weekly


1239号

No.1239     Ryo Onishi              2/9/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

新型コロナウィルスの感染が拡大している報道が毎日流れます。どこまで拡大するのか世界中の脅威になっています。新型のウィルスでワクチンもなく今は、自分で身を守るしかないのが余計に不安をあおっているのだと思います。
これを機に中国政府は中国が今後このようなウィルスの発生源にならないよう医療を含めた抜本的な対策をとってもらいたいと思います。世界中がそう言うべきだと思います。
一方で気になるのが、アメリカのインフルエンザの大流行です。感染者が1900万人、死亡者が1万2000人を出しているのは先進国としては情けないと思います。医療技術が進んでいるはずなのに下流の人を助けられないのは悲しいことです。どちらの国も経済優先で医療に関しては公平ではないように思えてしまいます。日本も経済優先でそうなりませんように。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

後ろ髪ばっさり明日へ向きを変え

削除キーポンで男を二.三人

道ならぬ恋です噴火注意報 

貧乏が無駄でなかった放浪記

まだ夢が詰まるわたしの万華鏡


( ニュースひとりよがり )

「中東海域へ出航」
波が高そうだ −護衛艦「たかなみ」

「一箱5万円」
開いた口が塞がらない −マスク

「山崎55年∴齧{300万円」
出世頭だな −55歳の山崎君
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(612)「2月11日は建国記念日、万歳三唱の日」

2月11日は『建国記念日』である。主旨に「建国を偲び、国を愛する心を養う」とある。
この日は、(翁)正月に続いて2度目の日の丸掲揚の日である。昔は『紀元節』と言った。♪雲にそびゆる高千穂の 高根おろしに草も木も なびきふしけん大御代(おおみよ)を 仰ぐ今日こそ楽しけれ・・・(明治26年制定の『紀元節唱歌』)は、翁も含め翁の年齢より上の人は今でも歌える。それほどに『紀元節』を懐かしむ心情が残されている。翁はこれまでにも『龍翁余話』で『紀元節』をテーマにしたエッセイを2回書いた。

カレンダーやその他の資料を見ると『建国記念日』ではなく『建国記念の日』と「の」を入れている。何故か――制定に至るまでの沿革を調べて見ると、この2月11日と言う日付は「古事記」や「日本書紀」で日本初代天皇の神武天皇の即位の日とされており、1873年(明治6年)に「神武天皇即位の日を“建国の日”としよう」と言うことで『紀元節』の名称で祝日となった。この『紀元節』は戦後の1948年(昭和23年)、占領軍(GHQ)によって廃止されたが、1966年(昭和41年)に『建国記念の日』として復活(制定)した。しかし、日本と言う国がいつ誕生したのかについては諸説あって(昭和41年)当時の政治家や歴史学者、国文学者の間で意見が分かれた。“日本誕生の日”が定まらなければ“建国の日“も定まらない。そこで(翁の推測だが)当時の政治家たちは戦前の『紀元節』の精神を汲み、また、歴史学者や国文学者の言い分も聴き入れ、古くから言い伝えられている神武天皇即位の日が建国の日であろうと仮説を立て、その日を記念する日、と言う意味で『建国記念の日』と「の」を入れたのだろう。何とも苦し紛れのネーミングではないか。初代天皇・神武天皇即位の日を「日本建国の日」とすればいいではないか。「の」を入れようが入れまいが、意味も精神も大した違いはない。したがって翁は(以前から頑固に)「の」を外して『建国記念日』と称することにしている。ちなみに2020年は皇紀2680年。皇紀とは、初代天皇(神武天皇)が即位された年(紀元前600年)を元年(紀元)とするもの。神社(神道)関係では「神武天皇即位紀元」とか「神武暦」と言うそうだ。
 
“皇紀”を知る人がだんだん少なくなって来た。“皇紀”どころか“日本の建国の日”も知らない人(特に若者・子ども)がいかに多いか――5年前の2015年(平成27年)1月に、政府機関が行なった「日本の建国に関する全国意識調査」(アンケート)によると、日本の建国の日を「知っている」(38%)、「知らない」(62%)――「知らない」が6割以上もいるとは情けない。おそらく60歳代以下の人たちに多いのだろう。日本の建国の日に関する歴史を学校で「学んだことがある」(中学で学んだ23%、高校で学んだ5%、何となく独学で学んだ18%)、「学んだことが無い」(54%)――「学んだことが無い」(学校の授業で学べなかった)が多いのは間違いなく(翁が忌み嫌っている)日教組のせいだ。しかし、翁が多少はホッとするのは次の質問回答である――日本の“国史教育”は「必要である」(85%)、「必要でない」(3%)「どちらでもよい」(12%)。日本国の歴史を正しく知る必要があると思う人が85%もいることに翁は安堵する。更に翁を喜ばせたのは、日本という国を「誇りに思う」が92%、「誇りに思わない」が0%、よく分からない」が8%だったことだ。それから5年経った2020年、国民の『建国記念日』や“国史”に対する考え方がどう変化しているか(いないか)が気になるところだが・・・

2月11日が『紀元節』(『建国記念日』)であることは、翁、子どもの頃から教えられ(訳も分からないまま)大人たちと一緒に祝っていたが、ほかに、この日が何と『万歳三唱の日』であることを、翁は近年まで知らなかった。調べてみたら1889年(明治22年)2月11日に大日本帝国憲法発布記念式典の際、東京・青山練兵場での観兵式に向かう明治天皇がお乗りになった馬車に向かって大学生たちが(日本で初めて)『万歳三唱』を叫んだことに由来する、とある。翁は元来『万歳三唱』は好きではないが、皇室に対し敬愛の情を表す『万歳三唱』は別だ。そもそも“万歳”とは(奈良時代に古代中国から伝わった文言)『千秋万歳』が語源で、皇帝の『千秋』(千年)『万歳』(万年)の弥栄(いやさか)を祝う言葉だったとのこと。したがって翁、「天皇陛下万歳!」は自然に発することが出来るし(『万歳』の意味が拡大されて)国や公的機関、企業、グループ等の祝賀会、スポーツ選手らが優勝した時に行なう『万歳三唱』も“まあ、よし”とする。しかし、いただけないのは政治家たちが行なう『万歳三唱』だ。選挙で当選した候補者や支持者が『万歳三唱』をするシーンを(テレビで)見かけるが、あれは見苦しい。これと言う理由はないが、とにかく生理的に“嫌い”なのだ。それはともかく2月11日が『建国記念日』であり『万歳三唱の日』というのは偶然とは言え、意味合いを考えれば(因縁的)必然性はあるように思える。

さて――『紀元節』については(冒頭に述べたように)これまでに『龍翁余話』で2回書いた。2018年2月に配信した(511号)「紀元節の思い出、再び」から(要旨を)抜粋する。
【・・・若い頃、テレビ番組取材(撮影)のロケハン(ロケーション・ハンティング=撮影場所を探す事前調査)で“天孫降臨の地”高千穂峰(宮崎県と鹿児島県の県境、標高約1600m)を訪れた。その日は偶然にも2月11日だった。山頂には青銅製の“天逆鉾”(あめのさかほこ)。山頂手前に鎮座する巨大な注連縄(しめなわ)で締められた巨大岩、そこには“天孫降臨之地”が刻まれている。翁、その岩碑の前で神々に恭しく拝礼。振り返ると眼下に広がる白銀の樹氷林、まさに神秘の世界。初めて見るその感動的光景に打たれた翁、しばし呆然―-我に返った翁、即興的に和歌を詠む(江戸時代の国学者・本居宣長の“敷島の大和心を人問わば”をもじって)<高千穂に 日本精神(やまとごころ)をたづぬれば 樹氷こたへし 天をみるべし>――“天孫降臨之碑”から眼下に広がる樹氷林に心を鎮めながら“日本精神とは何ぞや”を考えた。“天を仰げ、天が答えを出してくれる”樹氷林から、そんな声が聞こえて来るようだった】――それから半世紀も過ぎた。いまだにその答えが聞こえて来ない。未熟な八十路である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

指定感染症に認定された新型コロナウィルス

今週は、もっとほっこりとしたエッセイを書きたいと思っている矢先、また日本の医療機関で働いている友人からメールが来た。未だにマスクの供給がされていない中、今回、指定感染症に認定された新型コロナウィルスの件で激怒していた。その一部が以下の新聞の添付だった。
指定感染症となったことで、新型肺炎の治療費は公費で賄われることとなった。このこと自体は悪くないが、この適用には国籍の別がない。仮に中国からの旅行客が発症し、日本の医療機関で治療を受けた場合で、その費用は日本の公費から支払われる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200131-00000011-ykf-int

だから香港や韓国で入国拒否を食らったクルーズ船がどんどん日本に向かったのだな〜と。ようやく、その事態を理解した日本の政府は、慌てて阻止できる法案を成立させたのだとか、、、今後いろんなルートで日本を目指して大量の難民もやってくる気配の中、日本の慈善事業の力は及ばず尖閣周辺の中国船による活動は全く納まる気配が無いようだ。恩を仇で返す行為だと新聞の見出しにも載っていた。今米国ではWHO(世界保健機構)の事務局長の辞任要求が30万人以上集まったそうだ。やはり、日本でも間違った情報を流すメディアや政治家には責任をとってもらうべきだ。特に日本人の命に関わるような大事な情報は隠蔽するべきではない。昨日だったかNHKでも数日遅れで一般の人が流しているYoutubeの動画をそのまま流していた。その映像は現在の上海や北京の状況をそのまま放送で流していた。中国全土が、どこも徐々に封鎖されていく状況なのだ。そんな中で武漢の医者が数日前に亡くなったという事をYoutubeで見た。その医者はコロナウィルスが発生した12月初旬の時期に最初に警告を発した医者だった。ところが中国政府によってデマを流したという書類にサインをさせられペナルティを受けた。それでも最後まで警告を発信し続け命が尽きた。世界の情報から取り残されている日本ではあるけれど危機感を感じて英語や中国語の堪能な日本人がYoutubeでどんどん発信し始めている。
毎日、刻々と新型肺炎に関する情報が入ってきて、しばらくは目が離せない状況だ。


茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

先日ご紹介したジャズアルバムの探し方で未知のジャズアルバムがたくさん見つかります。ここのところピアノが続いていますが今週もイギリス人ピアニストFrank Harrisonのアルバム"First Light"です。ヨーロピアンなピアノの音色が気に入っています。全体にスローな落ち着いたジャズでゆったりと聴けます。

"First Light"    Frank Harrison Trio

Frank Harrison (piano)
Aidan O’Donnell (bass)
Stephen Keogh(drums)

01-You Can't Go Home Again (Don Sebesky)
02-What Is This Thing Called Love (Cole Porter)
03-Afternoon In Tromso (Frank Harrison)
04-First Light (Frank Harrison)
05-Jinni (Frank Harrison)
06-Nature Boy (Eden Ahbez)
07-Love Theme From
08-Maria's Planet Song (Frank Harrison)
09-Falling (Frank Harrison)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

発売された当初、機能がチャチで使いにくくてみんなにバカにされていた商品が、気がつけば世界の市場を席巻しています。それはスマートフォンです。
スマートフォンのおまけ的な機能だったものが進歩して気が付けばそれまで高性能で大きなシェアを誇っていた製品が売れなくなって倒産した企業があります。優良企業のイノベーション製品だったデジタルカメラが後からじわっとやってきた破壊的イノベーション製品にやられてしまいました。現在持続的イノベーション製品であるスマートフォンが破壊的イノベーションの製品にやられてしまう日は来るのでしょうか?

雑貨屋ウィークリーをスマホでお読みになる方は右のQRコードをコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1239

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com