あまり 知られていないL.A. 観光スポット(82)
The J. Paul Getty Museum(美術館)構想から建設まで16年、サンタモニカ山地の東の丘陵に10億ドルの費用をかけて、1997年12月にオープンしたGetty Centerは、750エーカーという広大な敷地を持っています。
ここを訪れる場合は、丘陵の麓から専用のケーブルカー式トラム、またはバスでセンター正面入口まで運んでもらいます。そしてそのGetty Center の中に J. Paul Getty Museumがあります。
敷地中央のコート・ヤードを囲み、West Pavilion(西館)、South Pavilion(南館)、East Pavilion(東館)、North Pavilion(北館)など、まばゆいばかりの白亜の展示館が並んでいます。
底抜けに明るい南カリフォルニアの陽光の下、これら豪華さに先ず、誰でも目を見張ることでしょう。
そして、それら各展示館の中には、古代ギリシャの彫刻から各年代を代表する絵画、彫刻、磁器、装飾美術品、フランス王家の家具、ビサンチン式の写本装飾などが展示されており、どの部屋を訪れても圧倒されるものばかりです。
西館展示品の中には、私達に馴染みの深い画家(ゴッホ、モネ、セザンヌなど)の作品も多く、中でもゴッホの『アイリス』は有名で、この作品の前はいつも大勢の人で賑わっています。
また、西館奥には見事にデザインされたセントラル・ガーデン(庭園)があり、400本のアゼリア(つつじ)で作られた『迷路』の池を中心に四季折々の草花が咲き乱れ、訪問者を和ませてくれます。レストラン、喫茶、おみやげコーナーも完備しています。
また、東館と南館を繋ぐテラスからは、眼下に #405 のフリーウエイと高級住宅群(Bel Air地域)、そして遠くにセンチュリー・シティやロサンゼルス・ダウンタウンの高層ビル群などが
眺望出来、これだけでも価千金の眺めです。
Getty Center はどこも底抜けに明るい環境であり、暗く荘厳な美術館と言ったイメージとは程遠いと言えましょう。いかにも南カリフォルニアの美術館と言った感じです。
この美術館は、敷地内の駐車場スペースに制約があるため、自家用車で訪問する場合は、事前に駐車場の予約が必要です。但し、専用シャトル・バスが少し離れた場所からセンターまで、朝10時始発で20〜30分おきに発着しており、こちらの方は予約なしで、いつでも O.K. です。(駐車料、シャトル・バス代は有料です)
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オープン日 : 火曜日〜 日曜日、(但し、主要祝日を除く)
11:00AM〜 9:00PM(木曜日、金曜日)
10:00AM〜 6:00PM(土曜日、日曜日)
入 場 料 : 無 料。(専用シャトル・バスで行く場合は、駐車料$5、シャトル・バス乗車料$5/ 人)
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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
☆ミュージアムヘ直接行く場合
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☆ミュージアム専用のシャトル・バス(送迎バス)乗り場へ行く場合
ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約20マイル、ドライブ約40分。
河合将介( skawai@earthlink.net ) 元に戻る