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1129号

NO.1129     Ryo Onishi              12/31/2017

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雑貨屋のひとり言

うだるような暑さが続いた夏がようやく終わったと思ったら、秋らしさをあまり感じられないまま寒くなってそのまま厳しい冬になっています。世界で起こっている出来事のように気候の変化も大きく振れ始めてきているのかもしれません。
2017年最後の日となりました。2017年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか?
今年私たちの周りで起こった変化はすべて楽しく感じられている素晴らしい一年でした。
河合将介さん、河合成近さん、龍翁さん、茶子さん、さくらさん、今年も素晴らしい記事を執筆くださりありがとうございました。読者の皆さんは雑貨屋を楽しんでいただけていると思います。
来年も雑貨屋をよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。≪R.O≫

 

 ハローワーク

私は当地ロサンゼルスを中心とする日系バイリンガル新聞である羅府新報の『磁針』欄に、ほぼ月一度寄稿をしています。ここで磁針寄稿250回を迎え、これまでの寄稿文を整理しています。

ほとんどの文章は当、雑貨屋ウイークリーに投稿しているコメントですが、『磁針』のほうはロサンゼルスを中心に滞在している日本人や日系人を対象にしており、また紙面の都合上、文字数に制限があり(860文字)、雑貨屋用とは若干ニュアンスが異なった書き方、内容になっています。

そこで過去の磁針寄稿文をここにも連載させていただき、ご参考に供します。

『ハローワーク』(羅府新報、2000年6月掲載)
 日本へ行った折、機会を作って、朝一番に新宿の「ハローワーク」へ行き、私は職探しの模擬体験をしてきた。 

以前は「新宿職安(公共職業安定所)」と呼ばれていたものが、今では「ハローワーク新宿」とスマートな名前になり、そして求職者のためのパソコンが150台近く設置された近代的な明るいフロアーになっていた。

そして、朝早くから求職、失業認定、保険手続きの人達で溢れていた。

私が高年齢者だからかも知れないが、そこには40才から50才代の中高年令とおぼしき人が以外に多く目立つのが気になった。

 総合受付で「求職希望です」と告げたら、パソコン使用許可札をくれた。ここでの職探しは先ずは自分でパソコンを操作して希望の仕事を見つけ出す事から始まるのだ。

パソコンの操作は誰でも出きる簡単なもので、ただ画面に直接指で触れながら質問に答えてゆくだけでよく、そうすると最後に該当する求職の一覧表が表示され、その中からこちらが希望する仕事を見つけ出すという仕組みになっていた。

 私の場合、先ず性別を「男性」、年齢を「62才」と入れる。フルタイム希望かパートタイムか、希望月収は、就職希望地域、例えば、新宿区か渋谷区か・・または東京都内ならどこでも良い、など。

そして 次は職種だ。例えば、一般事務、管理職、製造、営業、財務、デザインなどの項目から選び、それを選ぶと、今度は更に細かい職種が出てきて、そこからまた選ぶ、といった感じだ。 

私の模擬求職の結果は、こちらの希望条件を満たす求人はなく、改めて高年齢者がおかれた厳しい現状の一端を再認識させられた。

 今回の「ハローワーク」訪問は私の場合、本当の求職でなく、単なる体験であって、真面目に職探しに来ていた皆さんに対し、誠に申し訳なく心が痛んだが、政治家の皆さんも時々は「ハローワーク」に足を運び、こんな実態もよくご覧いただきたいものだ。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


喪のハガキあいつ俺より先に逝き

いつまでも動く気妻の全自動

賞罰の無しを女房と笑い合う

メダルより完走でいいマイペース

昭和平成見てきた月の独り言



( ニュースひとりよがり )


「政権復帰から満5年」
デフレの根性を見習いたい −安倍首相

「引き際の美学」
キタサンブラックに教えられた −日馬富士

「晦日そば」
モリ、カケはだめ −首相官邸


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

今週はお休みです。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言「一 心」

「いいことも そうでないことも たくさんありました、だから幸せだった」と言える自分でありたいと、いつも願いながら生きている。でも現実は、その願いの自分には程遠く、哀しいこと、やるせないこと、悔しいこと、腹立たしいこと、赦せないこと等があると、不公平な仕組みや関わりを恨み、人の非情を責め、自分のふがいなさを嘆いたりする小さな自分の毎日だ。ところがこの時期(年の暮れ)になると、“数えてみよう!”っと、自分に一声をかけ、一年の“恵”の豊かさに触れるようにと努力している。いいこともそうでないことも、昨日も今日も、出会った人と出来事を、一つの心にまとめるのが、この年の末、またひとつ、歳(生)を頂く準備なのかなといつつ、今日はもう2017年大晦日。

近年、といってもこの5−6年だろうか、毎年12月第一週目の一週間、GUAM島で過ごすことにしている。自分たちから自分たちへの一年のプレゼントのつもり。日常生活の出費のうち、電気、水道、ガス、ガソリン、新聞・通信費、外食、通販、定期購入物を含む購入時、カード決済できることは全てポイント化して一つにまとめ、この時の渡航費と滞在費に充てられるよう頑張っている、人呼んで“G島プール”。普段のスーパーやネットのお買いもので、キューポンを利用して節約できた時は、“なかったもの”としてGプールにそっと足す。そしてGUA島へ行く1週間前の医者の診断で、旅行へ出かけてもいいとのGOサインが出たら、旅立つ直前に、GUAMプールから10分の1を献金するように心がけている。献金先は、キリスト教会の感謝献金であったり、自然災害支援機構であったり、米国の学生支援基金であったと、あらかじめ選定している宛先だ。健康であること、生かされていることへの、心からの感謝を、少しでも形にしたいと願ってのひとつ。様々な意味で過去と現在、そして未来へ向けて、自分の心が一つの方向へ一つになる時でもある。

ところで、今年その恒例のGUAM訪島・滞在時、“一心”という大きな文字を偶然見つけた。滞在先ホテルの拡張工事現場の正面ゲートが開いたその瞬間、その中央高くに掲げられた二文字、それがこの“一心”だった。正面玄関を出入りする大型トラックも、建築現場で働く諸外国から集められた多種多様の人々も、皆この文字を見て一日の仕事に入り、そしてそれを背に家路に着く。建設地中央にそびえたつ巨大クレーンは、この“一心”の文字を中心に360度の回転をしている。この面白い光景に、つい私も、この工事の完成と安全を心で祈った、不思議なものだなと思った、“一心”という言葉。ちなみにこの一心とは、『多くの人々が心を一つにすること、同心や一致する心。心を一つのことに集中することやその心、専念すること』などがあるのは周知のとおり。いい響きの言葉だと改めて感じた、異国の島で。

さて、今年の日めくりも明日は新しいページにうつる。24時間365日の暦を一つにまとめ、また新しい暦を掲げる朝を迎えることとなる。“一心”、自分の内なる心を一つにし、何かを求め、何かに専念したり努力したりすることも大切だ。また、家族や友人、地域や政界の人々と、心を一つに平和な日々を気づくことも大切だ。新しい年は、自分も何かと、誰かと、心を一つにした生き方を続けたい。だからこそ、与えられた恵みを数えられる感謝の心を持ち続けたいと願う。一つひとつの恵みを一つずつ、一つずつ、、、one, one, one ・・・っと呟く、さくらの独り言。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

一度聴くと忘れられない曲があります。Take Fiveという曲です。
Dave BrubeckのTake Fiveが有名で、誰でも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?Paul Desmondが作曲しDave BrubeckのTime Outというアルバムに収録されています。Brubeckはジャズの4/4の通常のリズムから外れた珍しい5/4拍子を使用したことから曲名もTake Fiveになったそうです。
このTake Fiveはスタンダード曲になっているので多くのアーティストが演奏しています。
Take FiveをMichel Camiloのソロピアノで聴くのも良いものです。
 

"There Are Special Times" Celine Dion

01-What's Up? 3:41
02-A Place in Time 4:53
03-Take Five 5:05
04-Sandra's Serenade 6:28
05-Island Beat 4:40
06-Alone Together 5:25
07-Paprika 4:01
08-Love for Sale 4:53
09-Chan Chan 5:31
10-On Fire 4:40
11-At Dawn 3:04

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

雑貨屋を創刊して以来、大晦日に雑貨屋ウィークリーを発行したのはこれまで二回しかありません。それは2000年の242号と2006年の555号です。そして今週号が3回目となります。1129回中、3回ですからとても珍しいことです。こじつけになりますが平成29年の最終号が1129号で、平成30年の新年号が1130号になります。来年も面白いことが起こりそうな気がしています。期待したいですね。
何気ない日常の風景から感動できるシーンを写真に撮れたらいいなあと思っています。

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Zakkaya Weekly No.1129

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com