California Welcome Center, San Bernardino
今回は『観光スポット』というより、カリフォルニア州内の『観光スポット』を知るための情報センターのご紹介です。
ロサンゼルスやその周辺を含むカリフォルニアは多くの自然、文化、芸術、その他、無数の観光スポットに満ちあふれた宝庫です。各地の公園や施設にはそれぞれ個々のビジター・センターがあり、来訪者に必要な情報を提供してくれるので便利です。(例えば“The
National Park Serviceビジター・センター”当観光スポット#52参照)
ただしそれぞれのビジター・センターは当然ながら、原則として、その場所に関する情報の提供に限られます。
カリフォルニア州全般にわたる広い観光情報を提供してくれるところが“California Welcome
Center”で現在、オフィシャル・センターとして州内13箇所に設置されています。今回ご紹介する“California Welcome
Center, San Bernardino”はその中のひとつで、比較的ロサンゼルスから近いところにあるWelcome
Centerです。
この5月にオープンした新しい、清潔感あふれるセンター内には、カリフォルニア各地の観光地の無料冊子、パンフレット、案内などが地域別に整然と用意され、訪問者は自由に欲しい資料を無料で入手できます。特にこの地域(サンバナディーノ・カウンティ、リバーサイド・カウンティなどのInland
Empire地域)の魅力的な情報は豊富です。ここで各地の情報を仕入れたら今後1年間はドライブ旅行の行き先に困らないといっても過言ではなでしょう。中でも歴史的な“ハイウエイ・ルート66”に関係する情報、グッズなど、マニアには垂涎の展示品が並んでいます。
センターの奥には人間の子供サイズの当地のマスコット“Berdoo
Bear”のロボット(縫いぐるみ)が身振りよろしく英語で出迎えてくれ、最新イベント情報などを伝えてくれます。この地域恒例であるクラシック・カーのパレードである“Route
66
Rendezvous《ランデブー》”(今年は9月18日から21日まで開催、クラシック・カーとルート66マニアには見逃せない行事です)やインデアン・カジノ、大リーグ野球(ドジャース、エンジェルス)、ウェスタン・リトルリーグなどに関する情報も入手できます。
また、入口近くに設置されている懐かしい形式のジュークボックスには1950、60年代のポップスが200曲収められており、これも無料で聞くことができます。
センター館内にはギフト・ショップ(売店)もあり、アメリカならではの記念品を入手する楽しみもあります。ロサンゼルスとその周辺、またはさらに範囲を広げてカリフォルニア州内の観光旅行を計画したいとき、先ずはここを訪れてみましょう。必ず役立つヒントに出会うことでしょう。
●住 所 :1955 Hunts Lane, #102,
San Bernardino, CA 92408
●オープン日 :毎日(ただし New Year’s Day、Easter、Thanksgiving、Christmasは除く)
●時 間 : 9:00am − 5:00pm(月−金曜日)
10:00am − 4:00pm(日曜日)
●電 話 :(909) ? 891- 1874
●Web Site :http://www.visitcwc.com/destinations/sanbernardino/index.php
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1) FWY#110(北)− FWY#10(東)へ。サンベルナーディノ・カウンティに入って、FWY#215を通過して最初の出口(Waterman
Ave.)でFWY#10を降りる。
(2) FWYを降りたところのRedlands Blvd. を左折、最初の交差点のWaterman Ave.
を再左折し、今来たFWY#の下をくぐり、最初の交差点でHospitality Ln.をもう一度左折する。
(3) Hospitality Ln.を約0.75マイル進み、Hunts
Laneをまた左折したところ(FWY#10のすぐそば)、道路の左側にある建物の中に目的の Welcome Center
があるので駐車場へ入る。
(4) ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約70マイル、ドライブ約1時間20分。 |
河合将介( skawai@earthlink.net )
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