Zakkaya Weekly No.312
Ryo Onishi 5/5/2002
ゴールデンウィークはいかがでしたか?私は予想通りというかいつものようにあっという間に過ぎてしまいました。最近、テレビでダイエット器具のコマーシャルを良く見ます。アメリカにいるときよく見ましたが、日本でもポピュラーですね。お腹にあてるだけで贅肉がとれるというふれこみの製品ですが、ある週刊誌によれば効果がないとか体に障害がでているとか書かれています。食べ過ぎと運動不足でついた贅肉を落とそうとダイエットしているわけですから、よく考えると人間は無駄なことをしていますね。それを運動もしないで器具で痩せようというのですからズボラというかなんというか、何か問題があっても不思議ではないと思います。筋肉マンになる必要はありませんが無駄な脂肪だけは減らしたいですね。せめて散歩くらいはしようっと。(R.O.)あまり 知られていないL.A. 観光スポット(121)Jurupa Mountains Cultural Centerリバーサイド・カウンティのJurupa 山地の麓に広がる“Jurupa Mountains Cultural Center”は 104エーカーの広さを持つユニークな施設です。ここはその昔、アメリカ原住民の交易路があったところでした。
この“Cultural Center”は 1964年に設立された非営利教育機関であり、学校の児童や一般の人々を対象に、自然および科学に関する興味を引き起こしてくれる各種のプログラムを揃えています。
駐車場のすぐ前にオフィスと展示場、ギフトショップを兼ねた広い建物があり、ここには化石、鉱石、貴石、さらに自然科学に関する教材などが用意され展示、又は販売しています。
また、この建物とは別にもう一つ、ミュージアムの建物があり、世界中からの岩、鉱物および化石や貝の標本、特別の展覧品として採鉱道具などが説明付で展示されています。
このセンターは火曜日から土曜日までオープンしていますが、私達一般のビジターが訪れるのは土曜日がお勧めです。土曜日には一般者向けのプログラムが用意されているからです。
例えば、
- 恐竜サイトでの鉱物標本採集(午前9時、と午後1時30分発)
- 化石標本配布(午前10時30分)
などです。
ほとんど岩肌だけのJurupa 山地を背にした“恐竜サイト”には実物大の恐竜が、数頭設置され、独特の雰囲気をかもし出しています。ただし、この“恐竜サイト”は土曜日のツアー参加者のみ行くことが出来るところですので、ご注意下さい。
***********************
- 住 所 : 7621 Granite Hill Drive, Riverside, California 92509
- オープン:火曜日 ? 土曜日(日曜日、月曜日、及び祝日は休み)
- 時 間 : 8:00AMより4:30PM
- 入場料 : 無 料(ただし、ミュージアムは任意の寄付$2/人くらい望まれる)
- 特別ツアー料金: $5(一人)
- 電 話 : (909) 685- 5818
- Web Site:http://www.the-jmcc.org/
***********************
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
- FWY#91を東へ。リバーサイド・カウンティに入ってFWY#15を北へ。
- FWY#15を北上し、次のFWY#60を東へ入ってから約5マイル進み、Pyrite St.出口でFWY を降りる。
- FWY を降りたらPyrite St..を左折(北へ)、今来たFWY#60の下をくぐってすぐのGranite Hill Dr.を右折(東へ)。
- Granite Hill Dr.をFWY#60を右に見ながら約1マイル進むと、道路沿いの左側に目的の Cultural Center のゲートがある。
全行程 ;(Torrance方面からの場合)約65マイル、ドライブ約1時間15分。
河合将介( skawai@earthlink.net )
生きる力 西尾 誠一郎
文部大臣の諮問機関である中央教育審議会(中教審)は、「生きる力」という考え方を提言しています。 2002年の実施の学習指導要領はこの答申を受けて作成されました。「生きる力」とは
- 自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力
- 自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性と、たくましく生きるための健康・体力
です。これを受けて作成された学習指導要領の柱は
- 学校は完全週5日制(週休2日制)に
- 学習内容を現行から3割削減
- 「総合的な学習の時間」を新設
つまり「生きる力」をはぐくむには、子供たちにゆとりが必要だから、週5日にして学習内容をやさしくしようと言うわけです。
1970年代のアメリカでは、国際的な経済競争力の低下、失業率の増加、青少年の学力低下や犯罪増加に対して、危機に立つ国家を救うのは教育しかないと教育改革に乗り出しました。 しかし、それは今の日本のそれとは逆に、基礎学力を重視し、その時間数を増やすというものでした。
私達は、この「生きる力」の一番目の定義にある能力を支えるものこそが、高い基礎学力であるという確信を抱いています。 私達が考える「高い基礎学力」とは、主に読解力・数学的分析力・論理的な思考力の3つの力を総合したものです。
- 読解力とは、日本語や英語などの言葉で表された情報から読み取る力…国語や英語の学習で磨かれる力
- 数学的分析力とは、数字や数式で表された情報から読み取る力…数学の学習で磨かれる力
- 論理的な思考力とは、読み取った内容を関係づけ、組み合わせ、仮説や解決策を論理的に導き出していく力…数学や国語の学習で磨かれる力
IT革命が実現する情報化社会になると、パソコンなどの機械の操作に習熟すれば地道な学習など必要ないと考える人もいるかもしれません。 しかし、コンピューターやインターネットといった道具が発達するからこそ、それを使いこなせるための「高い基礎学力」と、それを身につけるための地道な学習が必要であり、ますますその重要性も増していくのです。 大量の情報の中から、必要な情報を自分で選んですばやく見つけ、その内容を読み取り、価値を判断した上で取捨選択をし活用していく…こういった能力が必要となっていきます。
また、従来ではとても不可能だった、個人が全世界に向けて自分の考えを発信するということも、インターネットの出現で可能になりました。 工業化社会を「組織の時代」だとすると情報化社会とはまさに「個人の時代」だといえます。 こんな時代だからこそ、情報も一人ひとりが主人公になる「個人別学習」が主流になっていかなければならないと考えています。
次回、高い基礎学力が生きる力にどうつながっていくのか説明しましょう。
公文教育研究会の「生きる力」より
さくらの独り言 「 木漏れ陽の癒 」
春の雨は強い偏西風の影響を受けることが多いためか、少しだけ冷たく感じ、季節が後退したのかと案じてしまう。しかしその雨が恵みの雫だと知るのは翌日、新緑のかほりがそっと語ってくれる。セワシイ都会の街路樹も、今ここ日本では緑も深き若葉の里、輪廻を想わせる自然の新生の力を感じ取ることができる。弊社入居したビルは「働く以外に魅力の無かった街に『新しい時(とき)』と「やさしさ」に触れていただけるように」とアピールする。5月2日(木)、弊社横のベンチに木漏れ陽を創ってくれた若木の下で、久しぶりに友人との憩いを楽しみ、心身癒されたさくらである。
「ランチは早目か遅めにしかも駆け足、駆け足できなきゃ机でおにぎり片手に奮闘」がさくらのランチタイム。時々お客様や友人と出掛ける位で、定番はない。稀に「おい、ランチでも食うか?」と通り向かいの玉三郎から突然の誘い、弊社ビル地下で徒歩調ランチ。それでも半年に1度位はゆっくりおサボリランチ、豪華昼食と散歩(本屋かどこかのベンチで日向ぼっこ)を兼ねることにしている。5月2日、「暴言友人」とのそれは、始めは「ムカツク憎まれ口大会」だったが、新生のかほりと豊かなベンチで彼の話を聴きながら、静かな木漏れ陽の癒しを受けた。あたかも「じゃあ、またね」と昨日別れてまた今日会ったかの様な不思議な想いで、半年も会えなかった時の隔たりが嘘の様だった。緑色植物の光合成明反応の影響かもしれない。
「暴言友人」と呼ぶこの人生の先輩は、雑貨屋#278,#283のさくらの独り言にも登場する私の社外メンターM.Oさんだ。彼から褒めの言葉を頂戴したことはあまりなく、いつも「お前は人を見る目がない」、「まったく馬鹿じゃないのかね、馬鹿だよ」、「全く不可解な宇宙人だ、早くアメリカへ帰れ!」と叱られることから会話は始まる。褒めて貰えたのは、元気に豪華ランチを食べ上げた時だけ。でもいつも別れ際には別れがたくさせる「響き」と「癒し」を持っている人である。彼からこの数日教えられたことを列記してみる。M.O氏曰く「明日、きっといいことがある 生きる勇気と知恵を与えてくれる84の物語から:@自分を忘れることによって、本当の自分を見つけられる、A奇跡を信じない者に、奇跡は決して起こらない、Bこうなりたいと思ったあなたになれる、C幸せは追えば追うほど、かえって遠くなる、Dあなたを必要としている人が、どこかにきっと居る、E自分を信じよう、たとえ他人がなんと言おうと、F過去の夢を捨てたとき、新しい未来がひらける、G不安や恐怖は、私たちの心が産みだす、H惨めな人間とは失敗した者ではなく、失敗を恐れて何もしなかった者だ、I運命は偶然の賜物ではなく、みずからが作りだすもの、Jユーモアはときに、人生のスパイスとなる」。「運命を変える9つの思考習慣から: @積極心(上昇の思考―夢や願望をもつ)、A可能の思考―絶対できるという確信をもつ、B行動の思考―前向きに挑戦する、C楽天心(楽観の思考―なにごとも肯定的に考える)、D自愛の思考―自分を大切にする、E快生の思考―快感を生み出す、F愛他心(尊重の思考―人を大切にする) 、G喜与の思考―人に喜びを与える、 H貢献の思考―人を助け、奉仕する」。だそうだが、私は彼のアドバイスの何一つも理解・実行できておらず、馬に念仏とはこんなことかもしれないと反省した、木漏れ陽の中のさくらだった。
例年より数週間も早く開花した桜の木は、ひと月前から葉桜となった。隅田川沿いの桜並木も同様だ。葉桜の下を歩くと、満潮期前後の隅田川が運ぶ潮風に揺れながら、美しい木漏れ陽が癒しの昼下がりを創出してくれる。深夜は電灯が昼間とは違う木漏れ灯を作り、光合成暗反応のためか、開花期よりも一層深い桜のかほりを放つ。思わず立ち止まり深呼吸した。なんと、桜餅を食べた気分になる。そして葉桜の隙間から見える暗黒に輝く小ぃーさな星をみつけ呟いた。あぁ昼は友人と共に夜は独りで「木漏れ陽の癒し」を受け、「生きている」ことを静かに実感できた一日だった、と、小さな幸せを歓ぶさくらの独り言。
マキちゃんの健康のお話−下らなくないお話し。−
皆様、310号以来のご無沙汰でございます。
前回のお話しの続きなんですがーっ、忘れちゃったかなぁ..。
前回『下痢』のお話しだったんですが、今回はその続き..じゃぁどうやって『下痢』を改善予防するのー?ってやつ..。
まず、前回でもお話しした通り、『下痢』は基本的には、いわゆるひとつの防衛反応のですから、腸内に居る悪者を早く体外に出しちゃおうという現れなので、自然に『下痢』が治まるような条件を整えることが大切。
まず腸内細菌の性状を整える。
腸内で異常発酵をおこす肉、牛乳、卵、白米、白砂糖をやめましょーっ!
そのかわりぃー、健康な腸内細菌の繁殖を促す酵素、納豆、純粋の味噌を積極的に摂るといいんですねぇ〜。
つぎにぃ、血液をきれいにしましょうー。
これが、腸炎などの炎症を退治する決め手となるんです。
これは、玄米、菜食、自然海塩を摂るのが一番。
あとはストレス解消!
食生活を制限しすぎてストレス溜めるのは良くないので、ホドホドに..。
添加物を避けて、冷たいものを多食せず、過食にならないように良く噛んで食べる事によって、『下痢よさらば、さらば下痢..アディオス..』っとなるのでーす。
先日、大西さんのご厚意で雑貨屋でも広告させていただいた、カバゴン先生こと阿部進氏が訪米され、ご自分で糖尿病を治した経験からの健康法の講演会を、リトル東京で行ないました。
お蔭様で予定の倍以上の参加人数となり、立ち見まで出る程の大盛況でした。
大変オモシロイお話しで大笑いしましたが、私達にはお塩(自然海塩)がいかに身体に大切かが分かりました。
今度、調子にのって6月15日(土)にトーレンスで又やろうという事になったので、ご都合よろしかったら皆さん、是非いらしてみてください。お話し、楽しいですよ〜。
次回はカバゴン先生の健康法のお話しをチョットしてみたいと思っています。(覚えていたらね..)
蒔田 龍人
office MAKITA
mail@makita1.com
www.makita1.com
www.officemakita.com
川 柳 & コント(東京・成近)
( 川 柳 )
真実一路不器用を笑われる
気がつけば父の頑固をそのまんま
期待背にして穴馬のまま終り
若者のリズムに老いの不整脈
茫々と老虎千里を駆けた夢
( ニュースやぶにらみ )
「国会ゴッコ」
足の引っ張りっこだよ − こども
「夫婦別姓法案見送り」
小泉・田中なんて無理です − 国会
「失業率」
押し上げちゃった − 辻元清美、加藤紘一、井上裕
(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpあっこのおいしいロサンゼルス
「Cafe Hiro」――心地よい雰囲気のカフェレストラン
10509 Valley View St. Cypress CA 90630 Tel 714-527-6090
火−日 ランチ11:00AM~3:00PM ディナー 5:00PM〜10:00PM 月曜休み
天井いっぱいに広がる青空、壁には店のシンボルの大きな太陽、そして手書きのメニュー。最初に目に付くのはユニークなものばかり。すっきりした中にも手作りの暖かさを感じさせてくれる内装と日本語とアルファベットがまるで太陽と踊っているようなメニュー。どちらも印象的で楽しい。
そんな楽しい店作りをしている「Cafe Hiro」は今年3月、サイプレスにオープンしたばかり。腕を振るうのはオーナーシェフのヒロさん。初めての自分の店とあって、試行錯誤しながらも、心のこもった味とサービスを提供している。そんな彼を支えるスタッフの応対振りもとても気持ちよい。モットーは「おいしい、楽しい、安い」。
ヒロさんおすすめのメニューは、いずれもどこかに和の味が感じられる。前菜の「北京豚」(5.00)は角煮を北京ダック風に食べる。「クラブケーキ」(4.00)はカニクリームコロッケ。アントレの「オッソブーコ」(13.00)は神戸牛の煮込み。ドミグラスソースかポン酢で食べる「ハンバーグステーキ」(10.00)、「スズキときのこのリゾット」(13.00)などもおすすめの人気メニュー。
前菜、アントレももちろんおいしいが、パスタとカレーもかなりおいしい。パスタでは「雲丹(ウニ)」(8.00)がおすすめ。トロリとしたウニがしっかりと絡んだスパゲティーでウニが好きな人には応えられない味。もう一つの人気「めんたいこ」(8.00)は辛さもちょうど良い味。野菜と果実をじっくり煮込んだカレーは10種類(8.00〜12.00)。辛さはホット、ミディアム、マイルドがあり、ライスかパスタが選べる。
「ランチセット」(6.95)もあるが、近辺はオフィスビルが多く、ランチタイムにお客が集中してしまう。そこで、少し時間をずらせてゆっくり食事をして欲しいと用意したのが、午後1時からの「アフタヌーンランチ」。サラダかスープ、前菜、メインはパスタ、リゾット、肉、魚から一品、デザート、コヒーか紅茶で15ドル。
今後は夜のお客さんも増やしていきたいと、ディナーコースも用意。1人前24ドルでサラダ、前菜、スープ、パスタかリゾット、アントレ、デザートの6種類とお得。デザートも全て自家製。
今後もどんなメニュー作りをしていくか楽しみである。
さっか あきこ akikosk@webjapan.com
一口コラム
『 漢 字 の 感 じ 』
先々週の「Zakkaya Weekly #310」掲載『さくらの独り言』の書き出しは『「三人の日」と書いて「春」と読む。漢字とは本当によく出来ているものだ・・』とあります。私も同感です。
4月21日、当地ロサンゼルスで日本映画『ひっとべ』が上映され、私も日米劇場へ行き観てきました。老人問題を明るく取り上げた映画で鹿児島出身の落語家、三遊亭歌乃介さんの落語には笑いました。
この映画の中の落語でも、「“天”という字は“二人”と分解できる。二人で寄り添い生きることが“天国”なのだ」、「“夫”は“天”よりも偉い、なぜなら“夫”という字は“天”の上に突き出ている」などと語り、聴衆を笑わせるシーンがありました。
そう言えば“儲ける”という字は“信”と“者”に分解できます。“信用される者”になることが儲けるための必要条件なのでしょうね。
連休中にもかかわらず記事を送ってくださった投稿者の皆様に感謝します。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧になれます。
http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.312
雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp