早春のファーマーズマーケット
LAは久しぶりに一昨日の晩まとまった雨が降った。空気は、まだ冷たいのに昨日も今日も日差しが穏やかで小春日和の気持のいい日が続いている。今朝土曜日の朝、2階から庭を見下ろしたらマグノリアの木に赤い花が少しだけ開きかけているのを見つけた。
今年は例年よりも早く花の蕾が膨らみ始めているようだ。今日もお天気がいいし仕事の前にちょっとファーマーズマーケットに寄りたくなったので出かけてみる事にした。
ファーマーズマーケットに行くと季節の移り変わりが5感で感じられる。旬の野菜や果物や花を見ているとエネルギーが伝わって元気になってくる。私の好きなフリージアは後2−3週間後に出荷されるらしい。まだ、どこの花屋さんにも出ていなかった。何か珍しいものはないかな〜と見ていたらBuddahs
Hand(仏の手)というレモンを見かけた。何だろうと見ていたら店の人が“レモンだよ”と手にとって私に見せてくれた。香りを嗅ぐと確かにレモンだけれど形は何とも不気味。どうやって使うのか聞くと皮の部分を削って料理に使うのだそうだ。せっかく勧めてくれたけれど今回はパス。次回もっと使い方やそのレモンについて調べてから検討する事にした。
そしてプラプラその先を歩いているとカラフルなベリーを売っている店が目に付いたのでサンプルを試してみた。ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーどれも自然な味がして美味しかった。その中でグースベリーというフルーツを食べてみた。ちょうど黄色いチェリートマトのような形だけれど、もっと甘みがある。去年の秋に原村の畑に案内してもらった時に頂いた黄色いほおずきの味を思い出した。このグーズベリーもいろいろ体に良さそうだけれど普通のマーケットでは見かけない。春にはたくさん出回る金柑やザクロ(ポメグラント)も、まだ其々一店舗だけの店でしか見かけなかった。旬の時期には金柑が小さいバスケットに一つ1ドルぐらいで販売される。今年こそ金柑を丸ごと煮てシロップ漬けを作ってみたい。今回は何も目ぼしいものがないかな〜と見ていたら台湾キャベツを見つけた。今大抵こちらで売られているのが丸いキャベツ。台湾キャベツは平べったく丸いキャベツなのだ。日本も昔はこんなキャベツだったような記憶がある。友人が炒めても生で食べても台湾キャベツの方が美味しいと言うので見かけたら買うようにしている。今朝は台湾キャベツを一つ買った。そう言えば、昔は台湾バナナが売られていたけれど、いつの間にかフィリピンからのバナナしか見かけなくなった。
近い将来また台湾バナナが日本で復活してくれたらな〜と、、、、
茶子 スパイス研究家 |