Zakkaya Weekly No.281 Ryo Onishi 9/30/2001 雑貨屋のひとり言近鉄バッファローズの優勝がかかった試合をテレビで観ていました。5対2で優勝はお預け濃厚だった近鉄は9回裏の下位打線からの攻撃でノーアウト満塁にしました。ホームランがでたらサヨナラ逆転で優勝が決まるねとワイフに話しかけた途端、代打の北川選手が本当にホームランを打ち、劇的な優勝を遂げました。びっくりしました。一昨年、昨年と最下位だったチームはお客さんを引きつける野球をしようと負けていてもひっくり返す面白い野球を続けてきた結果だったように思います。久々の大阪からの明るいニュースです。日本シリーズも楽しみですね。(R.O.)
テロから半月経ちました世界中を震撼させた 9月11日(火)のテロ発生から10日が経ちました。
死者・行方不明者は 6,700人余りにふくらみ、そら恐ろしいことです。当然、負傷された人も 多数いることでしょう。
現場では必死の捜索、救助活動が続いています。被害に遭われた方々と関係者の皆さんへは本当に同情の念を禁じ得ません。
この 10日間、私は緊急時におけるアメリカの断面をいろいろ実感しました。
先ず、アメリカ国民の愛国心です。今回のような事件が起きるとアメリカ国民は国家と国旗の下に集結します。
テロ事件後、米軍へ志願、またCIA(中央情報局)への就職を希望する"愛国心に燃えた"若者が急増しているそうです。
各地の献血センターには献血希望者の長い列が出来、献血センター側が一部制限さえせざるを得ないとか・・。
また、アメリカ人株式投資家の間に愛国メールが飛び交い、「今は株を売らないで、母国を支えよう」という気運がが高まり、多くの大型投資家達も賛同しているそうです。
現実のニューヨーク株式市場は取引再開後、大きく値を下げていますが、このような「力強い、うねりのような愛国心」(オニール財務長官談)は、「テロ集団の思うツボにははまらない」という思いが強く感じられます。
「テロへの報復」を強く訴え、軍事力を行使しようというブッシュ大統領の支持率が急上昇です。
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さて、9月 20日に発行された小泉首相の「メルマガ(E-Mail マガジン)」の中で小泉首相は、『(前略)今回のテロ行為は、米国のみならず、世界の自由、平和、民主主義に対する卑劣きわまりない攻撃です。このようなテロ行為に対しては、世界各国とともに、断固たる決意で立ち向かっていかなければなりません。私は、米国を強く支持し、自由と平和を守るため、日本として主体的にできる限りの対応をしていきたい。(後略)』と日本国民に対し訴えています。
そして、首相は、アメリカ軍の報復攻撃を支持し、その上、日本の自衛隊が後方支援するなど、これまでよりは一歩踏み出した姿勢を示しています。
今回の小泉首相による"一歩踏み出した姿勢"は、"新しいタイプの脅威"に直面する日本にとって、また"テロは断固許るさじ"という決意上、私はやむを得ない判断だと思っています。
ただ、一つ私が気になるのは、"日本も今回のテロ攻撃の重大な被害者である"という意識が日本側に薄い気がしてなりません。
確かに今回のテロ現場はアメリカであり、多くのアメリカ人が悲惨な目に遭いました。でも日本人も多くの方々が未だに安否すら確認できていません。考えたくありませんが、生命を亡くされた可能性が大です。 だから、日本は第3者ではありません。重大な被害国です。
国家、政府にとって、自国民の安全保護は何よりも大切なことです。
今回のように多くの自国民の生命・安全が踏みにじられた場合、国家として断固対応することは当然の責務でしょう。
国家には"国益"というものがあります。もちろんアメリカにも"アメリカの国益"があり、今回のテロ事件もアメリカは"アメリカの国益というメガネ"(及び、ブッシュ大統領の立場)を通して見ている筈です。
今回のブッシュ大統領の「報復」シナリオは多少強引な感がし、少々気になります。
悪質、卑劣なテロ行為に対し、断固戦わねばなりませんが、"テロの犯人探し"、"報復の方法"などについて、日本はただ無条件にアメリカへの"支持と支援"(これは単なる追従です)を表明するのではなく、日本も当事者(被害者)として、日本政府と国民が自分達の問題として、独自に真相の解明、報復の方法等に取り組むくらいの姿勢が必要なのではないでしょうか。
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言「コスモス」
「秋の桜」と書いて、コスモスと読む。桜、紫陽花についで好きな花の一つ。とくに初秋の風に揺れる淡ピンク色のコスモスは、なかなかいい。日本には見事なコスモス高原が数多く、九州もその例外ではない(参:http://www.hanakoen.kuju.oita.jp/showcase5.html)。
東京ど真ん中とはいえ、ここ下町は佃の公園や路地では、四季折々の草花を楽しめる。今は金木犀が甘い香りを放ち、コスモスがその甘き風なりに右へ左へとゆっくりからだを揺らしている。悲惨な出来事を知っている様に、しかしまた知らない様に。そんな時コスモスが「宇宙・美しい」という意味に由来することを想い出し、実りの季節「秋」を感じている、さくらである。
日本の秋を飾る代名詞ともなっているこのコスモスだが、どうやら明治10年代初期頃、メキシコから日本到来したらしい。コスモスは、キク科の短日植物(日照時間が夏よりも短くなってくると花を咲かせる種類)で、原産色はピンク色だった。しかし品質改良の末、赤、黄色、そして白という色彩で、初秋を待たず初夏にも店頭に並ぶ様になった。「甘〜い甘い金木犀のかほりの初秋に揺れるピンク色の秋桜が、やっぱり最高!」と頑固に言い張る私は、昔懐し日本の四季にこだわっている証拠かもしれない。桜と秋桜ほど、「風」の似合う花はないと想っているのは、私だけではあるまい。
先日姉の勧めで入手した井上揚水のCDに、なかなかいい歌があった。初秋の風に揺れるコスモスを見ながら口ずさんだこの歌、以下に歌詞を抜粋してみる。『道なりに 道なりに その道を造った人なりの、逆らってはいけない 合わさってもならない、身体を左右に軽く揺らすとよい。山なりに 山なりに 丸く高く弧を描くように、高ぶってはいけない 冷めきってもならない、どうか届けと つぶやき投げるとよい。ああなんだ 釣りをする時の手引きのつもりが ああまるで君といる時の私ではないか。いいなりに いいなりに アイボウのいつも泳ぐがままに、疑ってはいけない 裏切ってもならない、ただひたすらやさしく たぐり寄せるとよい。それなりに それなりに大きな答えが出た時は、考えてはいけない どだいムリなことだ、すべて忘れてケモノになるだけ、すべてを流して水になるしかない。』(「手引きのようなもの」作詞作曲:井上揚水より)
小さい頃から「どんなに貧しい生活になっても、トイレに花一輪飾る心を忘れずに」と教えられた。母の口癖だった。週8ドルで生活した米国学生時代の5年間、道端の花を胡椒の空瓶に飾った自分が懐かしい。「富の象徴」が一瞬にして崩壊した時から、世界中が渦中に居る今日、悲しみ嘆きにさ迷う多くの人々の心にも花一輪届けられたらと祈る。そして自分自身が激動で多忙な日々であっても、心亡ぶことなく、「心の目」を養いつつ生きたいと、宇宙の意味をもつコスモスを愛でながらつぶやく、さくらの独り言。
マキちゃんの健康のお話― 僕たちコンニャクしました。のお話し ―
みなさんが子供だった頃、よく親に「コンニャクは体のお掃除をしてくれるんだよ。」っと、味のないヌルヌルしたものをイヤイヤ食べさせられた経験って無いですか?
『コンニャク』は子供の頃から好き。という方も多くいらっしゃるでしょうから大きな声ではいえませんが、少なくとも僕は嫌だったなぁ..『コンニャク』。
「体のお掃除。」って言われても、身体の中で一体何が散らかってるのかなぁ..?なんて考えてたし..。
しかしこの『コンニャク』、実は腎臓病にも非常に役立つのでーす。
現代医学では治せない、っといわれていた萎縮腎にかかった、とある有名外科医師が『コンニャク』療法をしたら4・5日目からムクミがとれはじめ、半年で尿タンパクもすっかり消えて健康になったという有名な話しがあります。
そして、こんなに『コンニャク』がムクミに効くのであれば、と脚のムクミがある患者に勧めたところ、これも4・5日ですっかりムクミがとれちゃったんですってーっ。
この先生、はじめのうちは1日に一丁半を朝晩2回食べていたらしいのですが、少しも飽きなかったとの事。
『コンニャク』は、マンナンという含水炭素が主成分。
これを消化する酵素は人体に無く、胃での消化はできなくても腸に入ってから『コンニャク』のもつ特殊酵素と、この不消化分マンナンが有効に働いて腸内細菌の調整、有効菌を育てて、有害な大腸菌、腐敗菌なんかの雑菌を殺し、腸内の毒素の排出がスムーズに進み、その事によって腎臓の働きにも良い刺激となり、好結果をもたらす、っとなりまぁーす。
昔から良く耳にする「体のお掃除。」とは、こういった事だったんですねぇー。
下半身のムクミが気になる方には、やってみる価値大です。
じゃぁ、この『コンニャク』、どうやって食べると有効的なのー?っは、
なるべくゴツゴツした黒い『コンニャク』を塩で良く揉み、熱湯をかけて洗いまーす。
そして空鍋にかけて火炒りすると水分がぬけてコキコキ状態になります。
これを、皆さんご存知の通り、酢味噌やおでん、ごま和え、煮物やけんちん汁、田楽などなど御自由に、1日二丁を目標に食べるのが理想的です。
先日、ノースリッジで日本食レストランをやっている知人から、京都から送ってもらっているという白味噌と自宅の庭で栽培した山椒に黒ゴマを混ぜた「山椒味噌」をいただいたので、早速僕も田楽にしてみようと思っています。
今晩は山椒味噌の『コンニャク』田楽で一杯だな..フフッ..。
蒔田 龍人
office MAKITA
mail@makita1.com www.makita1.com
川 柳 & コ ン ト (東京・成近)
( 川 柳 )
生甲斐は酒と女という元気
飲む話二つ返事で三四人
深酔いの目が納得の地動説
牛乳で酔えと無理言う聴診器
百才の酒 百薬の長と言い
( 時事コント )
「議員辞職」
だれも後方支援をしてくれないなんて −高祖議員
「代打逆転満塁サヨナラ優勝ホームラン」
やった! −バーゲン主婦
「長嶋監督退陣」
メイクミラクルを引き継ぎたい ー小泉首相
(東京・成近) E-mail
kawaiai@mx2.ttcn.ne.jpあっこのおいしいロサンゼルス――満腹したら食休みP「報復」
連日の報道でつらい映像が次々に映し出されます。心が痛む多くの映像がこれでもか、と映し出されます。アフガニスタンの人びと、難民の姿もあります。内戦、干ばつ…都市は瓦礫と化し、どこまでも広がる緑のない荒野そして飢饉。平和ボケしている私でさえ覚える異常な危機感。
私が食べ物取材をしながら興味を持ったこと「人は何を食べ何を考えるか」そんなことは何の役にも立ちやしない。何でもいいから口にできるものを目の前にするとたちまち目の色が変わっていく人びと。私が今週は何処のレストランを取材しようかと悩んでいる間にも増え続けていく飢えにあえぐ人びと。「快楽のための美食」と「命をつなぐ糧」としての食の矛盾。アメリカは前者でアフガニスタンは後者。
さらに追い討ちをかけるようにタリバンは世界食糧計画(WFP)の援助食糧1400トンを接収。新聞報道などによると家族4人で1日平均15枚食べていたパン(ピザ生地のような)が今では1〜5枚となり、このままではあと3週間くらいで食糧は底をついてしまうようです。まだそれらを口にできる人は良い方で、劣悪な環境で飢餓に苦しむ人は草や根っこを食べ、泥水を飲んでいます。
報復攻撃が始まれば難民と国内避難民は現在の500万人から750万人と予想されています。難民が増加すればすでに劣悪な環境がさらにひどいものになっていくでしょう。やがて来る寒さと飢えに苦しむ人びとにミサイル攻撃は必要なのでしょうか。アメリカで失った多くの尊い命。アフガニスタンの難民たちは一部のテロリストの代わりにすでに十分な報復を受けているような気がしてなりません。
今世界中が同時に動いています。支援、援助、救助、救援、報復、応戦、阻止…これらのための行動を起こす人、分析する人、祈る人、そして、傍観するだけの人。交錯する情報に戸惑っている今の私は一体どこに入るのでしょうか。
さっか あきこ akikosk@webjapan.com
編集後記「非 常 事 態 下 」
テロ発生より既に半月過ぎましたが、未だアメリカ国中は半旗を掲げ、ニュースは行方不明者の捜索、報復のシナリオなど「非常事態下」の状態です。
私は週2回、地元ロサンゼルスの日本語ラジオに出演(金曜日:ロサンゼルス観光スポット案内、日曜日:「一日一回ユーモアを」)していますが、テロ事件発生以来、本来のテーマから外れ、テロに関するコメント、在米日本企業の対応の紹介、危機管理・・ と言った「硬派」に変更しています。
本当はこんな時こそ、くじけず前向きに明るく生きなければなりません。
半旗がが正常に戻ったら、私もまた、本来のテーマに戻そうと思っています。
羅府の庄助
コンピューターウィルス『Nimda』(ニムダ)ワームが猛威をふるう可能性が出てきています。最初の感染から10日目に電子メールを通じて増殖する恐れがあります。このウィルスの影響で世界的にインターネットのレスポンス時間が遅くなっているそうです。『readme.exe』というファイルが送られてきたら絶対に開かないようにしましょう。
私はこの対策としてインターネットエクスプロ―ラーをバージョン5.5.から6.0にしました。この際だからWindows98から2000(息子の勧めでもあるのですが)にしようとファイルのバックアップを始めているところです。ハードディスクが30GBもあるので、いつのまにかMP3などの音楽ファイルだけでも5GB以上になっているのでバックアップも大変です。みなさんも万が一の時のために重要なファイルはバックアップをとっておくことをお勧めします。
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http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.281
雑貨屋 店主 大西良衛
zakkaya@news.email.ne.jp