weekly


1262号

No.1262     Ryo Onishi              7/19/2020

 weekly
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雑貨屋のひとり言

日本もコロナ感染者が再拡大してきています。世界で一番感染者が多いアメリカは日本の100倍以上のコロナ感染者が出ています。日本はPCR検査数が増やしているとはいえ、他国とは比べ物にならないくらい少ない数なのでこれから一体どうなるのでしょう。GO TOキャンペーンなどやっている場合ではないような気がします。世界からは日本はどう観えているのでしょうか?

もうすぐ本格的な夏が来るのにみんながマスクをしている光景はもう普通に見えています。マスクもデザイン性の良いものをつけている方が増えてきました。せめてこのぐらいは楽しみながらいきましょう。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

人間は利巧か馬鹿か原子の火

トランプが脅す武器買え車買え

錯覚の角度で北の飛翔体

核兵器 猿の進化が弄ぶ

子の何故に答えが出せずいる戦  


( ニュースひとりよがり )

「国のせいだ」「都の問題だ」
両方だ −コロナ

「50年ぶりの大雨」
記録は皆に祝われてこそのもの −30年ぶりのタイトル

「5億円で落札」
競り合いには強いです −ディ―プ産駒

 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(635)「歌で“おうち時間”を楽しもう!」

コロナ感染拡大による「緊急事態宣言」が解除されてから2か月経過、その間、東京都の感染者数が連日100人を超え、16日286人、17日293人、18日290人と拡大は止まらない。
それでも政府や東京都は「不要不急の外出、他県への移動や夜の街への外出を控える」など(繰り返しの)注意を呼びかけているだけで「第2波ではない、警戒は必要だがコロナと共存する時」と言っている。“アホか?誰がコロナと共存出来るか”と翁は怒っている。翁は断言する“第2波”は、確実に起きている。“予兆”ではなく“現実”なのだ。国立感染症研究所長の脇田隆字氏は「感染経路が追えない感染者が増えており、市中感染が広がっている非常事態」と言い、東京都医師会副会長の角田 徹氏も「個人的には“第2波”到来、と思っている」と言っている。もう、こうなったら政府や都知事が何を言おうと、我々一人ひとりは“自己防衛”を強化して“コロナ野郎に立ち向かうしかない。

“自己防衛”とは「衛生管理の徹底」「3密回避」「不要不急の外出自粛」を今まで以上に守ることだ。翁の場合(この3つの中で)「衛生」「3密」は問題ないが、長引く「外出自粛」が心身の健康に多少の疲弊をもたらしている。翁の“家籠り”の過ごし方は、まずテレビ、パソコン、時々読書、時々ギター練習、時々囲碁独習、時々散歩と買い物、時々昼寝の繰り返しだが、正直(昼寝と散歩・買い物以外は)どれもこれも直ぐに飽きて長続きしない。何もすることがないと何故かイライラが募り、その反動か、やたらコーヒーを飲んだり、イヤシ食いをしたり・・・そのせいで、かなりデブって来た。先日、K大学病院での3か月検診の結果、2,3の要注意があった。主治医いわく「原因はストレスと肥り過ぎ。適度の運動とバランスの取れた食事を」――わかっちゃいるけど行ない難し。そんなことで悶々としている矢先、翁の親友で音楽家の熊坂良雄氏夫人・牧子さん(オペラ歌手・ミューズ熊坂音楽スタジオ代表・流山市ゆうゆう大学講師・前東洋学園大学講師)から、牧子さんのお弟子さんたち(流山市ゆうゆう大学音楽専科卒業生=現在5団体、総団員数155人)へのメッセージ(ステイ・ホームの過ごし方の提言)が翁のパソコンにも届けられた。このメッセージは鬱々としている翁にとって正に“福音”、(今号に)その1部を拝借することにした。牧子さんの”大学“でのメイン講義は『心と健康に役立つ音楽講座』だそうだ。なお、メッセージの原文は優しい“です・ます調”だが、本欄では“だ・である調”にアレンジした。以下、熊坂牧子さんの提言『歌で“おうち時間を楽しもう!』――

(1) 1日1回、壁を背にして真っ直ぐに立ち、そのままの姿勢で『あいうえおの歌』を大声で読み上げよう。
「赤い絵、青い絵、あいうえお」「柿の木、かくから、かきくけこ」「笹の葉、さらさら、さしすせそ」「畳を、たたいて、たちつてと」「無いもの、何なの、なにぬねの」「春の日、花降る、はひふへほ」「豆の実、豆の芽、まみむめも」「闇夜の、ヤマユリ、やいゆえよ」
「らんらん、楽ちん、らりるれろ」「わいわい、輪回し、わいうえお」――この作詞者は、まど・みちお(1909年〜2014年)、北原白秋(1885年〜1942年)の弟子である。実は俳優・声優・アナウンサーの発声練習、滑舌トレーニングに(今でも)使われている北原白秋作の『あめんぼの歌』と言うのがある。まど・みちおの『あいうえおの歌』は師匠(白秋)の『あめんぼの歌』をもじったものではないかと翁は想像しているが、果たして・・・

(2)椅子に座るなどラクな姿勢で歌集『美しき日本の歌』を歌おう。1番だけでもいいし疲れたら止めて、続きは翌日に。毎日、同じ歌でもいいし、毎日、違う歌を歌うのも楽しいだろう。参考までに“おすすめの歌”を少し紹介しよう(カッコ内は作詞家)。
<国民歌謡>
『日本良い国』(中央強化団体連合会)♪日本よい国 東の空に 昇る朝日は・・・・・・
『朝』(島崎藤村)♪朝はふたたび ここにあり 朝はわれらと 共にあり・・・・・・・
『椰子の実』(島崎藤村)♪名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ・・・・
『春が来た』(高野辰之)♪春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た・・・
<われ等の歌>
『歩くうた』(高村光太郎)♪歩け 歩け歩け 歩け南へ 北へ歩け 歩け東へ 北へ・・・
『朝だ元気で』(八十島稔)♪朝だ朝だよ 朝陽が昇る 空に真赤な 陽が昇る・・・・・
<ラジオ歌謡>
『朝はどこから』(森まさる)♪朝はどこから来るかしら あの空越えて雲越えて・・・・
『山小舎の灯』(米山正夫)♪黄昏の灯は ほのかに点(あか)りて 懐かしき山小舎は・・
『夏の思い出』(江間章子)♪夏がくれば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空 霧の中に・・・
『さくら貝の歌』(土屋花情)♪美(うるわ)しき桜貝一つ 去り行く君に捧げん・・・・
『あざみの歌』(櫻井 弘)♪山には山の愁(うれい)あり 海には海の悲しみや・・・・
『白い花の咲く頃』(寺尾智沙)♪白い花が咲いてた ふるさとの遠い夢の日・・・・・・
『森の水車』(清水みのる)♪緑の森の彼方(かなた)から 陽気な歌が聞こえます・・・
『雪の降る街を』(内村直也)♪雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが・・・・・・

これらは、どれもこれも懐かしい歌ばかり。歌詞は忘れているけれどメロディーはだいたい覚えている。人前で歌うこともなく、カラオケにも行ったことのない翁だが、この際、自宅で“のど自慢?”、同時に(これらの歌を)ギターの練習曲にもしよう。更に翁、個人的にもう1つ付け加えたいのが『故郷(ふるさと)』(高野辰之)♪兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川・・・翁、この歌を聞くたびに幼き頃の九州の故郷を想い出し胸が熱くなる。
まさに♪雨に風につけても 思いいずるふるさと・・・である。

音楽家・熊坂牧子さんは呼びかける「滅入る気持ちを笑顔で吹き飛ばそう、コロナに負けないよう、歌で“おうち時間”を楽しもう!」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

人民服と自転車

学生時代に1度だけ、ぶっつけ本番で香港から船で広州に渡り桂林を巡って来るツアーコンダクターをした事がある。ツアーの初日は香港で一泊して翌日の夕方、香港から船で一夜を明かし広州に渡った。その時に見た光景は今でも忘れられない。香港から買い出しに出かけて本土に戻る人民で船の中はごったがえしていた。米や扇風機や鍋を背負った人たちの姿は戦後ボロボロになって引き上げてきた日本人の姿のようだった。
もちろん写真でしか見た事は無いけれどその状況を思い浮かべてしまった。
その頃の赤い国は国営ホテルしか無かったと思う。日本語がしゃべれる現地のガイドがつきっきりで案内してくれた。広州に泊まった最初の朝は夜明け前に目が覚めた。街には街灯などは無く夜が明ける前は真っ暗で何も見えない。ところが窓から下を見下ろすと真っ暗な中で蟻のようにたくさんの人が忙しそうに動き回っているのが見えて仰天した。街の露店からは白い湯気がモクモク立ち上がり何かを蒸したり料理したりしている様子が見えてきた。数人で集まって太極拳をしている人の姿も見えてきた。ただっぴろい道には道路標識や信号などは無く右や左に自転車や人力車が往来している。その間をたまに車が通る状態だった。ほんの少し前までは、あの赤い国は人民服と自転車の国だった。広州の田舎の方では靴も履いていないような子供たちが観光バスにむらがって食べ物やお金をせびってきて何だか切ない気持ちになった。それから“日中友好”の名のもと、パンダ外交がはじまり日本の潤沢な資金や技術や人が赤い国になだれ込んで、あっという間に砂上の楼閣が出来た。今年から世界中で大騒ぎになっている武漢発新型肺炎。今は豪雨で多くのダムが決壊して赤い国のあちこちは水の中。バッタの襲来で穀物は食われ鳥インフルに続き豚コレラも発生。内モンゴルはネズミのペスト、おまけに世界中の国と領土問題でもめ米国からも厳しい制裁カードがきられている。あるジャーナリストが言っていた。今後、赤い国は世界最大の赤貧国になると。ガラガラポンで元に戻ってやり直す事も一つの選択だ。最近、“ほぼ内部循環だけになる”と赤い国の外交部幹部が漏らしたと言う。あのプーチンでさえ赤い国は今後、最も貧乏になると公言したらしい。インドと赤い国の国境線で武力衝突が起きてインドはカンカンに怒っている。それでロシアから最新式のミサイルを買ったりして急接近しているらしい。人民服と自転車が主流になるかもしれないのなら、さっさと日本の会社も日本に帰ってこないと心中する羽目になるかもしれない。それでも“夢をもう一度”と諦めきれない
財界や政界の人達は頑張るのだろうか、、、、

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

謝る勇気・やめる勇気

6月6日、一枚のはがき“還暦同窓会延期のお知らせ”が届いた、今年8月15日開催予定の中学校同窓会。この同窓会開催案内のはがきは5年前から年に2回夏冬に送付され、それらはいつも、全文が懐かしい方言で書かれていた。例えば『60にないで、同窓会ばすいぞ、元気でさい帰ってこんば。待っといで』、天草弁で『60歳になるから、同窓会をするよ、だから元気で帰っておいでよ、待っているから』という意味。だが今回のはがきは、『〜このような情勢の中挙行することは難しいという結論に達しました〜予定をしていた皆さん大変残念です〜笑顔で全員が集まれることをお待ちしています』(一部抜粋)というフォーマルなもの。ゆえになおさら、遠く東京に住んでいる私は、故郷を恋しく想った。同時に、開催日時未定の延期を選択した同窓会幹事の断腸の思いと決断を、誇り思うもの。同窓会幹事の“やめるという勇気”に、乾杯だ!

言うまでもなく同窓会の延期理由は、新型コロナ感染拡大の影響。故郷熊本・天草に残って代々続く稼業に携わる同級生たちは、今までに例のない受注取り消しが続き、売り上げは激減、資金繰りも大変。それに加え、大雨の影響も拍車、次世代に継げられるか厳しいという。一方、故郷遠く離れた県外居住の同級生たち(私もそのひとり)も、夫々の社会や生活、自粛や変化対応に追われ、それでも8月になればと、十数年ぶりの帰省や再会を自分へのご褒美として励みにしてきたから、肩を落としながらも歯を食いしばる。大雨洪水被害のボランティアとして熊本へ行きたくても、県外ボランティアは受け入れてもらえない。来てほしくても来てもらえない、行きたくても行けない、ではいつなら来られるのか、行けるのか、全く見えない、そんな今夏の幕開けになってしまった。

ところで、“人は偉くなると、ごめんなさいと言う勇気や、やめるという勇気がなくなるのじゃないか?!”と思う時がある。例えば、新型コロナウイルス感染の影響で大打撃を受けた観光業や飲食業の需要喚起及び地域活性化を目的に7月22日から実施を打ち出されたGo To Travelを“やめる!”と一言う勇気を願う。やめてほしい!また、大雨の中、都知事選挙候補者の選挙活動、大型マイクロバスなる選挙カーをバス停前の駐車禁止範囲内(ビル地下駐車場から住人が出庫する際に視野を妨げて事故発生につながる範囲)に停め車上から、いかに都民の生活を守るかを力説する候補者、歩道では団扇を配布する選挙運動員。傘をさして家路を急ぐ住民や車の往来を全く無視した様子。駐車違反や団扇配りは“やめる(しない)!”と言えない候補者に、都民の生活も気持ちもわかるはずがないと腹立たしく思った。政治的なことをつぶやかないといいながら、つぶやかざるを得ない自分だ。

さて、九州や中部そして東方地方に住む親戚や友人から、コロナ感染を案じてお見舞いや励ましの連絡をもらう。とてもありがたい。しかしもうひとつ、今はこちらへは来ない方がいい、来ても東京からとはわからないようにとの率直なアドバイスももらう。都会から離れた地域では、親子や親せきであっても、来訪を固く断るらしい。隣近所の距離や関係が近い分、“村八分”のような現象が起こるからだという。報道関係に見聞きする車に卵を投げつける事件などという、私達が知らされているよりはるかに多く、そしてとても身近なところで起きているのは事実。でもその多くは、東京より遠くの地域でも近くても、感染者が少ない地域では感染者や予防に過敏で情報開示も詳細、だから辛いらしい。つまり東京都民にとっては違うコロナ現象が起きている事実、「他県からはくるな、コロナもくるな」と言われレッテルをはられる。地方都市には、東京では考えられないことが起きている諸事情が地方にはあり、住んでなければ決してわからない事象がある。いったい誰がこれを国会に伝えるのだろうか。私達の日本政府は国民の生活をどう把握し、何を誰のためにどうするのかなと少し疑問に思ったりする。実は、そういう私、自粛生活中、叔父や友人がこの世を去った。勿論葬儀にも行けなかった。ごめんなさいとあやまりながら、行くことをやめる勇気を持とうと自分をなだめながら・・・私は日本国民ですっと呟く、さくらの独り言。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

Anat Cohenと名前を見て1081号で紹介した Avishai Cohenと関係あるのかと思ったらAvishai Cohenの妹でした。今週紹介するのはAnat CohenがクラリネットでFred Herschのピアノとのデュオのアルバムです。珍しい組み合わせですが新鮮に聴けます。

"Live In Healdsburg"   Anat Cohen

01-A Lark
02-Child's Song
03-The Purple Piece
04-Isfahan
05-Lee's Dream
06-The Peacocks
07-Jitterbug
08-Mood Indigo (Encore)

Anat Cohen (cl)
Fred Hersch (p)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

藤井聡太さんの棋聖最年少タイトル獲得は圧巻でした。毎回、形勢不利の状況から逆転で勝利する姿に感動と勇気をもらった人が沢山おられたと思います。

PCで図面を作成したいと考えていたのですが正確に描けず苦労していました。10年以上前から使っていた図形を描くのに便利なVISIO(1992年2000年にマイクロソフトに買収された)というソフトのことを思い出しPCにインストールしました。縮尺も自在に設定できるのでかなり正確に平面図を描くことができます。図面を作るのが楽しくなります。iPadで作成できないのが残念ですが。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1262

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com