Museum of Latin American Art ( MoLAA )はアメリカ合衆国西部では唯一のラテン・アメリカ専門の現代芸術美術館です。ここで「ラテン・アメリカ」とは、メキシコ、中南米、及びカリブ海地域を指しています。
この美術館はロングビーチ市ダウンタウンの East Village Arts Districtにあり、ラテン・アメリカの現代美術品を収集、展示、記録、保存する事を目的に1996年11月にオープンしました。
ここには豊富なラテン・アメリカ現代美術品のコレクションに加えて、アーティストや作品に関する資料室やレクチャー室、フィルム映写室などが備えられていたり、またアーティストや彼らの作品登録システムなど、ラテン・アメリカ美術センターとしての重要な役割も果たしています。
ここに集められている作品は1945年以降にラテン・アメリカで創作活動をし、それぞれの国特有の文化・地域性を反映する作品を残しているアーティストを中心にしたもので、例えば、Raul A. Anguiano, Alejandro Arango, Alejandro Colunga, Jose Luis Cuevas, Javier de la Garza, Arturo Elizondo, Sergio Hernandez, ・・・・といった人達 ―― といっても、私はこの分野はまるで無知なので、どれ程のアーティストなのか、私には見当もつきませんが、トップクラスのアーティストには違いないようです。
正面入口を入ってすぐの展示室にはユニークな形状の陶器類が展示されています。奥のコーナーにはラテン・アメリカ特有のタッチとデザインの絵画が目を引きます。常設展示のコーナー以外にも期間限定の特別展示コーナーもあるので楽しみです。
また、入口手前すぐ右側にはギフト・ショップがあり、ラテン・アメリカに関する各種工芸、小物、書籍、装飾品などが売られており、また左側にはラテン・アメリカ料理のレストラン“ViVA”があります。
************************
住 所 : 628 Alamitos Ave.,Long Beach, CA 90802
開館日 : 火曜日 〜 日曜日。
日曜日:12:00(正午) 〜 6:00pm。
*************************
河合将介( skawai@earthlink.net )