あまり 知られていないL.A. 観光スポット(184)

あまり知られていないLAの観光スポット案内

エアフォース・ワン・パビリオン

ロサンゼルス郊外のSimi Valley に建つレーガン元大統領(アメリカ合衆国の第40代大統領)の記念館についてはこの「あまり知られていないL.A.観光スポット(38)」で既に紹介済みですが、このほど同じ敷地内に「エアフォース・ワン・パビリオン」が完成し、先日(2005年10月21日)ブッシュ現大統領や故レーガン氏のナンシー夫人らが出席し記念式典がありました。

一部ガラス張りの明るい3階建て建物(90,000平方フィート)のパビリオンには大統領時代のレーガン氏の専用機であったエアフォース・ワン(大統領専用機)、マリーン・ワン(大統領専用ヘリコプター)、専用自動車とこれらに関連する各種資料が展示されでいます。

中でも圧巻は当然、大統領専用機でしょう。3階までをぶち抜いたパビリオン内で数本の柱に支えられ、上昇角度2度に固定されたエアフォース・ワンは、まさにこれから離陸体勢といった感じで展示されています。

ボーイング707型機のこの機体はおなじみの空色と銀色に輝き、胴体に記された“UNITED STATES OF AMERICA”と星条旗、大統領紋章などが大統領専用機であることを示しています。

エアフォース・ワンは空中に浮んだ形で展示されているので、一階、二階部分からは機体を見上げ、三階では機体を横から見る位置になります。

この三階から赤絨毯を踏んで飛行機に搭乗することが出来ます。大統領の紋章のついた機体前部のドアから中へ入るとコックピット(操縦席)、通信機器室、大統領室があり、さらにファースト・レディ、補佐官、スタッフたちの部屋、会議室、などなど・・、当時のまま保存されており、ここが空飛ぶホワイトハウスであったことを実感できます。

パビリオン一階部分にはマリーン・ワン(大統領専用ヘリコプター)が置かれ、その横には前後をパトカー、白バイ、護衛車にはさまれた大統領専用車が展示されています。

パビリオンの一般公開は10月24日からスタートしました。またこのエアフォース・ワン紹介の短編映画もパビリオンへ続く一般展示館で上映されています。

【注】レーガン記念館については上記の通り「あまり知られていないL.A.観光スポット(38)」を参照ください。ただし、その後レーガン氏の死去(2004年6月5日)に伴い、敷地内に彼の墓が設けられ、そして今回のエアフォース・ワン・パビリオンが建設されました。
これに伴い、入場料金が下記のように変更になっていますのでご注意ください。

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*開館時間: 10:00am 〜 5:00pm
( Thanksgiving day、X'mas day、New Year's dayは休み)
入場料: $12(大人)、$9(シニア62才以上)、$3(17才まで)無料(10才以下)

行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY#405を北へ。
(2)FWY#10を横切り通過し、更に北へ行き、FWY#101を西(Ventura方面)へ入る。
(3)FWY#101(西)へ入って約24マイル走り、FWY#23を北(Fillmore方面)へ進む。
(直前に 一般道路≪23≫“Westlake Blvd.”という出口があるが、間違えないようにすること)
(4)FWY#23を北へ約5マイル進み、Olsen Roadで降りる。
(5)Olsen Road出口でFWYを降りたら Olsen Roadを右折。 約2マイル進み、Presidential Dr.を左折し、坂を1マイル登れば記念館の駐車場に着く。
(6)全行程 ;(Torrance方面からの場合)約60マイル、ドライブ約1時間30分。
河合将介( skawai@earthlink.net )