薬はリスク@−1
そんなタイトルの本を読んだ記憶がある。少し前にオプジーボという肺がん治療の新薬が出て話題になっていた。その薬は、とても高いもので高額医療制度を使って治療をされると日本の保険制度が破たんしてしまうほど高いのだそうだ。それで70歳以上は制限をかけようとかいう話だったと思う。先日、ある与党の大臣が冗談交じりに“こないだTVを見ていたら90歳の人が老後の不安を感じると言っていたが、一体いつまで生きるつもりなんだろうと思った”と他人事のように発言なさったらしい。
昔、100歳の高齢者、金さん銀さんがもてはやされ一躍ブームになった。それまで病気がちだった2人はTV出演が増えるにしたがって元気になっていったという。
やっぱり人間いくつになっても生きがいを持って社会と接触して刺激を受けている事が健康の秘訣なのだろう。
”今は長生きしても有難がられない世の中になった“と母も嘆いている。高齢になると生命保険も打ち切られて継続する事が出来ないらしい。先日、生命保険会社のパンフレットを見ながら母の年齢で受け入れてくれる日本の生命保険会社は無く結局、外資系の生命保険会社を選んだ。日本の生命保険会社の枠からはずれた多くの日本の高齢者は、かなりの数で外資系の生命保険会社に入っているのではないだろうか。
 |
 |
それに国家予算の約半分が国民健康保険で医療関係に使われているらしい。その薬の殆どが海外の製薬会社だと言うのだから国のお金がそのような形で海外に持って行かれているのだな〜と驚いた。
数年前に有名なドクターでたくさん本を出していらっしゃるK氏の講演会に行くチャンスがあった。当時、たまたま母が入院していた病院の隣の講堂でK氏の講演会があったのでついでに足を運んだ。ところがK氏を知らなかったのは私だけで会場は満席。質疑応答の時間も、たくさんの人が積極的に彼に質問していて手を挙げてもなかなか指してもらえない。そこで彼の講演が終わった直後に直撃質問をする事にした。“K先生、抗がん剤って何なのですか?”という私の質問にびっくりしたような顔をして一呼吸置いてからまっすぐ私を睨みつけるような怖い顔で“あれは人を殺す毒物です”ときっぱり言い放った。それを聞いて“はい、わかりました。ありがとうございます。”と言ってその場をさっと離れた。その頃、今後、薦められるであろう母の薬の成分を事前に調べ納得した上で母の主治医にお薬は要りませんと宣言した。100人いたら100人其々の状況やその人の体質によって薬を否定する事は出来ないけれど、自分が飲むものなのだから最低限、副作用に関しては調べておいた方がいいと思う。はやり薬にはリスクがあるから医者任せにしてはいけない。
茶子 スパイス研究家 |