Zakkaya Weekly No.243 Ryo Onishi 21世紀第一号 1/7/2001 雑貨屋のひとり言どうする、21世紀新年明けましておめでとうございます。21世紀の幕開けですね。みなさんはどんなお正月を迎えられましたか?蒔田さんは日本のコタツの中での熱燗にあこがれているようですが、こちらはロスの暖かさが懐かしくうらやましいくらい寒い毎日が続いています。長い休みで飲み過ぎ、食べ過ぎそして運動不足で、体重が増えてしまいました。シェイプアップして前からの贅肉もすっきりさせようと決意しています。今晩からやるぞー。
雑貨屋を発行する度、よくここまで来れたものだと感動しています。これも投稿者の皆さんと、雑貨屋を愛読してくださっているみなさんのお陰だと感謝しています。今世紀も投稿者の皆さんとともに毎週、雑貨屋発行を続けますので、ごひいきのほどよろしくお願いします。(R.O.)
還暦を過ぎて3年半、そんな私にとって子供の頃は、21世紀とは遠い未来の“空想の世界”でした。
その“空想の世界”であった21世紀が何と今始まり、私はその世界に生きているのです。
私が、21世紀を現実のものと認識したのは、今から5年前でした。その時の事を、3年前の正月、この雑貨屋にも書きました。(Zakkaya weekly, # 87、『私の世紀末−(1) 2年前の初夢』’98/1/11)
3年も前の話なので、その時の文章の一部を、もう一度、改めて以下に転記してみます。
――(前略)――
〔夢の中の話〕:1995年大晦日、恒例の「NHK紅白歌合戦」も終わり、ベッドに潜り込んだ。そして目が覚めた。
昨日が1995年の大晦日だったので 今は1996年元旦の筈だ。私も、あと一年半で定年・引退か・・・。
でも何となく雰囲気がおかしい。あたりの様子がおかしい。私は元旦は新聞をベットの中で見るのが習慣なので 妻を呼んだ。「元日の新聞来ているかい。取ってきてくれないか。」
ところが妻の答えは こうだった。「あなた 正月早々なにを寝ぼけているの。いまどき 新聞配達なんてある訳ないでしょう。 何年も前に廃止になったじゃない。ニュース端末モニターの画面を見なさいよ。」
年賀状はどの位来ているの との質問に「まだ寝ぼけてる!年賀状とか 挨拶カードなんて 書いて出す人はもう殆どいませんよ。モニターの画面でチェックするんでしょ。なんたって今朝は2001年元旦なのよ。今日から21世紀の始まりなんです! あなたみたいなコンピュータ音痴はこれからの21世紀をどうやって生きてゆくのでしょうね。」
こりゃ驚いた。どうも私は一晩寝たつもりなのが、実はなんと丸々5年間も寝ていた事になる・・・。
ようやく解ったぞ。もう今日は21世紀に入っているのだ。新聞配達も年賀状も今は 情報端末モニターですべて用が足りるんだ。(尤も在来の年賀ハガキも数通は届いていた――私より年上の、日本の叔父・叔母からのものだった。)
――(以後略)――
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以上が、5年前(1996年)の正月に見た私の初夢の話でした。(書いたのは3年前の1998年正月です)
今から5年前の1996年正月当時、私は 情報機器関係の会社に30年以上勤務していながら、私生活ではパソコンとは全く無縁であり、また、当時はそれで何の不都合もないのが私の日常生活でした。
さて、かつての“初夢の日”がここで“現実の日”となった今、改めて5年前の“初夢”と“今日”とを比較した時、5年前の“あの夢”が本当に現実のものとなっている事実に、これを書いた本人の私が驚いています。
今、私は毎日のニュースはインターネットで“読んで”います。以前、定期購読していた“印刷された新聞”はもう購読していません。(例外として、地元の日刊紙「羅府新報」は私が寄稿している関係で定期購読していますが)
また、昨年末から新年にかけて、友人、知人へ送るクリスマスや新年の挨拶文は、殆どがE-Mail 経由となっています。私が受領する挨拶状も半分以上はE-Mail です。
ここアメリカでは1月7日より郵便料金が値上げになりますが、通信手段をE-Mail に奪われた郵便事業当局が値上げをせざるを得ない気持がよくわかります。
たった5年でこれほど変化してしまう世の中と自分ですから、先のことなど私には到底予測不能です。
21世紀という“末恐ろしい世紀”が終わる100年後の人々は、この21世紀を何と言って総括することになるのでしょうか。
尤も、考えて見れば100年前の私の先輩達も、きっとあの頃、急速に変化する周囲を見回しながら、同じような気持であったに違いありません。だから、そんな先のことで気をもんでも仕方ないようです。
「どうする、21世紀」なんて気負ずに、明日のために今日は何が出来るか、そんな事を考えながら自分のペースで生きてゆこう、―― これが私の年頭所感となりました。
今日から100年間、この世に生を受け、生まれ出る人はみんな21世紀生まれで、(あたりまえだ!)これまでの私達は“前世紀生まれの人間”になってしまいました。
自分が急に古くなった感じがしないでもありません。でもまあ、いいか!!
なにはともあれ、新年、新世紀、新千年紀、明けましておめでとう。
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「雨」
雨が大好きだという人に、あまり会ったことがない。私もあまり好きではない。得に外を歩くことの多い日本の雨は、大?嫌いだ。雨が降って残念な思いをしたことは多いが、良かったという思いは少ない。だいたい『雨』には暗くジトジトしたイメージさえ伴って、どうも私の性に合わない、いや、合わないと思っていた。でも時には雨も、そして処によっては雨も、なかなかいいものなのだ、と呟くさくらである。
ここ米国西海岸最北のカナダに面するワシントン州は、「雨が多い」と有名だ。ところが、年間降雨量は85.3p、なんと東京よりも少ない。小雨の日(降雨日数/平均153日)が多い為、「雨が多い」と言われてしまう。得に雨期と呼ばれる10月中旬から3月の「雨の日」は53%と多い。その海岸沿とは逆の山手では、その雨が白く冷たい雪となる。冷たいと強調するのは、緯度が高いにもかかわらず極端に気温が下がらないここワシントンの雨は、なんとなく暖かく、その雨音さえ柔らかい。カリフォルニアから北上してくる暖流に面している海洋性気候の為である。
知人で「雨が大好き」という大層ネクラな女性が居た。『家の中に居て、裏庭に落ちる雫を見ながら一日を過ごせる今は最高だ』と言っていた。いい稼ぎ主を持ち、健康なくせに外にも出ず不平不満を連ねるばかりの、贅沢な主婦のたわ言だと、耳で聞いて心で笑った。雨が好きだという人は、暗く、ねっちっこく、しつこいというイメージが、何故かその時から私の内に根ざしてしまった。偏見だということは深く承知していた。今はあの彼女に、「この雨の音を聴かせたい」とさえ思う、ワシントン州の雨の音。
一雨ごとに季節が深まり、そしてまた一雨ごとに次の季節へと変化する。なんと不思議な水だろう。水は心身魂を清めるというが、ここワシントンの雨はそれに似て、人をも癒す気さえする。だれかがルルドの水をここにもたらしたに違いない。自然も人をも癒した雨の後、広がる水色の空。その向こうに雪景色の凛々しい山々の息吹き。私はここに骨を埋めたい、そう思った雨の日のさくらの独り言。
mail@makita1.com―足だと、こうはイキマセン のお話し―
皆様、明けましておめでとうございます。
いよいよ21世紀に突入しましたねぇー、今世紀も色々有りそうです。
あーあ、次回22世紀までは生きてないかなぁ..。
しかし、世紀を跨ぐ事も貴重な体験ですよね。
さてさて、今世紀最初のお話しは?っというとー、
お正月には欠かせない、おせち料理で、酢の物なんかにお使いになったであろう、『大根』。
この『大根』の葉を、茶色くカラカラになるまで陰干して保存しておくとヒジョーに役に立つのです。
東北地方では、寒い時干したものは大変身体を暖めるものとして大切にされてきたそうで、酒粕や高野豆腐を入れた味噌汁に、水でもどし、ゆがいた『大根の葉』を入れると身体が暖まって寒さなんか吹っ飛びます。
っという事はーっ、冷え性や病弱な方にはモッテコイなんですねぇー。
生の『大根の葉』は野菜の中でも、一番ミネラル、カルシウムが多く含まれ、ビタミンの王様と言っても過言ではないんですってーっ。
アツ〜イ玄米御飯の上にまぶして食べると特に本領を発揮して、お通じを良くし、胃腸の働きも良くして、疲れも取っちゃうすばらしい食物なのです。
さっと熱湯をかけて刻み、生姜を少々刻んで混ぜ、塩味で御飯にまぶしたり、すりつぶした胡麻を混ぜて食べても美味しく、こういった食べ方で常に食べれば、自然とミネラル、ビタミンが補われて丈夫で健康な身体になる事まちがい無しです!
さてさて、皆さんのお正月は如何なものでしたか?
LAは非常に暖かく、温暖すぎて日中は汗をジワジワかく程でした。
当然、お正月という実感がなく、熱燗キュッって感じでは有りませんでしたから、僕にとっては、楽しみ半減という感じのお正月でした。
やっぱりお正月は、こたつに入って朝から晩まで熱燗キュッ、これですねっ!
..っという事で、本年も宜しくお願いいたします。
蒔田 龍人 www.makita1.com
川 柳 & コ ン ト (東京・成近)
( 川 柳 )
一筋の道靴擦れをタコにして
一筋の道逆風に背を丸め
一筋の道にも岐路が二度三度
一筋の道野の花に励まされ
一筋の道どこまでも新世紀
( コ ン ト )
「新年早々腰痛、突き指」
あ いてー (IT) −森首相
「仕事始め」
職安へ行った −失業パパ
「曙休場」
横綱はリストラがなくていいなあ −不況会社社員
(東京・成近) E-mail
kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp「コント、読み違い??」(その77)『今世紀始まって以来の・・』
(1) 1月1日に街に出てみたら、もう新年の大売出しをしている商店を見かけました。そしてそのお店には何と次のような特製ポスターが貼ってありました。
『本日、一日だけ、今世紀始まって以来の安値で大安売り!!!』 ――― 今日は2001年1月1日だもの、あたり前だよね。
(2)日本国政府は、新世紀のスタートを記念し、2001円札(紙幣)を発行することになったそうです。
なお、紙幣のデザインは、“ブラックジャック”用のトランプ札で、合計“21”とすることになりました。
(その78)今 日 は 何 の 日 ?(1月)
日本語の場合、数字の読み方(発音)から新しい意味を創造する事をよくします。そこからいろいろな記念日が作られます。
今月の、そんな記念日をインターネット(FUKUSHI's Web Page[今日は何の日])から一部抜粋してご紹介致します。
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*1月 4日:石の日:石(=14)の語呂あわせ
*1月 5日:囲碁の日:囲碁(=15)の語呂あわせ
*1月 5日:いちごの日:いち(=1)ご(=5)の語呂あわせ
*1月 6日:色の日:色(=16)の語呂あわせ
*1月 8日:勝負事の日:イチ(=1)かバチ(=8)かの語呂あわせ
*1月 9日:クイズの日・とんちの日:一休(=19)さんの語呂あわせ
*1月10日:110番の日:110の語呂あわせ[警視庁、1985年]
*1月15日:いい碁の日:いい碁(=115)の語呂あわせ[鹿児島市]
―― 羅府の庄助さん ――
新作「いろは歌」 新作「いろは歌」(その13)☆バブルの跡-2(99.4月作) 〈七五調〉
宴の果てへ 負債あり 行方も見ずや 税金を
底なし遣ひ 泥沼え 無恥めに我ら 骨折る世
(うたけのはてへ ふさゐあり ゆくゑもみすや せいきんを そこなしつかひ とろぬまえ むちめにわれら ほねるよ)
【七五調です。七五調でなおかつ古文で作るのが本当だそうです。
泥沼えの、え、はみっともないのですが、捨て難いので送ります】
――― T. H. ―――
愛用PCのハードディスクを30GBにし、パワーアップしました。家族全員がインターネットをするので無線LANで全員のPCをつなぎ、ファイルも共有できるようにしました。インターネット回線も今月12日よりケーブルに変えて、新しい体験が始まります。今年もいろいろトライしていきたいと思います。
雑貨屋へのアクセス数が増えてきました。
この調子で行くとアクセス数が10000を超えるのもすぐですね。
皆様からのおたよりをお待ちしております。PDFを読むためのソフトは無料でダウンロードできます。トライしてみてください。バックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.243
雑貨屋 店主 大西良衛
zakkaya@news.email.ne.jp