Zakkaya Weekly No.294

Ryo Onishi             12/31/2001

雑貨屋のひとり言

時事ジョーク小話、年間総集編

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

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一口コラム

あっこのおいしいロサンゼルス

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ことしも365日経ち一年が過ぎようとしています。すべての人に平等に与えられている時間ですが、短く感じた人もいれば長く感じた人もいるでしょうね。皆さんはいかがでしたか?納得できる一年だったでしょうか?

雑貨屋は投稿者の熱意とご努力、そして読者の暖かいご支援のお陰で、今年も一週も欠かさず雑貨屋ニュースレターを発行でき、とてもうれしく思います。皆様に暑く感謝申し上げます。来年二月には記念すべき300号を迎えることになります。(信じられないですね。)

来年も雑貨屋をどうぞごひいきにお願いします。皆様、良いお年をお迎えください。(R.O.)

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時事ジョーク小話、年間総集編

 以下は、今年、私がラジオ放送で喋った『時事ジョーク』のうち、12話(毎月一つ)を抜粋した『2001年、総集編』です。このうち、いくつかは兄(東京・成近)が創ったコントの“焼き直し”なので、実際は「成近、庄助」合作コントです。 今年もいろいろありました。皆さん、良いお年をお迎えください。

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☆ 2001年 1月(アメリカ大統領交代)

 1月20日、アメリカはクリントン大統領にかわって、ジョージ・W・ブッシュ氏が第43代大統領に就任しました。

 引退に先だって行われた、クリントン大統領最後の記者会見で、日本の記者が質問しました。

*記者「大統領閣下、あなたの8年間の在任中、一番多くお会いになった外国の指導者は誰でしたか?」

*クリントン大統領「それは、もちろん貴国日本の“ Prime minister(首相)”ですよ。だって、私の8年間の在任中、貴国の“Prime minister”は7人もいましたね。そして、交代のたびに挨拶に来たのだから・・」 

 【参考】:クリントン政権時代の日本の首相は次の通りです。

  宮沢喜一(’91.11から)、細川護熙(’93.8から)、羽田孜(’94.4から)、村山富市(’94.4から)、橋本龍太郎(’96.1から)、小渕恵三(’98.7から)、森 喜朗(’00.4から)

***********************☆ 2001年 2月(反町隆史さんと松嶋菜々子さんが結婚)

 かねてから噂のあった、日本の超人気俳優の反町隆史さん(27)と松嶋菜々子さん(27)が2月21日)東京都内の区役所に婚姻届を出し、正式に入籍したとの記者会見がありました。

 ――― そこでこんなジョークを創ってみました ―――

1.松嶋奈々子さんを取られ、歎き悲しんでいる彼女の男性ファンに反町さんが言いました。

 「アイ・アム・ソーリー・マッチ(反町)」

2.芸能記者から、これからの結婚生活への心構えを聞かれた、松嶋奈々子さんは答えました。

 「私、松嶋奈々子はどんな困難に直面しても、反町さんと二人で手を取り合って、“七転び(奈々子ろび)八起き”の覚悟で頑張ります!」

***********************

☆ 2001年3月( 森首相、事実上の退陣表明)

 日本では、森首相が遂に事実上の退陣表明をしました。森首相は、昨年突然倒れた故小渕前首相の後継者として、昨年4月に日本国第 85代目(55人目)の内閣総理大臣に就任しましたが、失言の連続他で内外の信頼を損ない、加えて、ひと月前の「えひめ丸事故」の対応でつまずき、ゴルフ会員権問題が発覚、内閣支持率が急落、株価の下落が追い打ちをかけるなど、あっという間に坂道を転げ落ちた感じでした。

 ――― これからがジョークです ―――

「えひめ丸沈没事故」から1カ月。あの時、ゴルフ場からまっすぐ駆けつけなかった判断の誤りがこんな結果になるとは思いもよらなかった森さんは、思わず呟(つぶや)きました。

「ゴルフのおかげで、すべてが『パー』だ!」

 更に、森さんは言葉を続けて言いました。

「もはや、私にとって世は世紀末だ!」(世紀はまだ始まったばかりですヨ!)

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☆ 2001年4月(小泉新内閣発足)

 日本では小泉純一郎さんが総理大臣に就任し、いよいよ小泉新内閣が発足しました。日本国民は小泉さんなら何か新しい事をやってくれ、停滞した日本を元気にしてくれるだろうと期待が大きいようです。ぜひ、未来に希望がもてる日本にしてもらいたいですね。

 ――― これからがジョークです ―――

(1)先の総裁選挙で小泉純一郎さんが地方党員の圧倒的支持を得て、第 20代の自民党総裁に選ばれました。そうしたら海の向うアメリカからこんな声が聞こえてきました。

   ―― 「小泉さんの勝因は彼の名前が良かったからさ、僕の名前にあやかったナ」―― そんな事を言っているのは誰だと思ったら、大リーグ、シアトル・マリナーズの“イチロー選手”でした。

(2)野党民主党のトウシュ(党首)である鳩山由紀夫さんは言いました。「イチロウ選手の弱点は内角低めだ。純一郎に対しても“内角(内閣)攻め”で行こう」

(3)小泉首相は組閣にあたり、公約通り「派閥順送り」をやめ、首相主導で若手や政策通、民間人、それに総裁選の功労者等を抜てき、更に初の女性外務大臣を含む戦後最多の5女性閣僚の登用など「小泉カラー」の強い内閣を作りました。

  注目の田中真紀子外務大臣が父親ゆずりのダミ声でおっしゃいました「日本の外交は私にお任せなさい、私、田中が世界中を“巻きこ(真紀子)んで”頑張ります!」

(4)若手大臣の筆頭は、行政改革担当大臣の石原伸晃(のぶてる)さんで44歳です。彼のお父さんは石原慎太郎東京都知事、叔父さんは故、石原裕次郎さんです。

  石原新大臣に新聞記者が聞きました。「あなたの叔父さんである、裕次郎さんは天国であなたの出世を何と言って祝福しているでしょうかネ?」

  そしたら、石原大臣は答えました。「叔父の裕次郎は天国できっとこう言っていると思います ―― ♪ 俺はまってたぜェ ♪」

(5)今回の組閣は派閥にとらわれない人事と言うことで、各派閥の領袖(親分)からの小泉さんへの風当たりは大変だったようです。

   派閥の親分から強力な文句(クレーム)が出るたびに、小泉新総理は言いました。

  ―― 「アイ・アム・ソーリ!」

(6)小泉流の異例の人事に対し、日本国民は言いました。―― 「派閥を切り捨て“派切れ(歯切れ)がいい”ゾ!」

(7)小泉新総理は早速、アメリカのブッシュ大統領に電話をかけ、就任の挨拶をしました。

  アメリカ大統領は小泉さんに対し、総理大臣就任を祝福し、こう言いました。 

  ―――「荒地のブッシュに小さな泉(小泉)が涌き出したとは、うれしい事です」

(8)小泉内閣の発足を受けて、読売新聞社が 4月27、28の両日に実施した緊急全国世論調査(電話方式)によると、同内閣の支持率は87%に達したそうです。

   87% という高支持率を得た新内閣に対し、野党の幹部は苦い顔で言いました。――「支持率 87% とは“ヤーナ(87)感じ”」

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☆ 2001年5月

 今回成立した小泉内閣の閣僚(大臣)の皆さんは、英語が堪能な方が多いんだそうです。例えば、

*小泉総理大臣:慶応義塾大学経済学部卒業(その後ロンドン大学留学)

*遠山文部科学大臣: 元トルコ大使

*川口環境大臣: 元ワシントン駐在公使

*福田内閣官房長官: 元ワシントン駐在(石油会社)

*村井防災担当大臣: 元オーストラリア大使館参事官。

*尾身科学技術政策担当大臣: 元ニューヨーク総領事館領事

*柳沢金融担当大臣: 元ニューヨーク駐在領事

*竹中経済財政政策担当大臣: 慶応大学教授(ハーバード大学客員准教授として、アメリカで教鞭をとっていた)

*石原行政改革担当大臣: ニューヨーク・エルマイラ大学に留学

*森山法務大臣: 英語の著書あり

*田中外務大臣: アメリカ留学

 ――― さて、これからがジョークです ―――

 変人・小泉首相の思い付きで、今後は大臣同志も皆が一心同体で親密に付き合うため、アメリカ風に“ファースト・ネームのニックネーム”で呼び合う事になりました。

  例えば、小泉首相:Jun(純一郎)、田中真紀子外務大臣:Kiko、森山法務大臣:Mayumi(真弓)、扇千景国土交通大臣:Chika、石原行政改革担当大臣:Nobu (のぶてる)、福田内閣官房長官:Yasu(康夫)・・と言った具合です。

 そうしたら、ある時、閣議の最中に、「ヘーイ!」 とあまり上品でない言葉で呼びかけられた大臣がいました。――― さあ、それは誰だったでしょう?――― それは、経済財政担当大臣の竹中平蔵さんでした(“へいぞう”だから“Hei”になったという訳なんです)

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☆ 2001年6月( ニッサン自動車、再建なる)

 日本のニッサン自動車再建のため、フランスのルノー社から送りこまれてきたカルロス・ゴーンさんの指揮のもと、同社は過去最悪だった昨年の赤字決算を、たった一年で過去最高の経常利益(今年3月期、3,311億円)にしました。

 このゴーンさんは、ニッサンの実質トップに就任してから徹底した“大リストラ”を断行したのだそうです。まさにゴーンさんはリストラ断行の“コスト・カッター”であった、と同時に“ニッサンの救世主”だったと言えるでしょう。

 ――― さて、これからがジョークです ―――

 カルロス・ゴーンさんによる徹底したリストラと合理化によって、経営が立ち直った日本のニッサン自動車はこの度、新しい乗用車を発表しました。その新車の名前は何と名付けられたでしょう?

 新車の名前は ――― 『ニッサン・リストラ』

 【注】尤も、ニッサンの再建は、本当はただ単に従業員を削減しただけの所謂「リストラ」ではなく、ゴーン社長の下、ニッサンの全社員が一丸となって頑張ったことが最大の要因であり、この点はゴーン社長と、ニッサン社員の名誉のため、申し添えます。

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☆ 2001年7月(2008年夏季五輪は北京に決定)

2004年のアテネに続く、2008年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会は先週末13日夜(日本時間同日深夜)、モスクワで開催され、名乗りをあげていた、北京、パリ、トロント(カナダ)、イスタンブール(トルコ)、それに日本の大阪の5都市について、オリンピック委員による投票が行われ、その結果、中国の北京に決まりました。

わが日本の大阪市は1回目の投票で5都市の最下位の得票しか集められず、落選してしまいました。

  ――― さて、これからがジョークです ―――

(1) 念願の2008年オリンピック開催都市に決まった北京市民は大変な熱狂ぶりで、大喜びです。

  北京市民は家庭や酒場で杯を酌み交わし、「乾杯(カンペーイ)、乾杯!!」と大騒ぎをしました。

  一方、我が日本の大阪市民は、家庭や酒場で杯を酌み交わし、力なく言いました。―― "カンパーイ(完敗)”

(2) 大阪市も 2008年オリンピック開催のため、市と市民が大変な努力をして頑張ったのですが、結果として、候補都市として名乗りをあげた 5都市中、得票数は最下位で、敗退しました。

  ところが、大阪の人々は最下位で敗退しても、以外とショックは感じていないようでした。

  何故かと思って、大阪出身の私の友人に理由を聞いてみたら、彼は言いました。

――― 「だって、我々は熱烈な"阪神タイガース・ファン"ですからネ。最下位は慣れてます!!」

(大阪市の皆さん、阪神タイガース・ファンの皆さん、ゴメンナサーイ!)

***********************☆ 2001年8月(小泉首相、靖国神社を前倒し参拝)

 小泉首相は当初、終戦記念日の15日に靖国神社を参拝すると国民と国会で明言していたのですが、日本国内だけでなく、中国や韓国などからの反発が厳しく、結局、小泉首相は15日の終戦記念日ではなく、2日前の13日夕方、靖国神社を参拝しました。

「15日に参拝いたします」と明言していた方針を変えざるを得なくなり、小泉首相にとってはまさに苦汁の選択を迫られたことになりました。

 ――― さて、これからがジョークです ―――

 今回の靖国神社参拝問題では、結局一度明言した15日参拝を13日に前倒しせざるをえず、まさに苦しい選択のもとで小泉首相は靖国神社を参拝しました。

参拝を終えた小泉首相に記者団が「靖国参拝」の感想を聞きました。

 *記者団「総理、靖国神社は如何でしたか?」

 それに対し、小泉総理はただ一言答えました。―― 「参ったネ!」

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☆ 2001年9月(サンフランシスコ講和調印50周年)

 9月8日は、日本がアメリカ、イギリスなど連合国48カ国と、所謂「サンフランシスコ講和条約」(正式には“Treaty of Peace with Japan”ですから対日平和条約)に調印してから満50周年の記念日でした。(発効は翌年4月)

 この「対日平和条約」、及び同じ日に締結された「日米安全保障条約」がその後の日本の進路を決定付け、今日の日本の基礎になっていることは、皆さんご存知の通りです。

 50年前の条約調印の舞台となったサンフランシスコ市内のオペラハウスで、田中真紀子外相、パウエル米国務長官らが出席して記念式典も開かれました。

 この式典の中の演説で、田中外相は日本の戦争責任に触れ、「元捕虜を含む多くの人々の間にいやしがたい傷跡を残しています。痛切な反省の意と心からのおわびの気持ちを再確認いたします」と謝罪しました。 

――― さて、これからがジョークです ―――

 サンフランシスコ対日平和条約調印から満 50年、1 / 2 世紀、即ち半世紀が過ぎました。

 そこで、日本国政府はこのような悲惨な戦争を二度と繰り返さないよう、今後はこれまでの50年間(半世紀)に限り、「反省紀」と呼ぶことにしました。(尤も、反省は日本だけでなく、地球規模でしてもらわなくてはネ!)

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☆ 2001年10月(炭そ菌の恐怖)

 私は、実は今回の“テロ”や“炭そ菌騒ぎ”については、あまりにも切実過ぎて“時事ジョーク”の種として使いたくないのですが、一つだけこんなのを創りましたので、ご紹介いたします。  

――― 私の姉は、たいへん神経質な性格で、今回の“炭そ菌騒ぎ”以降、我が家に配達されるメール(郵便物)の取り扱いにピリピリしています。その姉はコンピュータに向かう時も E-Mailに炭そ菌が付いているかもしれないと、必ず「マスク」と「ゴム手袋」をしてから E-Mail にアクセスしています。

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☆ 2001年11月(イチロー選手、ア・リーグのMVPを受賞)

 遂にマリナーズのイチロー選手がアメリカン・リーグの最優秀選手賞(MVP)に輝きました。たいへんなことです。

 最優秀選手賞(MVP= Most Valuable Player)というのは、全米野球記者協会の担当記者の投票によって決まるもので、11月20日(日本時間21日)発表され、イチロー選手が選ばれました。

 イチロー選手と言えば、今季は、アメリカン・リーグの首位打者、盗塁王、242の安打数、4割4分5厘を残した得点圏打率、75にのぼった複数安打試合もリーグトップ。マリナーズの年間116勝の大リーグタイ記録に貢献したことが、MVP受賞につながった訳で、当然の結果といえるでしょうね。

 その上、彼はリーグの新人王、ゴールデン・グラブ賞も獲得しています。MVPと新人王をダブル受賞するのは、アメリカ大リーグ史上2人目なのだということです。

 ――― さて、これからがジョークです ―――

 大リーグ野球で、アメリカン・リーグ今季の最優秀選手賞(MVP)が発表され、マリナーズのイチロー外野手の受賞が決まりました。

 記者団からMVP受賞の感想を聞かれて、イチロー選手は次のような“MVP”尽くしで答えました。

「“MVP”を受賞できたのは“MVP”(M= 皆さんの、V= Voice<声、即ち声援>、P= Push<後押し>)のおかげです。僕にとって“MVP(M=まさに、V= Very、P=Proud<誇り>なこと)”です。

 シーズンオフは“MVP”(M=先ず、V= Vacation<バケーション>の、P= Plan)を考え、“MVP”(M=もっと、V= Vitality<活力>と、P= Power<力>)を養い、さらに一層“MVP”(M= もう一段 、V=Venture<冒険心>と、P= Positive<前向き>)精神溢れる選手になるよう頑張ります」

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☆ 2001年12月(皇太子妃雅子さま、女の子をご出産)

 皇太子ご夫妻にようやく待望のお子様が誕生いたしました。ご夫妻にとって待望の第1子の内親王様ということです。

 皇太子ご夫妻と言えば、今から8年前、ご婚約発表時の記者会見で、「(子供のことは)コウノトリのご機嫌にまかせて、というふうに申し上げておきましょう」とか、また一年目の記者会見では、お子様はまだですかといった質問に対し「あまり周りで波風が立つと、コウノトリのご機嫌を損ねるのでは・・」などと、お答えになっていたのが印象的でした。

 最近の日本は、暗いニュースが多く、沈みがちでしたが、年末12月に入ってようやく、おめでたい明るいニュースに恵まれた、といった感じで結構なことです。

 ――― さて、これからがジョークです(皇室問題をジョークのネタにして不謹慎ですが) 皇太子妃雅子さま(37)が12月1日午後、宮内庁病院で待望のお子様を出産されました。宮内庁によると、母子ともに健康ということで、おめでたいことです。

 このような国家・国民的慶事(喜ばしいこと)を招いていただいたことに対し、早速、日本の小泉内閣は“国民栄誉賞”を贈呈することにいたしました。

 しかし、このような表彰状(国民栄誉賞)を、まさか皇太子様や雅子様に差し上げるわけにゆかず、そこで、政府は、―― 国民栄誉賞の贈呈先を“コウノトリ”とすることにしたそうです。

【注】:“コウノトリ”という鳥は、かつて日本でもよく見られた鳥で、江戸時代には神社仏閣の屋根に営巣していたという記録が残っているそうです。明治に入って狩猟の禁制が解かれると、急激に数を減らし、1971年に傷ついた1羽が捕獲されたのを最後に、日本では野生のコウノトリはいなくなったとのことです。

 今、日本各地で人工飼育によりコウノトリの数を増やし、野生に復帰させようとしているのだそうです。――― 皇太子ご夫妻がご結構後8年間も、お子様に恵まれなかったのは、もしかしたら、コウノトリ自体がいなかったためだったのかも知れませんね?

 いずれにしても、おめでとうございました。

河合将介( skawai@earthlink.net )

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さくらの独り言 「ゆく年くる年」

「つまらぬことを多く学ぶより、大切な事を少しだけ学ぶ方がいい」という名言を読んだことがある、青春期の玄関に立った、大学1年の頃だったと記憶する。何がつまらないことで何が大切な事だか本当はよく解りもしないくせに、分かったつもりで突っ張ていた歳頃のことだ。誰だったか思い出せないドイツかロシアの文学者の言ったこの言葉が、今は何となくあの頃と違った重みで心に響く。歳をとるということは、こんなことなのかな、と、少しだけ分かった気分になる。「ゆく年、くる年」のこの瀬に、自分は今年何を学んだのだろうかと問いながら、まず、ただただ、生かされていることを感謝しているさくらである。

「数字そして数字」の世界に仕事をしながら、いつまでこんな数字遊びに精力を費やすのだろうかと疑問を抱く。お客や同僚部下と分ち合う喜びを感じ、自分のミッションや仕事に夢が有るにしても、毎日この数字の為に覚えなければならないこと数多し。刻一刻と進展するこのIT社会の最低の最新情報を覚えるだけでも大変だ。一体自分は真に学ぶべき事を本当には学んでいるのだろうか、と疑わしくさえなる。何が重要で何がそうでないかを判断できるには、何においても未だ未だ未熟だと、自分を恥じる毎日だ。そんな中で冒頭の言葉が、除夜の鐘のごとく私の心に鳴り響く歳の瀬である。

先日メールマガジンに紹介された小泉首相の話の一部をここに紹介する。「先日、『人間はどうしたら幸せになれるか』という質問がありました。幸せになろうと考えた事はありませんが、毎日、一生懸命努力してひと山越えてほっとする時、そういう瞬間が幸せなのかもしれまん。総理になってよく思うことは、『人生学ぶ事の連続だ』ということです。幕末の儒学者佐藤一齋は『少(若)くして学べば壮にして為すあり。』若くして学べば、大人になって世のため、人の為に役に立つ人間になる。『壮にして学べば老いて衰えず。』壮年になって学べば、年をとっても衰えない。いつまでも活きいきして居られる。『老いて学べば死して朽ちず。』年をとって学べば、死んでも腐らない、その精神は永遠に残る。」小泉さんファンでもアンチでもない私だが、学ぶということを意識付けられた記事だった。

私達共通のこの一年を振り返り、9月11日は避けて通れない。また各々、この一年の中で生死はもとより、大小関係なく忘れ難い出来事は多かったに違い無い。喜怒哀楽の365日の終わりにあたり、私にとっての学び、それははやり人の「生と死」であった。友人や自分の病気はもとより、友人知人の誕生も昇天も学ぶべきこと多いものだった。特に12月23日に昇天し、本人の誕生日である25日に葬式を済ませた祖母の自然に逆らわない生きざまには、数少ない貴重な教えが生かされている。そんなこんなを思う時、学べる人がいることを、学ぼうとする自分がいることを幸いに思うのである。今年1年も三年分の幸せも悲しみもあったが、何よりも三年分の感謝が自分の世界にあること、こんなゆく年くる年を迎えるられることを、心から有難いと思う。そして、この365日のどの一瞬にでも遠くにいても近くにいても共に何かをシェア?できた「あなた(がた)」のことを、感謝したいと思う、心から、ありがとう。いく年来る年、ありがとう。

 sakuratsubomi@earthlink.net

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マキちゃんの健康のお話

−ゴチョウナイの皆様。のお話し−

早いもので2001年最後の雑貨屋となりましたねぇー。

こうやって振り返ってみると、9月11日以降は特にアッという間だった気がします。

来年の9月11日には、「あれから、もう一年経ったんだぁ..」って、みんな思うんでしょうね。

さて、健康のお話しも、もちろん2001年最後のお話しなので、一体なにがふさわしいかなぁーって考えたんですが、やっぱり年末年始に関わる事といえば、消化器関連ですよねーっ。

っという事で『胃』の話しをしようと思ったら、もう既にしてました。(何号かは、いつもの通り、探して下さいね)

じゃぁ『腸』は?っというと、やっぱりしてました。(何号かは、探して..しつこい?)

っという事で今回は、『腸』の中に共棲(キョウセイ)している『腸内細菌』のお話しをチョコっとだけしましょうーっ。

この『腸内細菌』、人によって千差万別なんですが、この違いによって、例え同じ食事をしていても、栄養効果がガラっと変わっちゃうんですねぇー、これがっ。

簡単に説明するとですねぇ、例えば、腸の中に乳酸菌という菌がいる事は有名なんですが、この乳酸菌が沢山繁殖していれば、食べた物から大抵のビタミンは、全て製造されます。

要は、食べた物の中にいかにビタミンが有るかではなくて、その人の腸内に、いかに沢山の乳酸菌がいるかがぁ、ヒジョーに重要なのでーす。

乳酸菌が沢山いないって位だったら、まだマシ。

腸内には、なんと乳酸菌の逆版、すなわちビタミンを破壊してしまうという菌も一緒に住んでるんです。

それはアノイリナーゼ。

このアノイリナーゼ、ビタミンB群の破壊酵素を持っていて、せぇーっかくビタミン摂っても意味が無くなっちゃいます。

一体どっからこのアノイリナーゼがやって来るかというと、肉食、甘い物をドンドン摂ってると、腸内で繁殖をはじめるのだそう..。

よく、人一倍ビタミンを摂っている方をお見受けしますが、そういう人に限ってコーク(ダイエットコーク)や添加物イッパイっていうクッキーやチップスなんかを間食していますねぇ。

こういった人は、メガビタミンよりも食べ物の内容を考え直した方が、よっぽど効果があります。

皆さんも、これからが暴飲暴食シーズン本番ですから気をつけましょうーっ!そして身体をこわす事無く、2002年を新たな気持ちで迎えましょうじゃぁありませんかーっ!

雑貨屋ご愛読者の皆様、本年も大変お世話になりました。

また来年、懲りずのお付き合〜い、あっ、よろしくぅ〜、あっ、おねがいぃ、あっ、いたぁ〜しまぁ〜すぅ〜。(くどい。)

蒔田 龍人

office MAKITA

mail@makita1.com

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川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 

( 川 柳 )

オキュパイドジャパンの皿に盛る昭和

焦げ飯を知らない平均的一家

飢餓の子の信じる神は戦好き

神様が悔いてる人の二本足

百八つ鐘撞いてなお人の業

( 時事コント )

「有馬記念レース大波乱」

午年は頑張るぞ   −無印パパ

「保釈金五千万円」

必要経費に付けといてよ  ‐野村沙知代

「銃撃戦」

日本は憲法違反だ  −不審船


(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

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あっこのおいしいロサンゼルス――満腹したら食休み(22)

「今年も満腹」

 今年もよく食べました。数えてみると、まず取材のために26回レストランへ行っています。取材以外でもレストランへは行きますから、一体何回おいしいものが私の胃袋を満たしてくれたのでしょうか。

 歳を重ねるごとに1年はあっという間に過ぎて行く気がします。大雑把に100日くらいしかなかったような気さえします。でもこうやって26回の取材記録を振り返ってみると、取材風景と同時にその頃の出来事が思い出されます。この26回の記録のおかげで、ちゃんと私にも365日という日々があったのだなあと、感慨深く思ってしまうのです。

 レストラン取材での1年を振り返ってみると、1軒の取材が終わると、さて次はどこにしようと、そればかり考えていたような気がします。会う人事に「どこかおいしいお店教えて!」と情報収集にも余念がありませんでした。

ところがこうやって準備はしていても、最近の私の原稿書きは(恥ずかしながら)自転車操業状態なのです。取材ではいろいろなジャンルのお店を探していますから、〇〇料理に偏っても困ります。そして試食に行ったレストランが必ずしも「当たり」とは限りません。そうするとまた違うところを探さなければなりません。

こんな状態が続くと、いくら健康な私の胃袋も外食ばかりでは疲れ果ててしまいます。取材のための試食ではある程度の緊張感も伴います。食べ慣れた自分の好きな店、という訳にはいきません。自転車操業の一番の理由は私の胃袋なのです。でも何とか1年、私の胃袋も壊れることなく大活躍してくれました。私の健康な胃袋に感謝!

レストラン取材を始めてちょうど2年。地元新聞への掲載も1回も休むことなく続けられました。そして、こうやって雑貨屋ウィークリー読者の皆さまにも、レストラン案内と下手な雑文を読んで頂くことができました。ありがとうございました。

 2002年の手がドアノブにかかり、もうドアを開けようとしています。そんなに早く来なくていいよ、と私が言ってもドアは開いてしまうようです。まだ2001年の尻尾が長すぎて、世間も私もズルズルと引きずりながら、次のドアへと移っていくようですが、次の部屋は明るい楽しい部屋であればいいですね。いつまでもおいしいものがおいしいと感じられる世の中でありますように。

2002年、皆さまのご健康とご多幸をお祈りしています。

さっか あきこ akikosk@webjapan.com

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一口コラム

「良いお年を!」

 Zakkaya Weekly読者のみなさま、年末をいかがお過ごしですか?お忙しくお過ごしのことと思います。

 今年のアメリカはテロの影響で世相、景気が悪く、厳しい21世紀の幕開け年でした。忘年会を何度やっても卑劣なテロで受けた心の傷は癒し難いものです。

 ただ、私達アメリカ在住の庶民にとっての朗報は、最近、ガソリンの値段が大きく下がり、私達夫婦のように、ドライブ好き人間にはありがたい状況です。

 今春、レギュラー・ガソリンで 1ガロン(約4リッター)あたり$2近くまで値上がりしていたガソリンが、今は$0.90くらいが平均です。

 トーランスで、私が知っている限りでは、近くの Mobil Oil のスタンド(Crenshaw Blvd.と 182nd St.のい角)で、$0.85(レギュラー)、$0.94(スペシャル)、$1.03(スーパー)という安値になっています。安心して長距離ドライブを満喫できます。

 2002年2月にZakkaya Weekly は300号です。300記念号が楽しみです。

 来年も皆様にとって良い年でありますようお祈り申し上げます。

羅府の庄助

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編集後記

大阪の“ヨドバシカメラ”に行ってきました。すごい大きな店で驚きました。JR大阪駅の東出口のところにありとても便利です。西出口には昨年開店した“ソフマップ”があるのでわざわざ電器街の日本橋まで行かなくても何でも揃います。おまけに価格も安いので競合の大型電器店は苦戦しているのではないかと思います。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧になれます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.294

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp

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