Zakkaya Weekly No.261 Ryo Onishi 5/13/2001 雑貨屋のひとり言今日は母の日ということもあって、家族でレストランに出かけました。サウスベイのあのさわやかな気候に似た心地よさを感じながら、良い時間を過ごせました。
先週、フィリピンから懐かしいお客さんが来られ久しぶりに会いました。5年前、トーランスのメキシカンレストランでランチをいっしょにしたときでした。アイスティーで乾杯!をしようとしたとき、彼女が「カンペイ!」というので「日本ではカンパイというのですよ」と説明したところ「これでいいんです、だってこれってカンパニーペイでしょう?だからカンペイ!」とジョークをいって楽しませてくれました。おもしろいことを言うなあ−と思って、すぐにその話を使わせてもらうことにしました。そのときいっしょにその話しを聞いていたのが高島さんです。(R.O.)
Antelope Valley California Poppy Reserve
カリフォルニア州の“The State Flower(州花)”に指定されている花が“カリフォルニア・ポピー”です。
このカリフォルニア・ポピーは、アメリカ大陸原産の「野生植物」で、荒野に群生し、3 月中旬から5月中旬にかけて、南カリフォルニアの各地で目の醒めるような鮮やかな黄色、またはオレンジ色の可憐な花を一面に咲かせます。
カリフォルニアの青い空の下、キラキラと輝くその姿から、この花は、別名を“ゴールデン・ポピー”とも“copa de oro (黄金の杯)”とも呼ばれていますが、まさにこの花にふさわしい名前といえましょう。
ところが近年、カリフォルニアの急速な土地と自然の開発のため、このカリフォルニア・ポピーも年々減少傾向にあり、そんな中で「カリフォルニア州花でもある“ポピー”を守ろう」というボランティア運動の結果、1976年4月に出来たのが“Antelope Valley California Poppy Reserve(保護区)”です。
この保護区はロサンゼルスの北、約100マイルの アンテロープ・バレーにあるランキャスター市の郊外にあり、1,745エーカーもの地域が指定地域となっています。
車椅子でも利用できる舗装道路を含む全長7マイルのトレイルは、広大な眺望を楽しむ散策路であり、ハイキング、ピクニックには最適です。
また、ここにはカリフォルニア・ポピーだけでなく、その他の野生植物、例えばowl's clover(南北アメリカ原産のゴマノハグサ科)、lupine(南北アメリカ原産のマメ科)、 goldfields(北米西海岸沿いに見られるキク科)、cream cups(北米カリフォルニア原産ケシ科)、coreopsis(キク科)などの草花の鑑賞も出来ます。ビジター・センターには無料の案内資料やビデオ映写による説明などもあり、いろいろ学べます。
カリフォルニア・ポピー始め、これらの草花は、気象条件によって開花の時期が毎年変化するので、出かける前に事前確認が必要でしょう。
今年の今の時期(2001年5月初旬)はPoppy Reserve(保護区)自体は盛りが過ぎましたが、周辺はまだまだ見渡す限りの黄金の絨毯、または黄色いペンキを撒き散らしたような風景があちらこちらに点在しています。
中でも Lancaster Road とAve. D の間の 170th St. West とか、Ave. D を西に進み、140th St. West との角、また 190th St.を右に曲がった奥などは、Poppy Reserve(保護区)の中と違い、まさに自然そのままと言った感じで壮観です。
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- 住 所 : 15101 West Lancaster Road, CA 93536
- オープン日 : 3月中旬 〜 5月中旬の毎日
- 時間(ビジター・センター)土曜、日曜日、9:00am 〜 5:00pm
ウイークデイ、9:00am 〜 4:00pm
- 入 場 料 :無 料
- 駐 車 料 :$2.00(62才以上の人の車:$1.00)
- 電 話 : (661) 724- 1180
- Web Site : http://www.calparksmojave.com/poppy/
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- 行き方は次の通り
(Torrance方面よりの場合)
- FWY#405(北)→ San Fernando で FWY#405 は FWY#5 と合流し、FWY#5 となる。
- FWY#5 になってからすぐ(1マイル)FWY#14 へ入る。
- FWY#14 に入ってから約45マイル進み、Ave. I(アイ)出口で FWYを降りる。
- Ave. I出口で FWYを降りたら、Ave. Iを左折(西へ)。
- Ave. I を約10マイル直進し、120th St. West を右折(北へ)。
- 120th St. West はそのまま West Lancaster Road となり、120th St. Westへ入ってから約5マイル進んだところで、道路の右側に“Poppy Reserve”入口ゲートがあるので、そこを右折し、中へ入る。
- ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約100マイル、ドライブ約2時間。
河合将介( skawai@earthlink.net )
観光スポットも大台の100になりましたね。おめでとうございます。たのしいスポット案内をありがとうございます。このスポット案内をみて訪問された方、計画を立てていらっしゃる方も結構おられると思います。河合さんの行動力には学ぶところがあります。これからもよろしくお願いします。(雑貨屋)
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「春の贈り物」
「春の贈り物」、貴方は何を受取っているだろうか?、日本のもしくは米国のどこかで。淡い時を過ぎた葉桜は今、その緑の身体に色気さえ帯びて、春の昂ぶりに枝を揺らしている。隅田川の波に打たれるかもめは、春の夕陽の中で夢恋結びに大騒ぎ。色とりどりの雑草も、新しい時の始まりに両手を広げながら香りを放つ。東京の街は春色の絵の具でいっぱいだ。東京の春色絵の具がこんなに「静かで美しい」ものだったかと、ゆっくりびっくりのさくらである。
今春は思いもかけない出来事の連続で、最高である。特に4月の向瀧から始まり近日には、6ヶ月ぶり、3年ぶり、5年ぶり、13年ぶり、そして20年ぶりの出会いや再会があった。友人や従姉妹等、懐かしい人々、日本の美しい自然や文化、つまり日本そのものとの再会や出会いだ。日本に居てよかった思った。神様が特別な春を用意してくれたと感謝している。慌しい仕事の合間に、少し昔を懐かしみ、深く今を喜んで、新たな明日に期待する、そんなものを春は今、届けてくれている。躍動の中にも「静」がある。つくづく日本の春だな、っと、想う。
ペルーの縦笛「ケーナ(Quana)」でマイオールドケンタッキーホーム(ケンタッキー州歌)を聴かせてくれた井出さん。6ヶ月ぶりの再会、玉兄と3人で呑んだ。「ちょっと聴かせたいものがあるから」っと言って緊張しながらの独奏。哀愁を帯びるはずのケーナの音色は、いつもロマンに満ちた井出さんの暖かさに染まった。井出さんも私も長い時期を過ごしたケンタッキー州、ブルーグラスのかほりに包まれた。また3年ぶりに会ったインディアナ州時代の友人夫婦。「今日はさくらと別れたくない」とのご主人の言葉に時の経つのも忘れ、週$8の生活で精一杯だった昔話に花が咲く。そして2児の母として家を護っている従姉妹とは、20年ぶりの再会となった。住む世界が違っても大切にしたいもの・するものは似ているねと、血のつながりを再認識。今も残る日本家庭教育の素晴らしさを実感した。13年ぶりの再会となった古き友人からはプロポーズ、時の流れを痛く悟り、奇跡的偶然の運命だった昔を喜んだ、あの頃あっての今の自分がいるものだと。いつまでも友人でいる幸いが嬉しかった。「会えてよかった」と、それぞれの再会に感謝した。幸せ者だと感謝した。
来週は河合主筆の来日、一年ぶりの再会も待っている。LAからの春のお土産話が楽しみだ。LAの方々はちゃんとLAの絵の具を河合さんに託すように(いいね、蒔ちゃん!)。来週は玉兄や成近さん等も集う雑貨屋の愉快な宴となろう。「素敵に歳をとること」、「奇跡的偶然の出会いの経過」、「ラスベガスと米国経済」、「米国から見た日本」、そして「LAのなかまたち」などなど、話も歌も止まらない主筆の姿が目に浮かぶ。その頃は、日本の春も終わりに近く、東京も紫陽花(初夏)の頃。最後の春の贈り物、それは河合主筆との再会かな、、、っと、胸がときめくさくらの独り言。
− 5周年にちなんで?のお話し ―
あぁ〜、雑貨屋も5周年になるんですねぇ〜、しかも一回も休む事無く..。
雑貨屋5周年おめでとうございますっ!..えっ?先週のはなし?もう済んでるのっ?お呼びでないっ?これまた..年齢ばれちゃうので止めときますが、先週は西尾先生の番だからって、すっかり忘れてました雑貨屋5周年..。(スイマセン)
送られてきた雑貨屋260号を開いてフムフムと読んでると、知ったお名前の方々からのお祝いコメントがズラリ並んでいるのを見て、やっと気が付き、あら〜っ!となったのですが、後の祭りでした。
だがしかーし、勝手に気を取り直して、今回は5周年ならぬ、『50肩』のお話しをチョットしましょうー!
中年の象徴『50肩』。
これは既に皆さんご存知、読んで字のごとく、50代になる頃発生しやすい肩部の異常障害。
しかし近年、40代どころか30代の人にも数多くみられてきてるんです。
『50肩』は主に、肩関節周囲の軟部組織の変性によって起きる一種の筋肉痛。
腕が自由に動かないのは、上腕骨、助骨、鎖骨、肩甲骨、以上4種のバランスが崩れているから。
痛いのは、そのバランスが崩れる事によって、特定の筋肉によけいな負担がかかって異常な緊張をおこし、痙攣しちゃうからなんですってー。
根本的治療は肩こりの場合と同様なんですが、痛みを恐れて腕を動かさないでいると、腕が上がらないまま関節が固まっちゃうので、いやでも動かす事が大切。
ご自分で出来る療法は、肩部をまんべんなく動かし、血流を良くする。
正しい姿勢で、腕を大きく降りながら40分以上歩き、代謝を促進させる。
胃腸病、高低血圧症を退治する。これ関係ない様にみえるけど、大切なんですよー。
『50肩』なのかを判断する簡単な方法は、両手を上げて両耳につくかどうか。
つかなかったら、ウエルカムトゥ『50肩』ワールド、となりまーす。
さて、5周年を迎えたお祝いと、なおも躍進し続ける雑貨屋の益々のご発展をお祈りし、この場をお借りして皆さんとバンザイ三唱をしようではありませんかーっ!
それでは、バンザ..痛っ..アレ?..うっ腕があがらないぃ..。
蒔田
龍人 office MAKITAmail@makita1.com
www.makita1.com実は私も最近、肩がおかしいのです。タイミング良くこの記事を読んでいます。(雑貨屋)
川 柳 & コ ン ト (東京・成近)
( 川 柳 )
厚底が闊歩 荷風(カフウ)の街の跡
厚底に舞う原宿の土埃り
歩行者天国渋谷で齢を意識する
三高はともかくニ高ゆずれない
後継ぎのない豆腐屋の早い朝
( 時事コント )
「五月病」
− 新人社員だね
− 古手議員です
「大リストラ案」
もしもしと肩を叩かれるのが怖い − NTT社員
「外資の傘下入り」
落ち目です、演歌も円貨も −コロンビアレコード
(東京・成近) E-mail
kawaiai@mx2.ttcn.ne.jpあっこのおいしいロサンゼルス――満腹したら食休みF「電気炊飯器の功罪」
「プロジェクトX」というNHKのTV番組があります。敗戦後、日本の復興のため、発展のために不撓不屈の精神で高度成長期の一翼を担った人々の奮闘を力強く描いたドキュメンタリー番組です。日本が工業立国となるまでの軌跡を改めて検証する意味でもよく構成されていますし、最近の自信を失った日本人に勇気を与えてくれる番組だと思います。
少し前にこの番組で、電気炊飯器の開発成功までの技術者一家の涙ぐましい努力が取り上げられていました。それまでアイデアはあったものの、木のお櫃にただ電熱線をくっつけたものなど、今見れば笑ってしまいそうな試作品もあったようです。今やその炊飯器はスタイルも良く、とても賢くなり、自分で考えてご飯を炊いてくれます。我が家の炊飯器は日本から持ってきた使用14年目。最新の機能こそありませんが7回の引っ越しで多少ボディーにへこみがあるものの、しっかり役目は果たしています。炊飯器の出現で主婦層はもちろん、手軽にご飯が炊けるようになり日本人はどれだけ恩恵を受けたことでしょう。
そしてやがて日本製電気炊飯器は海外へも旅立って行きました。石川好氏の「ストロベリーロード」にも、カリフォルニアで電気釜を一生懸命売り歩く日本人セールスマンの姿が描かれていましたね。丁度カリフォルニア米が美味しくなり始めた時期に重なるのではないでしょうか。
米は生産国によってその種類も、炊き方も違います。もちろん味もです。でも楽をしたいという人間の気持ちは共通です。日本で生まれた炊飯器は日本のお米を美味しく炊くことを第一に考えています。 日本では炊き方として一番美味しいと言われるかまど炊き、今ではその味を知らない人の方が多いだろうに、新しい炊飯器が出るたび、いかに「かまど炊き」に近いご飯が炊けるかを宣伝文句にしています。果たしてこの方法は日本以外の米主食の国々に通じる炊き方なのでしょうか。
例えば米不足の時緊急輸入されたタイ米。不味い、臭いと随分言われました。短粒種の日本米と長粒種のタイ米は全く違う米です。その米の一番美味しい炊き方を無視して、日本の方法で炊いても美味しいはずがありません。「始めチョロチョロ中パッパ赤子泣いても蓋とるな」のように、その国の伝統的な炊き方をすれば本当に美味しく食べられます。日本製電気炊飯器の出現で伝統的な米の炊き方が失われ、大げさに言えばその国の食文化をも変えてしまったかもしれない電気炊飯器。
その功罪を考える時、より便利さを求める文明の功罪をも考えさせられてしまいます。願わくはその国の米に合わせて美味しく炊ける炊飯器がすでに生まれているのであれば嬉しいのですが。
さっか あきこ akikosk@webjapan.com
一口コラム:「今週の時事ジョーク(8)」
☆ 田中真紀子外相、パウエル米国務長官に電話で就任の挨拶
田中真紀子外相は5月2日午前、パウエル米国務長官に電話で就任のあいさつをしました。
パウエル長官は「日米関係をさらに強固にするため、一緒に仕事をしていくことを楽しみにしています」とも語り、田中外相就任に祝意を表しました。
田中真紀子さんは通訳を交えず、英語でやり取りをしたのだそうです。(真紀子さんはアメリカ留学の経験があるようです)
そう言えば、先日、日本からのT.V.ニュースを観ていたら解説者が言っていましたが、今回成立した小泉内閣の閣僚(大臣)の皆さんは、それ以前とは違い、英語の堪能な方が多いんだそうですね。例えば、
小泉総理大臣:慶応義塾大学経済学部卒業(その後ロンドン大学留学)
遠山文部科学大臣:元トルコ大使
川口環境大臣: 元ワシントン駐在公使
福田内閣官房長官:元ワシントン駐在(石油会社)
村井防災担当大臣:元オーストラリア大使館参事官。
尾身科学技術政策担当大臣:元ニューヨーク総領事館領事(通産省より)
柳沢金融担当大臣:元ニューヨーク駐在領事
竹中経済財政政策担当大臣:慶応大学教授(ハーバード大学客員准教授として、アメリカで教鞭をとっていた
石原行政改革担当大臣: ニューヨーク・エルマイラ大学に留学
森山法務大臣:英語の著書あり(WHAT I SAW IN THE CABINET、1991年講談社インターナショナル刊)
さて、これからがジョークです。
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(1)日本の内閣にしては珍しく、新しく成立した小泉内閣の閣僚の皆さんは小泉首相を始め、英語に堪能な国際派の方々が多いので、今後は新内閣の閣議は英語でやる事になりました。
(2)そして更に、変人・小泉首相の思い付きで、今後は大臣同志も皆が一心同体で親密に付き合うため、アメリカ風に“ファースト・ネームのニックネーム”で呼び合う事になりました。
例えば、小泉首相:Jun(純一郎)、田中真紀子外務大臣:Kiko、森山法務大臣:Mayumi(真弓)、扇千景国土交通大臣:Chika、石原行政改革担当大臣:Nobu (のぶてる)、福田内閣官房長官:Yasu(康夫)・・と言った具合です。
そうしたら、ある時、閣議の最中に、「ヘーイ!」 とあまり上品でない言葉で呼びかけられた大臣がいました。
――― さあ、それは誰だったでしょう?
――― それは、経済財政担当大臣の竹中平蔵さんでした(“へいぞう”だから“Hei”になったという訳なんです)
―― 羅府の庄助 ――
- ときどき雑貨屋に商品の売り込みがあります。たしかに雑貨屋はいろんなものを扱っていますが…
- ホームページのカウンター、10,000ヒットまでもうすぐですね。ただ待つだけの私です。
バックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。
http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.261
雑貨屋 店主 大西良衛
zakkaya@news.email.ne.jp