Zakkaya Weekly No.182 Ryo Onishi 11/7/99 バックナンバー HOME 雑貨屋のひとり言
11月2日、ホリデーインでサウスベイのみなさんに送別会をしていただきました。愉快で気のいい仲間がたくさん集まってくれたすばらしい会でした。出席いただいた皆様、お忙しい中、ありがとうございました。当日、参加できなかった方もいると聞いております。お気持ちだけで十分幸せです。さくらさんもわざわざこのために駆けつけてくれました。日本から来られていた中條さんも参加してくれました。ありがとうございました。河合さんをはじめ、日高さん、岩永さん、蒔田さん、紀田さんには貴重な時間を割いて、準備していただき本当にありがとうございました。ワイフも感動していました。送別会というより、雑貨屋の移転発表会と私達夫婦の結婚25周年記念のような、たのしいパーティーでした。私、雑貨屋のひとりごとも聞いていただき、生涯忘れない良い思い出となりました。こんなすばらしい仲間のいるサウスベイから離れるのはちょっとさみしいですが、新しいチャレンジと新しい人との出会いを楽しみに日本に移転します。(R.O.)
「あまり 知られていないL.A. 観光スポット(60)」
Marconi Automotive Museum(自動車博物館)
一代で世界最大の健康食品、ビタミン剤などの会社を育て上げ、自らも1994年、59才という年齢でロングビーチ・グランプリ・レースにおいて8位になった経験を持つカーマニアのDick Marconi氏のコレクションを展示している自動車博物館です。
レーシング・カーやスポーツ・カーその他一般各種名車が集められており、そこはカー・マニアにとってはもちろんでしょうが、私のように特別マニアでもない人にとっても、目を見張るばかりの壮観さです。
まず入り口を入ったところには、あのアイルトン・セナ選手が1988年に初のワールド・チャンピオンに輝いた年に使用した“ホンダF-1”があり、その横にはマリオ・アンドレッチ選手が1933年アリゾナ州フェニックスにおいて彼のインディ・レースとしては最後の勝利を収めた時に使用した“Lola T-9300”が展示されています。そしてまたその横にはフェラーリ F-1カー ・・・
といった調子です。
その他の展示品である名車の数々は次の通りです。
四輪名車の他にもモーターサイクル、子供サイズの四輪車、古いバンパーで作った鉄の馬、ポスター、レーシング・フラッグ、写真、ドライバー・ユニフォーム等々、いろいろ興味を引く展示品が揃っています。
心ときめく夢とロマンと興奮の詰まったところです。
頼めば説明付きのツアーもアレンジしてくれます。ただし、このミュージアム訪問は事前の予約が必要です。
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Fax.(714)258−9117
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)、FWY #405(南) ― FWY#55(北)、Edinger Ave.で降りて右折(東へ)。
(2)、Edinger Ave. を約0.5マイル進み、Red Hill Ave. を右折(南へ)、最初の信号機のある Industrial Drive を再び右折(西へ)してすぐに目的のミュージアムの駐車場と建物あり。
(3)、全行程 ;(Torrance方面からの場合)約35マイル、ドライブ約50分。
河合将介( skawai@wakao.com )
さくらの独り言 「不純な動機?」と3つのショック
きっかけは「不純な動機」だったと、その海外駐在生活物語を披露したこの雑貨屋の店主、大西さん。11月2日に羅府で行われた送別会での主賓スピーチだった。開会前に司会の河合主筆が表彰状贈呈やスピーチを指名して下さったにも拘わらずお断りし、今になって後悔しているさくらである。そして今、独り家の中で「3つのショック」と題した飛び入りスピーチをしている、意気地なしさくらである。
まず1つ目のショック、それは初めて大西さんへe-mail した時の事。大西さんが「雑貨屋」を営む店主だとオッサンによって思い込まされていた私は、「お宅ではどんな製品を取り扱っていらしゃいますか?、亀の子たわしやナイロンたわし、炊飯器や日本の台所用品等もありますか?どんなものがあるかリストをお送り下さいますか?、通信販売もなさってますか?」等と発信した。そして大西店主からの返信にショックを受けたさくらだった。それは炊飯器を購入できないショックよりも、煙管片手に碁を打ち打ち「雑貨屋」を守る、その店主の姿が煙にもならない幻だったということだ。
2つ目のショック、それは初めて大西店主と河合主筆に対面した、忘れもしない今年1月。私はオッサンから「凄〜い爺さん達だからね、俺なんか若僧なんだから」とか「いいかい、励ます(禿ます)とか、輝くは禁句だよ。河合輝法師と大西簾乃介は殊の外繊細な老人だからね。」と言い聞かせられていた。対面直前に私の事はどの様に説明してあるかと尋ねたら、「う〜んいい質問だね〜、実はね、老人を余り興奮させちゃいけないからと思ってね、掃除婦だった老女が日本人をうまく騙して成上がった定年間近なマネジャーと言ってあるんだよ。こう見えてもオッサンは老人達に気を使ってるんだよ」と答えた。自分も騙されている事なんかこれっぽっちも気づかない愚かなさくらは、驚くその2老人のリアクションを勝手に想像し「ウッシッシ」と心弾ませた。そしていよいよ御対面、つま先から髪の先までまん丸い目がクルクル上下して、私は飲む前から酔っ払ってしまった。その夜の私は、落研爺放談トリオを前に座布団に座る、壊れた笑い袋だった。
そして3つ目のショック、、、「大西さんの帰国」と普通ならそうなる、っがっ、そこがチョッと、違う。3つ目のショック、それは私にはない彼の人柄と彼の持つ「ツキ」である。例えば記念写真をもらう、私はまず自分を捜す。同様に雑貨屋を受信する、私はまず自分の文を読む。そう、この様に私は、全く自己中心的で我が侭である。大西さんの「発信」という言葉を借りれば、私はいつも自分を発信しているにすぎない。しかし大西さんは違う。投稿者達を、自分ではなく「人」そして「雑貨屋」を発信している。ここに私が忘れている大切なものがある。そしてそれに加え「ツキ」のある彼、まさしくこの「人を発信する」海外人事の大西さんとしてこれからも活躍する。これは単に「ツキ」だけがもたらした物ではなく、そう、「不純な動機?」が導いた偉大なる成果、彼の生き方、人柄である。私はこれから雑貨屋のハードコピーをバインダーに綴じる事にした。自分ではなく、店主の発信する「雑貨屋」全体が観れる様に、、、と、さくらの独り言。
川 柳 & コ ン ト (東京・成近)
( 川 柳 )
ローンまだ続く松茸見て通る
松茸はともかく秋刀魚旬の味
ニーハオと松茸飯が言っている
松茸の驕りを笑う毒茸
トリュフ知らぬ妻絶品のなめこ汁
( コ ン ト )
「紫綬褒章を受章」
今が この世の花 かしら ―島倉千代子
「泥仕合の様相」
球団に牽制球を投げたら、デッドボールを返された
―工藤投手
「パソコンを使った偽札急増」
警察ーこれで何を買うつもりだったんだ
犯人ーもっと高性能のパソコンを
(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp
マキちゃんの健康のお話
−やせたい方へ・・のお話し−
皆さんの中でど〜うしても痩せたい、だけど身体に無理はかけたくない、かといって、痩せ薬は不安だ..。
っと悩んでいらっしゃる方が、多少いらっしゃるのではないのでしょうか?
そこで今回は、健康に痩せられる方法のご紹介。
まず第一は、ご存知玄米食。
玄米に小豆を入れて炊き込んだご飯に、たっぷりと黒ごまをかけて、よーく噛んで食べます。
はとむぎや、黒豆をまぜて炊き込んでもOK。
おかずは?っというとー、ねぎ、ゴボウ、大根、ニンジン、山芋などなどの根野菜類が良く、海草、コンニャクなどもスゴク良い。
肉類や甘いもの、いも類、瓜類、くだもの等は過食にならないようにして、玄米菜食のバランスの良い自然食を実行すると、ホルモンのアンバランス化が起きて、血行を盛んにし、足りない栄養を補います。
そして良く噛んで食べる事で十分に栄養が摂れ、新陳代謝が盛んになり、余計なものが出て、スッキリ美しく痩せる事が出来るとともに、お肌もすべすべと艶が出てくるという、女性に方には、まさに理想的な結果が待っているという事になるのです。
ここで注意しなければならないのは、おかずをおまり食べ過ぎない事。
また、外からは腰湯をすると、疲労素や毒素の出が早くなって、身体が軽くなり、動きやすくなります。
水分は、多く摂らない方が良く、番茶、玄米茶、ハブ茶などの、ビタミン、ミネラルの多い飲み物が理想的。
要するに身体を冷やしてしまう物を摂る事によって、胃腸を保護しようと贅肉は発生するのですねぇ。
白砂糖や果物類はエネルギーに変化するとき、他のものと引っ付いて燃えます。
っという事は、せっかく摂った他のものが、その巻添えになった分、身体が冷えてしまう結果となる。
既にご承知でしょうが、身体が冷えるとは、決して寒いという事ではないので、あしからず。
僕は比較的、体重の軽い方だと思っているんですが、体脂肪率は高いんじゃないかと恐れています。
筋肉質ではないんですねぇー、これがっ。
かといって、甘いものは苦手だし、果物も余り食べない。
..っとなると、もう皆さんもお気付きでしょうが、お酒の飲み過ぎなんでしょうね!
お酒と肥満とどっちを取るかとなるとー..んーっ...。
一口コラム
「逆転発想もまた楽し」
(その45)現 在 か ら 過 去 へ
先日、友人の一人が明るい顔をしてこう言いました。
「僕の貯金通帳の残高は現在から過去に向かって増加し、一方、借金は現在から過去に向かって急速に減少しています」
いいですね。こういう“負け惜しみ的発想”は人生を楽しく、明るくしてくれます。
今度、私の“虚万の富”の一部を分けてあげるね。
――― 羅府の庄助さん ―――
「コント、読み違い??」
(その16)大 売 出 し
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「このたび横丁商店街では全商店が参加した“秋の出血大セール”を敢行いたします。お買い上げ1,000円毎に福引抽選券を差し上げ、当選者には参加各店が提供する“豪華小品”を“軽品”として差し上げます。」
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“豪華賞品”が“景品”なら良いけど、“小品”が“軽品”ではネエ。
―― 羅府の庄助さん ――
読者のコーナー
「大西さんから学んだ二つの事」
大西さんが帰国されるという事を彼自身からお伺いしたのは、矢沢永吉が出沒すると噂されている、PCHとHAWTHORNの角にあるスターバックスでした。
彼はいつものようににこやかにその事を語り、その時は、日本で何の仕事をするのかまだ決まっていないんだ、とも話していました。
明るく振る舞う大西さんではありましたが、後になって奧さまから伺ったのですがやはり当時大西さんは進退について考えたこともあったそうです。
まあここまではよくある駐在員物語でして、後になって、ああ、あの人もカリフォルニアでは輝いていたんだけどなあ、という話題で通常は終わります。
しかし大西さんは違っていました。
帰る場所が決まっていないのなら、自分でつくってやれということで、本当に帰国間際になって自分のやりたい仕事を創ってしまったのです。(ちょっとオーバーですね。雑貨屋)
今までの大西さんを充分生かすことが出来る海外人事の仕事をです。
そんな話しに乗った会社もこれまた立派ですが、やはり会社にそのようにアプローチした大西さんはたいしたものです。(ほめすぎですよ。うまいことチャンスを活かしただけです。雑貨屋)
そこで僕は学びました「帰る場所が決まらないのなら、帰る場所を創ればいいだけのこと」
注:この場合の場所とはあくまでも職場のことで家庭ではありません。
もう一つ大西さんから学んだ事はこの「雜貨屋」のことです。
大西さんは、あくまでも好きで楽しみながらとおっしゃりながら、この週間ニューズレターを毎週欠かさず発行しています。
執筆者は個性豊かで、内容は多彩、日本にも相当数の読者がいます。
観光スポットの紹介や米国に住む人の「独り言」などを読むことで、日本にいる読者は遠く太平洋を挟んだアメリカを垣間見、そしてそこに住む日本人達の生き樣に触れることが出来ます。
このように、大西さんの、あくまでも趣味でやっているという意図とは関係なく、この雜貨屋というホームページの存在はもうすでに大きなものになっていて、在米者はもとより日本に住む人々に対しても少なからずの影響力をもっています。
大きな組織やお金を使うでもなく、さりとて自分の利益になるわけでもなく、ただ楽しみながら淡々と続けている、そんな彼の姿に僕は単純にある種の格好良さ(COOL)を感じます。
そこでもう一つ僕は学びました「継続は力なり」(ちょっとありふれたかな)
以上が帰国を前にした大西さんから学んだ事でした。(編集している私は、照れくさい・・雑貨屋)
能智恆存 tnochi@earthlink.net
編集後記
雑貨屋の記事は昨日、みなさんから届いていたのですが、編集している私が引っ越しの荷物の中にいるものですから、落ち着きません。昨年、タウンハウスに引っ越したときに、荷物を整理したのですが、まだけっこうあります。家具や電化製品はほとんど引き取り先が決まり、ほっとしています。
雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。
http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.182
雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net