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1214号

No.1214     Ryo Onishi              8/18/2019

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雑貨屋のひとり言

台風10号は西日本を直撃し、広範囲の地域に被害をもたらしましたがみなさんのところに被害はなかったでしょうか?盆休みの予定が狂った方もいたと思います。
15日は、お盆のお参りでお寺さんが朝早くからきてくれました。朝から台風10号が近づいて怪しい天気だったので、お経はかなりスピードアップされ、まるでテープの早送りで聞いているようであっという間に終わりました。台風の影響が出てきたのは夕方以降だったので、おそらく予定していた檀家回りは全部済ませることができたと思います。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

体調はいいです飯が旨いです

赤を着てじいちゃん元気高齢者

晴耕雨読今日はミミズのいる畑 

兎より亀長生きは俺の方

百五歳大往生を祝われる



( ニュースひとりよがり )

「招かれざる客」

10号はもう来たのか −10%

「一極是正」

一強はいいらしい −東京

「台風で中止」

えらいこっちゃ えらいこっちゃ −阿波踊り

 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(587)「大河ドラマ『いだてん』史上最低視聴率」

高齢になってからの翁、毎週日曜日夜の大河ドラマ((BSは6時から、地上波は8時から)を視るのが楽しみの1つになっている。これまで(2000年以降の大河ドラマで)面白い作品、つまらない作品いろいろあったが、あまりの愚作故に途中で視るのを止めた作品もある。例えば『武蔵』(2003年、主演・市川新之助=現・市川海老蔵)、『新選組』(2004年、主演・香取慎吾)、『平清盛』(2012年、主演・松山ケンイチ)の3作品。そのほかの作品で『花燃ゆ』(2015年、主演・井上真央)、『おんな城主・直虎』(2017年、主演・柴崎コウ)は視たり視なかったり。断っておくが、翁が、これらの作品を“愚作”と言うのは演技陣(出演俳優たち)の出来不出来、あるいは好みには関係ない。一様に言えることは(根本的には)製作者、特に脚本家・演出家の視聴者心理を無視した独りよがりの作り方が原因と翁は分析している。

さて、2020年7月24日開会の東京オリンピックを記念し、日本が初めて五輪に参加した1912年(明治45年)のスウエーデン・ストックホルム五輪から1964年(昭和39年)東京五輪までの約50年間を描く群像劇として今年1月6日に(鳴り物入りで)スタートした大河ドラマ『いだてん』が、いざ蓋を開けて見たら第1話の視聴率15.5%、この数字は、昨年の『西郷どん』、一昨年の『おんな城主・直虎』とどっこいどっこいの低さ。NHKや評論家たちは「そのうち上がって来るだろう」とタカをくくっていたら次週(第2話)が12.0%、何と一挙に3.5%も下げた。「第1話を視て実につまらなかった」と、約2割の視聴者が離れて行った。翁も“がっかり組”の1人。理由は、時代があっちに行ったりこっちに来たり、訳の分からない登場人物がやたら右往左往したり、おまけに主役の『金栗四三』の扱いと(ピートたけし演じる)『古今亭志ん生』の生い立ちが並行しているので物語をいっそうややこしくしてしまった。聞くところによると脚本家の宮藤官九郎は個人的に大の落語ファンで、それ故『古今亭志ん生』物語を引っ張り込んで(前述の)視聴者心理を無視した構成が、ドラマ全体を分かりづらくしてしまったのだ。“独りよがり作品”の典型だ。結局のところ視聴者は(このストーリー展開について行けず)視聴率は上昇するどころか1ケタ台に落ちて行った。不評だった『西郷』、『直虎』でさえ何とか2ケタ台を保ったが『いだてん』は第6話以降、1ケタ台が続き、先週(11日=第30話)は遂に大河ドラマ史上最低の(関東地区)5.9%(関西地区5.2%)を記録してしまった。

そもそも大河ドラマのファン心理とはどういうものなのだろうか(翁自身の向き合い方を含めて)考えてみるに、基本的には歴史や時代劇(特にメジャーな歴史上の人物が描かれるドラマ)が好きで、主要登場人物の人物像、人間関係図、時代背景、事象(出来事)の原因・経過・結末、当時の生活文化など知らなかった知識が得られること。勿論、好きなレギュラー出演者を毎週視ることが出来る、というのも大河ドラマに魅せられる要因であろう。その意味で言うと『いだてん』は現代劇、主役の『金栗四三』はけっしてメジャーではないが、2020年東京五輪を記念しての企画としては『日本マラソンの父・金栗四三』を取り上げたことは悪くないし、翁は個人的には『金栗四三』に興味関心を持っていた。

『金栗四三』(かなくり しそう)は1891年(明治24年)8月20日に熊本県玉名郡春富村(現・和水町)に生まれる。名前の『四三』は、父親が43歳の時に生まれたことに由来するそうだ。旧制熊本県立玉名中学校(現・県立玉名高校)を卒業して1910年(明治43年)東京高等師範学校(後の東京教育大学、現・筑波大学)に入学。1912年に開催されるストックホルム五輪に向けたマラソン予選会(1911年)で世界記録を出し、短距離の三島弥彦(1886年~1954年、東京麹町、東大)と共に日本人初のオリンピック選手となるも、残念ながらレース中に猛暑による日射病(熱中症)で倒れ棄権。そのことは第12話に描かれているが、実は――それから55年後の1967年(昭和42年)3月、『金栗』はスウエーデンオリンピック委員会からストックホルム五輪開催55周年記念式典に招待された。彼は同委員会の好意による勧めで競技場をゆっくり走って(場内に用意されていた)ゴールテープを切った。この時、アナウンスが流れた「日本のカナクリ、ただいまゴールイン、タイムは54年と8ケ月6日5時間32分20秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック全日程を終了します」――この感動的エピソードは今もストックホルム市民の間に語り継がれているとか。“友好親善・平和構築”のオリンピック精神を具現したスウエーデンオリンピック委員会に(翁も日本人として)心から感謝したい。なお『金栗』は「箱根駅伝」や「福岡国際マラソン」開催などにも尽力した。

話を戻そう――“独りよがりのドラマ構成”(シナリオ)で物語の展開が分かりにくいことは前述の通りだが、加えて主人公を演じる中村勘九郎の口跡(こうせき=しゃべり方)がこんなに悪かったか(歌舞伎の口跡なら、どうせ何を言っているのか翁は半分以上は分からないので構わないが)その悪声で“熊本弁”をしゃべるのだから(同じ九州・大分県生まれの翁でさえ)聞き取りづらい(理解し難い)ことこの上なし。勘九郎ファンには申し訳ないが(はっきり言って)勘九郎起用は失敗だったと翁は思う。それはともかく『いだてん』の主役が、いつの間にか(『金栗四三』から)東京にオリンピックを呼んだ『田畑政治』になった。調べて見たら『いだてん』は最初から2部構成だったとのこと。その手法もありかとも思ったが、演じる阿部サダオの(あまりの)“アチャラカ(おふざけ)演技”に翁、少なからず嫌悪感を抱く。“アチャラカ”と言えば講道館柔道創始者『嘉納治五郎』の描き方もまた実像とは程遠い“軽い扱い”。これは演技者のせいではなく、そういう演技を要求している脚本家、演出家の責任である。この“おふざけトーン”は今後も続くだろうし、一旦離れた大河ドラマファンを再び呼び戻すことは難しかろうが、(翁は)日本人女性初の金メダリスト「前畑ガンバレ!」の感動競泳シーンがいつ視られるか、それを楽しみにもうしばらく辛抱して視続けることにする・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

作曲家George Gershwinは多くの音楽家から尊敬されていて彼のためにたくさんのアーティストがアルバムを創っています。紹介するアルバムもGeorge GershwinのためにEddie Hendersonが描き上げたアルバムです。トランペットもピアノも素敵ですがビブラフォーンが加わりとても耳障りのよいアルバムになっています。

"Dreams of Gershwin"    Eddie Henderson Quintet

1. It Ain't Necessarity So (8:35)
2. I Loves You, Porgy (7:17)
3. Summertime (8:39)
4. The Man I Love (6:32)
5. Embraceable You / Natsuko-san (7:58)
6. Dreams Of Gershwin (6:07)
7. Saturn's Child (7:34)

- Eddie Henderson / trumpet, flugelhorn
- Kevin Hays / piano
- Ed Howard / bass
- Billy Drummond / drums


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

毎日手元に置いて利用しているiPadは実によくできた端末で常に新しい使い方を模索しています。でき たらこのiPadをパソコンの代わりに使いたいと考えています。iPadは画面が大きく画面分割などができるのが魅力ですがOSがiPhoneと同じiOSなのでちょっと物足りなさを感じています。
うれしいことに今年の秋からiPad専用のOSが登場することになりました。外付けストレージが使えたり、ファイル管理がもっと自由にできるようになるなど、 これまで不満に思っていたことが解決されそうなのでパソコンにだいぶ近づくと期待しています。iPadOSがリリースされる日を心待ちにしています。


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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1214

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com