2019年ハーベストムーン(中秋の名月)
9月13日(金曜日)の満月、アウトドアが好きな人達4人で夕方から満月を見ようとハイキングに出かけた。日の入りは7時6分。パロスバーデスの山から沈む夕日を見る為に間に合うようにサンセットポイントまで急いで歩いた。
6時45分ごろサンセットポイントにたどり着くとたちまちスカイショーが始まった。地平線の向こうに沈む太陽の光に照らされて雲や空の色は刻々と変化していった。その自然が染めあげる色合いに私達は、しばらく、うっとりと見とれていた。空は鮮やかな色から水彩画のパステルカラーの色に変わり日が沈んだ後は淡い紫色になり、あたりが群青色になると今度は反対の方から月が上がってきた。今回はオレンジ色の月が姿を見せた。その月を見ながら来た道を戻ると来る時より秋の虫の音が一層大きくなっていた。サンペドロの丘の上にある公園の駐車場に戻りサンペドロの湾から夜景を見降すと高く登った月がこうこうと輝いていた。これで夏も終わった、そんな締めくくりのハイキングのような感じがした。
翌日の朝、庭を見るとシソに白い小さな花が咲いていた。これがシソの種になるそうだ。そして今年の夏に活躍したシソも今年はこれで終わり。ナスも終焉を迎えオクラもしばらくしたら終わり、今度は柿やリンゴが色付き始める。
自然の営みの中で植物は微妙に季節を感じ姿を変えていく。全ての生き物、人間も含め時を刻み自然の法則の中で生きているのだな〜と…
今年の夏はサウスベイでさえ蒸し暑かった。日本は今年も異常気象で暑さが尋常でない上、大雨やら台風でたくさんの人が亡くなられた。
ニュースを聞く度にやるせない気持ちになる。
今年の秋も日本に戻ったら病院のハーブ園のお手伝いをする予定だ。秋に収穫される植物は何が育っているか楽しみだ。
茶子 スパイス研究家 |