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1174号

No.1174     Ryo Onishi              11/11/2018

 weekly
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雑貨屋のひとり言

入居から19年経つ我が家では家の中の設備や機器の不具合が次から次に出てきます。1ヶ月以上前から24時間作動している換気ファンから異音が出始め、その音が気になるレベルになってきました。業者を呼ぶ前に、自分でなんとかしようと天井裏にあるファンの蓋を開けてみました。ものすごいホコリに驚きながらそれを取り除いていたら、ファンを固定しているナットが緩んでいることがわかり締め直しました。異音はピタリと止まり元に戻りました。やってみるものだと思いました。さあつぎはどんな問題が起こるでしょうか?問題は 無いほうがいいですが、起こったらどうやって対応していくか考えながら楽もうと思っています。≪R.O≫

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


繚乱の花の中にも謀反の芽

思惑に同床異夢という構図

世界ではねじれ 議会でもねじれ

Yes Ican トランプはまだ強気

独裁に空耳でない遠雪崩



( ニュースひとりよがり )


「第二幕」
ねじれ編 −トランプ劇場

「流行語大賞候補発表」
まだまだ候補が出ますよ −新大臣

「全員野球チーム」
失策が多すぎる −安倍監督


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(550)「困った時は188番」
 

翁、早寝のせいか老齢のせいか、きまって夜半過ぎにトイレに起きる。その時、寝室が暗いので、枕元に置いてあるリモコンでテレビのスイッチを入れ、少し明るくしてからベッドを離れる。用を済ませて寝室に戻ると、たいていロクでもない番組(翁が嫌いな低芸能人による低俗番組)が流れている。更にムカつくのは、三流芸人や素人のタレントによる“やらせCM”。その多くが「今から30分以内の電話(お申込み)に限り数千円(または数万円の商品)が30%引き(または半額)になります。送料は当社が負担、お急ぎ下さい」的な“扇動CM”だ。嫌悪感を抱きながらテレビを消して次の眠りに入るのだが、時には眠気を妨げるCMもある。特に翁の趣味(ゴルフ)用具の宣伝だ。実に巧みなコメントとアマチュアプレーヤーの実技で見事なショット・シーンが映し出される。「このドライバー(一番遠くに飛ばす道具)を使って飛距離は30〜50ヤード延びました」と言われれば、近年、飛距離が落ちた翁は“俺も試して見ようか”と言う気にさせられる。“CM魔術”にかかる瞬間だ。いや、テレビCMと言うヤツ、丸っきりウソはつかない。『広告倫理綱領』と言うのがあって「信頼と品位を保つこと、虚偽・誇大広告や不当表示を行なわないこと、法を遵守し公序良俗に反しないとともに人権を尊重すること」などが規定されている。だから“虚偽”はない。しかし(中には)“誇大”はある。臆面もなくオーバーな表現をする出演者、それをやらせているスポンサー、それを流している放送局が“正当基準”が那辺にあるのか分からなくなり“誇大”を当たり前(それがCMのやり方)と錯覚するようになったのだろう。そのことに視聴者の多くは惑わされる。実は翁、過去にテレビCMに踊らされ、通販で無駄ゼニを使った経験が数回ある。テレビCMが翁を騙したのではなく、そのテレビCM(商品イメージ)を勝手に過大評価した翁の責任だと思って諦めるのだが、イヤなのは後日“当該商品の継続購入の催促、及びその社の別商品の宣伝”電話がかかることだ。しかし、翁のダミ声で“拒否”を告げると同じ相手からは2度とかかって来ないが、時々、通販会社以外の業者から“誘惑電話”がかかる。その都度、ダミ声で撃退するのだが・・・

翁たちが定期的に会食しているシニア会の1人・Kさん(70歳代後半)から先日、こんな話を聞いた。「息子の嫁(40歳代後半)が、SNSの広告を見て“1回だけ試してみよう”と軽い気持ちで1,000円のお試しダイエットサプリを申し込んだら後日、無断で2回、3回と商品が届けられた。しかも2回目以降の商品価格は“お試し価格1,000円”の4〜5倍。そこで嫁が業者に断りの電話を入れたら、4回までは解約が出来ない、との返事。そんなことは聞いてもいないし書類を見たこともない、と嫁が困惑して(夫には告げられず)私の所に相談に来た。勿論、2回目以降の商品は開封していないとのこと」。

SNSとは(ご承知と思うが)“ソーシアル・ネットワーク・サービス”のことで、知らない人とコミュニケーションを取り合ったり日記代わりに自分の日常の出来事や考えを発信したりする、今や新しいライフスタイルのコミュニケーションツールだ。このSNSを利用するには、ユーザーは氏名・年齢・住所・職業・趣味などの個人情報を登録しなければならないので危険も多く、翁のような臆病者は怖くて近寄れないが、それなりに楽しさ、便利さがあるようで国内アクティブユーザー数は約2,800万人もいるそうだ(10月現在)。それだけに業者は“新しい宣伝広告の媒体”として、このSNSを多用している。

さて、前述のKさんの話の続き――「突然、息子の嫁に相談されて私も困ったのですが、区役所に問い合わせたところ、『消費者ホットライン』<188>を教えて貰いました。この
<188>は近くの消費生活センターや市区町村の消費生活相談窓口に繋がる電話です。そこで早速、電話して事情を話しましたところ、消費生活センターの相談員が直ぐに動いてくれました。定期購入の場合は、商品送付スケジュールや支払総額及び支払方法など(契約内容が)全て確認出来ることが求められていますが、今回の(嫁の)ケースは、そのことが確認されなかったので2回目以降のサプリは解約することが出来ました。それにしても、安易に注文した嫁の迂闊さ、きつく説教しておきました」。

実は数年前、翁の後輩(当時70歳代半ば)が海外旅行をしている間のこと、彼の奥さん(当時70歳代前半)から“ある相談”を受けた。「さっき、警察官と名乗る人から電話があって“お宅の口座の暗証番号が漏れています。被害に遭わないうちに防ぎますのでキャッシュカードと通帳をお預かりします。その際、暗証番号も教えて下さい”と言われ、1時間後に家に来るようになっています。どうしたらいいでしょうか?」という“相談”だった。
「奥さん、それはニセ警官、絶対に話に乗ってはいけません。直ぐに警察か『消費者ホットライン』<188>に電話して下さい。お近くに親友がおられたら、その人に来て貰いなさい」――奥さんは直ぐに<188>に電話して事なきを得たことは言うまでもない。

翁の友人、知人たちは(前述の“ニセ警官事件”以外)、“オレオレ詐欺”や悪質商法による被害、しつこい訪問販売、通販の押し売り、契約トラブルに遭って困った、という話を聞いたことがない。そのせいか、意外に『消費者ホットライン』<188>のことを知らない。それはそれで幸せだが、油断は禁物、特に年末に高齢者を狙う(いろいろな手口の)詐欺事件が多発する。例えば、ATMを利用する“還付金詐欺”だ。犯人は自治体、税務署、年金事務所などの職員を名乗り「医療費の過払い金があり、払い戻しがあります。銀行窓口は混んでいるので携帯電話を持ってお近くのATMへ行って私どもの支持をお待ち下さい」こんな電話は100%詐欺。ATMで還付金が戻ることは絶対にない。もし不審な電話がかかったら「家の者と相談して後でご返事するので、あなたの電話番号を教えて下さい」と言えば、まず被害からは免れる。しかし奴らは次々と“新手詐欺”を考え出す。頭の片隅に“困った時は188番”を覚えておきたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

ここには何もない

今日、ふと思い立って千葉の内陸を走る、いすみ鉄道に乗ってみようと出かけた。いつだったかTVで両脇に菜の花と桜が咲く所を走る一両の電車を見て、のどかな里山を走る電車に揺られて時間を過ごすのもいいかなと思った。来年は日本に旅行したいというアメリカの友人を案内する事になっているので東京から日帰りでも行けるところを視察するつもりで母と出かけた。
東京駅でいすみ鉄道の事を聞くと外房線周りで行って大原駅から出ている事がわかった。ただ案内の人もその情報が無いので直接そこに行って聞いてくださいと言われたのでとりあえず大原駅に向かった。途中、母が隣の座席の人に大原駅の事を聞くと、その人も大原駅で降りると言った。その人は9年前に退職後東京から、その大原駅のいすみ市に引っ越してきたそうだ。“大原に何の御用で?‘と聞かれた母は”娘と観光に“と言った途端、大笑いして”ここは何にも見るような所は無いですよ“と言った。母が”新鮮な魚が食べられる所とか“というと、また大笑いして”ここは魚も高いし美味しくないわよ“と。つられて一緒に笑った母が”娘が、いすみ鉄道に乗りたいとか言うもので“と言うとその人は、また、大笑いして“いすみ鉄道は宣伝が上手なのよ。今は桜も菜の花も春の時期だけでそれも、ほんの一部の場所しか咲いていないのよ。今は花も咲いていないし、ここは暖かいので紅葉もしていないし何も無いですよ。”と言った。私がLAから視察に来ている事を知ると気の毒に思ったのか旦那様が駅に迎えに来ているので是非、この近くを車で案内してあげますよとお誘いしてくれた。せっかくアメリカから来るのだったら桜は京都、秋は日光がいいですよ。といろいろ親切にアドバイスしてくれた。

 

何しろ車が無ければこのあたりは買い物にも行けない不便な所なのだそうだ。
大原の駅で降りるといすみ鉄道の案内所があった。大原駅から出発して13個目の駅が上総中野駅で約50分ほどのコースのようだ。電車の時刻も調べずに行ったので中途半端な時間で電車を待つより親切にお誘いしてくれた方のお言葉に甘える事にした。LAでは、あり得ない。やはり日本だから日本人だからこそなのだろうと思う。という事で2020年のオリンピック、サーフィン会場に選ばれたという海岸と大多喜城という小さなお城に案内していただいた。約2時間ほど車でいすみ市内を走っていただき連絡先を聞いて別れた。後日LAからお手紙に写真を添えて送ろうと思う。その帰り東京に帰る電車の中で同じ大原駅から乗った鉄道お宅に出会った。もう、かれこれ40年あらゆるローカル線の電車の写真を撮りに出かけているそうだ。その写真を見せてもらった。
いすみ鉄道の事を聞くと今日はあちこちで鉄道マニアのイベントがあったそうで、迷いながら、このいすみ鉄道房総準急運転開始60周年記念を選んで写真を撮りに来た事を話してくれた。人によって其々の価値観が違う。ここは、何もないからつまらないと思う人がいる反面、何もないただの田園風景の中を走る電車が好きだという人もいて面白い。大原駅を離れる前にいすみ鉄道のポスターを見たら“ここには、何もないがあります”と書かれてあった。そのフレーズが気に入った。やっぱり来年の春には、この電車に乗ってみよう、そして、またこのご夫婦にも再開出来たら…そう思った。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今回は日本人アーティストがリーダーのアルバムです。
このアルバムを聴いたとき自分好みのピアノだと思いました。植田典子トリオとあるので、植田典子がリーダーでピアノを弾いているのかと思いました。そうではなくベースでした。1068号で紹介したTed Rosenthalのピアノでした。品があり聴きやすいアルバムだと思います。

"デビュー"  植田典子トリオ

01-Bohemia After Dark
02-Blue Sunset
03-Just In Time
04-Forget Me Not
05-Double Vision
06-Parisian Thoroughfare
07-The Loop
08-For All We Know
09-Touch Of Your Lips

Ted Rosenthal テッド・ローゼンタール(piano)
植田 典子 Noriko Ueda(bass)
Quincy Davis クインシー・デイヴィス(drums)


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

街を歩いている人の足元を見ると、子供から高齢者までスニーカーを履いている人がたくさんいます。近所のショッピングモールの靴屋の売り場はスニーカーが多くを占めています。スニーカーブームなんですね。私もスニーカーが好きで愛用しています。随分前に買ったスニーカーだったので今年は2足、買い替えました。スニーカーを履いていつまでもシャキッと歩きたいと思っています。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1174

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com