔田 龍人
officeMAKITA
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川 柳 & コント(東京・成近)
( 川 柳 )
無い袖を振り親馬鹿の泣き笑い
マネキンの着物が妻の袖を引き
見栄を着てみたがやっぱり肩が凝り
蛇口からポタポタ愚痴がこぼれ落ち
階段をギャラリーにして妻の趣味
( ニュースやぶにらみ )
「景気底入れの音」
とぼけの早耳 ー塩爺
「朝青龍大関に」
三国国技館 −両国国技館
「長野知事選に無党派候補5人」
脱党宣言ですか −ダム
(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jp
あっこのおいしいロサンゼルス
レストラン案内
「合利海鮮酒家 Hop Li Seafood Restaurant」――香港シェフの庶民派広東料理
526 Alpine St.Los Angeles CA 90012 Tel 213-680-3939
週7日営業 通常メニュー 日−木 10:30am〜10:00pm 金・土10:30am〜10:30pm
ランチメニュー 月−金 11:00am〜3:00pm
今や中華料理は全米どこでも食べられる料理となった。しかしその中には、あまりにもアメリカナイズされ、その味を変えてしまったものも少なくない。その国になじんだ味もそれはそれでよいが、たまには本格的な本場の味が食べたいものだ。
チャイナタウンへ行けばきっとおいしい中華料理に出会える、そんな期待を裏切らない「合利海鮮酒家」をロサンゼルスのチャイナタウンで見つけた。
出されるのはごくごく当たり前の広東料理。香港の街角にありそうな、気軽に入れるレストランそのもの。4人の香港出身のシェフが作り出す味とその人気は20年以上も変わらない。お客は中国系の人たちはもちろん、日本人、フィリピン系のファンが多いそうだ。
200種類近い料理にスペシャルなども加えたメニュー数は、オーナーのリーさんでさえよくわからないという。それでもメニュー選びに困ったら、いつでも相談に乗るよと、言ってくれる。そんなリーさんのおすすめは、前菜からはクラゲの和え物「涼拌海?」(7.25)。スープはお手頃のものからフカヒレのスープまであり、フカヒレとカニのスープ「紅焼蟹肉翅」(31.50と49.50)は特に日本人好みだとか。
肉類では鶏肉の「金華玉樹鶏」(15.00と28.00)、広東風牛肉「中式炒牛肉」(8.95)、豚肉のスペアリブ「椒?排骨」(7.95)がおすすめ。魚介類ではエビとクルミの「西汁蜜桃蝦球」(11.95)、ホタテの「雪豆帯子」(10.25)、カニの「鼓椒肉蟹」(時価)など。
野菜類も毎日新鮮なものを揃え、今の季節はアスパラガスを使った「清炒蘆筍」(時価)がおいしいとか。炒飯は「福州炒飯」(8.75)、炒麺は「招牌炒麺」(7.25)がおすすめ。
大勢で食べると、いろいろな味が楽しめてお得なのが中華料理の良いところの一つ。おすすめの料理ばかりを選んだコースメニューは随分とお得。値段も10人前で、148ドル、188ドル、258ドル、358ドル(要予約)の4種類がある。月曜から金曜のランチタイムにはランチスペシャル(5.25〜6.95)も用意。
さっか あきこ akikosk@webjapan.com
一口コラム:「今週の時事ジョーク(41)」
☆ 企業モラルの低下
今日の時事ジョークはアメリカの話題について取り上げてみました。
目下、ニューヨーク株式市場の株価はたいへんな低迷状態で、嘗て2万ドルと言われた「ダウ工業株平均」(大手主要銘柄30種平均株価)ですが、昨年から1万ドルすら割り込み、遂に先週末(一昨日)19日には「ダウ工業株平均」の終値は、8,019ドルまで落込んでしまいました。
これはなんと去年の同時多発テロ後に記録した最安値をも下回る低い数字です。
その上、先週末、商務省の発表によるとアメリカの5月の貿易赤字も、単月の赤字額としては過去最大の376億ドルとなり、アメリカ経済は厳しい状況です。
株価低迷の背景にはいろいろな条件が重なり合っている訳ですが、見逃せない要因の一つに、最近次々と発覚している、アメリカ企業と経営者などによる、倫理(モラル)にもとる不祥事の問題があると言えるようですね。
不正経理のエネルギー大手のエンロン、その不正を手助けした大手会計事務所アーサーアンダーセン、巨額粉飾決算発覚の通信大手のワールドコム、薬品製造上のデータ偽造疑惑が浮上の医薬品大手のJ&J(ジョンソン・アンド・ジョンソン)、果ては、日本ですら絶大な人気のカリスマ主婦、マーサ・スチュワートさん迄もが、インサイダー取引(株売却)の疑いで告発される始末です。
これでは一体誰を信用すれば良いのか判らなくなります。
尤も、これら疑惑の殆どはまだ、疑惑の段階であり、罪が決まった訳ではありませんが、でも、少なくともアメリカもバブル以降、モラルが低下していることだけは確かなようです。
――― さて、これからがジョークです。
今、アメリカは企業、経営者などのモラルの低下が問題になっています。
これら不正に対し、断固立ち上がったアメリカ消費者団体が、これら不正、または疑惑のある企業などの名前を次のように変えて呼ぶことにしました。
- 巨額粉飾決算で倒産寸前の会社「ワールドコム」 ⇒ 「ワールドオチコム(落込む)」
- 不正を見抜けなかった「アーサーアンダーセン」 ⇒ 「アーア・ナンニモセン(何もせん)」
- この人まで不正とは、と言われた「マーサ・スチュアートさん」 ⇒ 「マサカ・スチュアートさん」
そして、
- 落込む一方の、大手主要銘柄30種平均、即ち、「ダウ工業株平均」⇒ 「ダウン工業平均」
企業や経営者の不正行為は万国共通なのだと言うことなのでしょうかね。バブル期ならば、かなりおかしな数字があっても隠せてしまう。企業が成長を続けている限り、その数字を細かく追及する投資家はまずいない。ごまかしの手口が明らかになり、責任追及が始まるのは、下降線をたどっているときだ。従って、バブルがはじけた後には、こう言った不正行為は必ず出てくるようですね。
【注】(1)長距離通信大手のワールドコムが過去5四半期にわたって38億5000万ドル(約4兆円)の粉飾決算を行っていたと発表した。同社は1万7000人をレイオフする予定で、破産の危機に直面しています。
(2)また、アメリカ証券大手のソロモン・スミス・バーニーが、ワールドコムの前経営者らに、値上がり確実な新規公開株を特別に割り当てていたことが発覚、「アメリカ版、リクルート事件」に発展する可能性もあるようです
羅府の庄助 ( skawai@earthlink.net )
ブリティッシュオープン、丸山選手の健闘はすばらしかったですね。シニアオープンの方も須貝選手がトップですね。期待が膨らみますね。
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Zakkaya Weekly No.324
雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp