あまり 知られていないL.A.の 観光スポット(34) INDEX
Planes of Fame Flying Museum (空の博物館、その2)
ロサンゼルス近郊にある常設の“空軍博物館”として前回、リバーサイド・カウンティにある“Air Museum at March Field”をご紹介しましたが、今回は San Bernardinoカウンティ・Chino市の“Planes of Fame Flying Museum”をご紹介いたします。
ここにある航空機のいくつかは、ただの展示物にとどまらず、実際に現在でも飛行できるのが特色です。しかも“Planes of Fame”という名前のとおり、歴史上の名機が 本物・模型を含め揃っています。退役した飛行機の復活・修理作業をいたるところで行っており、ミュージアムと言うより 航空機の修理工場的な雰囲気です。
敷地の中にある建物のうち、ギフトショップ(博物館入り口)、資料展示室、南北2つのハンガー(格納庫)に一般見学者は入る事が出来ます。資料展示室には各種アメリカ空軍資料、子供のための部屋、多分1,000機 以上はありそうなミニュチュア航空機の展示室などがあり、また、2つのハンガーには本物の航空機がところ狭しと並んでいます。
この2つのハンガー(格納庫)のうち、北ハンガーには 第2次大戦中の日本とドイツの軍用飛行機も揃っており、特にその中でも 日本の産んだ世界の名機、ゼロ戦(ここにあるのは三菱 A6M5 ゼロ式戦闘機、1944年6月、サイパンで捕獲されたもの)がいつでも飛び立てる体勢で待機しているのが印象的です。またこのハンガーの奥には戦時中にニューギニアに墜落した日本軍の輸送機(三菱G4M1)がジャングルの中で発見された当時のままの姿で展示されており、日本人としては大変つらい思いがします。
ハンガーの外にも多くの航空機や戦車が並んでいます。その中には世界で最初に(1949年)ノンストップで地球を一回りした ボーイングB-50A“Lucky LadyU”の胴体も見ることが出来ます。
この“Planes of Fame Flying Museum”まで行ったら、ついでにすぐ隣にある“The Fighter Jets And Air Racers Museum”にも足をのばしてみましょう。ここにはノースロップの三角翼機(Flying Wing)他の展示、宇宙ロケットの模型など見ることが出来ます。
● 開館日 :毎日、但しThanksgiving Day、Christmas Dayは休み。
入場料 :大人 $8.95、子供(12歳以下) $1.95 、5才以下 無料。
(“The Fighter Jets And Air Racers Museum”は、“Planes of Fame Flying Museum”の入場料領収書を見せれば無料)
● 駐車料 :無 料。
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)