あまり 知られていないL.A. 観光スポット(178)

あまり知られていないLAの観光スポット案内

Birch Aquarium at Scripps
 サンディエゴ・カウンティの風光明媚なラ・ホヤ(La Jolla)海岸に面する小高い丘の中腹にある水族館で、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)、スクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)の付属水族館です。年間35万人の見学者がここを訪れています。

広く明るい前庭には巨大な鯨が空に向って立っている小池があり、ここが水族館であることを強調しています。

モダンで明るい感じの建物に入ると、正面は海を見下ろせる屋外展望テラス、そして左右に屋内展示室があります。

右側の展示室は“Hall of Fish”と呼ばれ、太平洋、カリフォルニア、バハ・カリフォルニア、メキシコ、熱帯の海などの区分に分けた各種展示水槽があり、そこに生息する各種の魚、くらげ、珊瑚類をガラス越しに目の当たりに出来ます。

通路途中の大型水槽の前には観覧席も設けられ、大小さまざまな魚の回遊を解説のアナウンスを聞きながら鑑賞出来ます。

また、この展示室は魚の水槽だけでなく、それぞれの海中の状況、潮の流れ、条件など海の生態についての解説パネルも多く、いかにも海洋研究所の水族館と言った感じです。

建物左側は、海洋科学関係の展示室となっています。ここには、海洋調査の歴史がわかりやすく説明されています。

過去に使われた調査器具・機器の実物を始め、写真や資料が展示されています。また、こちらの展示室には海を構成する水、波などと言った個別のテーマの展示もあります。

水と氷の分子の違い、水と海水の電気抵抗、波のメカニズム、地球上の水の循環等々、実験装置もある展示で解説してくれます。

 屋外テラスには海水槽があり、ここでは海の生物を直接手で触れて観察できます。
また、ギフトショップも広く、海に関する書籍、記念みやげ品など充実した内容です。

この水族館は、その設立の目的として、海洋科学教育の普及、海洋自然の保護などを掲げており、ただ単に魚を見せる水族館と言うより一歩進んだ“海洋研究水族館、兼博物館”といった感じで、海について私達がもっと知り、海の大切さを教えてくれる施設と言えるでしょう。
●住   所 :2300 Expedition Way, La Jolla, CA 92037
●オープン日 :毎日(但し、Thanksgiving, Christmas, and New Years Daysは休み)●時   間 :9:00AM − 5:00 PM
●入 場 料 : $9.50(成人)、$8(60才以上)、$6(3−17才)
●電   話 :(858) 534- 3474(FISH) 
●Web Site :http://www.aquarium.ucsd.edu/


行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY#405(南)→ Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5 となる。
(2)FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego Countyに入り、FWY805との分岐点でもFYW# 5をそのまま進む。
(3)FWY805との分岐点を過ぎてすぐの La Jolla Village Dr. 出口でFYW# 5を降りる。
(4)La Jolla Village Dr.を右折(海岸方面、西へ)、約1マイル進むと道路はNorth Torrey Pines Road と名前が変わる。
(5)North Torrey Pines Road と名前が変わってすぐの Expedition Wayを左折、すぐ(約0.5マイル)Aquarium の入り口と駐車場がある。
(6)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約105マイル、ドライブ約1時間50分。

河合将介( skawai@earthlink.net )