Zakkaya Weekly No.256 Ryo Onishi 4/8/2001 雑貨屋のひとり言野茂投手がまたノーヒットノーラン達成しましたね。両リーグで達成したのはたったの四人しかいないそうで、すごい偉業ですね。夢を持って何人かの日本人選手がメジャーリーグに飛び込み、のびのびとプレーしているってかんじですが、同時にわれわれにも夢を与えてくれているんですね。毎日のニュースが楽しみです。
暖かくなってきて、陽も長くなってきてようやく春がやってきているというのにいつまでも鼻をぐずぐず言わせているのが情けないのですが、なかなかすっきりしません。（R.O.）
千 葉 県 か ら の 新 風
日本ではまたまた「無党派」の知事が千葉県で誕生しました。昨年の長野、栃木両県に続く「無党派県民」の勝利となりました。
今回の千葉県知事選では自民、民主、共産の主要政党がそれぞれ推薦候補を立てましたが、県民はそれら既成政党にまとめて「ＮＯ」を突きつけたわけです。
新聞報道によると当選した前参院議員の堂本暁子氏は、市民団体の要請を受け、投票日のわずか一か月前の出馬表明だったにもかかわらず、選挙戦期間中に県内各地に続々と結成された“勝手連”などの市民運動に支えられ、勝利したとのことです。
今回の千葉県知事選の投票率は前回を上回ったものの、37％と低く、また堂本氏の獲得票が投票総数の29％であるので、有権者全体の11％程度の支持を得たにすぎず、決して大勝利とは言えません。
しかし、それでもこの選挙結果は、利権や権力を背景とする業界団体や後援会・組織に依存した“民意なき”選挙がもはや時代遅れになりつつあることを充分示していると思われます。
昨年の国政選挙の時、森首相は｢いっそ無党派層はこのまゝ寝ててくれれば良い｣とうっかり失言をしていましたが、日本の無党派の市民もようやく目覚め始めたと言えるでしょう。
ところが、中央の既存大政党は依然として旧弊の枠から出ようとしていません。政府の官房長官まで「政策にあまり強い関心を持たずに投票される方が多い。こういう傾向が果たしていいものかどうか」とコメントしています。
政権与党の中心である自民党のある幹部は、ことある毎に“解党的出直し”という言葉を使っていますが、それならば『ジミントウ（自民党）』を『シミントウ（市民党）』に変えるくらいの“解党的出直し”をしてみたらどうでしょうか。
テレビで放映された、当選翌日の記者会見で堂本新知事は「今回の選挙は純粋な市民、県民の選挙だった」、｢権力ではなく、県民のために権限を行使するのが知事の仕事｣などと語っていたのが印象的でした。
保守王国といわれる千葉県政の行方に、日本全体の政治を重ね合わせて今後の行方を注目したいと思います。
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「会津五桜」
福島には、桜の名木が多いと読んだことがあった。中でも大鹿桜、虎の尾桜、糸桜、薄墨桜、そして石部桜の「会津五桜」は、深い安堵の迷宮におりるものという。桜恋の旅をする写真家にとって「会津五桜」は、必須の題材だという。帰ってくるつもりのなかった日本に舞い戻った新春、「今年の誕生日は、生涯で一番想い出に残るものにしたい」と、心に決めた。そして念願どおり誕生日に、「会津五桜」のひとつ「石部桜」と対面した。
新興住宅地を抜け、雪残る畦を渡る。「石部桜」は、誰も居ない田園の中にぽつんと、孤高保って立っていた。開花は農作業始まりの報せだというこの春告げ桜は、瞑想から目覚めたばかりの息づかいで、私を迎えた。樹齢600年、白虎隊の悲劇も観た桜である。高さ11メートル、枝張19メートル（文化財327号）には、熱き想いと命で充満したつぼみが、力強くついていた。桜でありながら、「待つ」時の美しさを香らせていた。再会を夢見る乙女の様である。写真家が四季を問わず「石部桜」を訪ねる故を実感した。
「『会津五桜』を一日で観るとしたら、どれ位で回れます？」と、誕生日前夜、会津駅から宿に向かうタクシー運転手に訊ねた。「1日では無理だよ、全部がここにあるわけじゃないし、開花時だって『石部桜』と『大鹿桜』（喜多方）では2〜3週間違うしね」と教えられ、自らの無知を悟る。鶴ヶ城内に千本あまりあるソメイヨシノより、樹齢700年の日本最大の紅しだれ桜「三春の滝桜」（福島県田村郡）より、孤独を楽しむ「石部桜」に不思議な出会いを感じる。いつかまた、つぼみ開いた「石部桜」にも、深い雪にうもれる「石部桜」にも、再会したいと切望している。
「石部桜」のつぼみと幹の根元を観ていたら、誕生日前夜に読んだ「徒然草」が浮かんだ。
「春暮れて後、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通い、秋は即ち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅も蕾みぬ。この葉の落つるも、先づ落ちて芽ぐむにあらず、下より萌しつはるに堪えずして落つるなり。迎ふる気、下に設けたる故に、待ちとる序甚だ速し。生･老･病･死の移り来る事、またこれに過ぎたり。四季は、なほ、定まれる序あり。死期は序を待たず。死は、前よりしも来らず、かねて後ろに迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満が如し。」（第155段）
雪残る会津若松の風は冷たかった。しかし初めて踏んだその地は暖かく、生涯で一番想い出に残る誕生日にしてくれた。この日４１歳の誕生日を大満足で迎え、世界一の幸せ者だと感謝した。「会津五桜」と再会できることを祈りながらの、さくらの独り言。
マキちゃんの健康のお話
― 意外な関係．．のお話し―
季節の変わり目は良く風邪を引いちゃいますねぇ。
普通は、鼻、喉などの炎症を引き起こすウィルスをやっつける薬剤やワクチンを使用してなんとかします。
だがしかーし、真因はナント、我々の身体自身、詳しく言えば腸内でウィルスが自家生産されているんですってー。
私達の腸内には無数の微生物が棲んでいて、健康体の場合、乳酸菌なんかの有益菌が優位に立って一定のバランスが保たれています。
ところが腸内環境が悪化すると、そのバランスが崩れて病的なバクテリアの増殖が盛んになり、しかもそれは崩壊しやすく、崩壊するとウィルスに姿を変えて血液中にドンドン入り込み、全身を廻り、当然、肝腎臓なんかの臓器器官にも何らかの障害を与えます。
とくに上気道の粘膜が弱っている人の場合は、そこの炎症が最も目立つだけの事なのですが、この症状が、一般に言う『風邪』となります。
っという事は、『風邪』の症状だけをみて、あまり軽く考えちゃぁいけないよぅ。
っていう答えになりますねぇー。
いま色々話題の中国では、『風邪』をひいたときはセンブリをよく使うそうで、センブリは胃腸病に効く薬草です。
先に述べた事に当てはめると、非常に合理的ですねぇ、中国四千年。
『風邪』のひとことで済ましちゃうお医者さんに教えてやりたいですねぇー。
アメリカは夏時間になり、部屋中の時計を一時間進めましたが、以前、大西さんがおっしゃっていた事と同様、ウチも全ての時計の時間が違っていて、一体どれが正解なのか分からない状態で笑っちゃいました。
こういう時じゃないと、あまり時計を気にしないのは僕だけなのかなぁ．．。
蒔田
龍人
川 柳 & コ ン ト （東京・成近）
