カリフォルニア・カジノシリーズ アメリカ西部劇映画では、荒くれ者たちがギャンブルに興じるシーンがしばしば登場します。 私たち日本人の中にも賭けごとが好きな人を多く見かけますが、アメリカ人もギャンブル好きな国民であるようです。合衆国として独立以来、アメリカのいたるところにカジノ(ギャンブル場)があったようです。
しかし、こうした公営・私営のギャンブルは19世紀末には「公序良俗に反する」ということで殆どの州において禁止されることになりました。
ただ、ネバダ州では砂漠で何の産業もないところから例外的にカジノが許され、その後ラスベガス(ネバダ州)はカジノ、ショウビジネス、コンベンション、ファミリー・リゾートの街として世界中的に有名になり、また全米でも有数の成長都市になっています。
また、1970年代後半にはニュージャージー州がアトランティック・シテイにカジノ・ビジネスを認め、「東のラスベガス」ともいわれるカジノ街が出現しました。
さらに1988年、アメリカ連邦議会は米国先住民の福祉や教育施設充実などを目的とした法律を成立させ、先住民族(所謂「アメリカ・インディアン」)が居留地の中でカジノを開設することを認めたため、現在では全米26の州で「インディアン・カジノ」が開設されるまでになり、中でもカリフォルニア州には米国内でも最大級のカジノが多数出現しました。
この「観光スポット」欄でも、これから何回かにわたり、「ロサンゼルスから日帰りで行けるカジノ」をシリーズでご紹介いたします。
カリフォルニア・カジノシリーズ(1)Viejas
Casino Zakkaya Weekly No.417(2004年5月9日発行)の「Viejas
Outlet Center & Casino」の中でもご紹介しましたが、アウトレット(Factory
Outlet)と称するショッピング・センターが併設されたカジノ・センターです。サンディエゴの市街地から東へドライブで約30分、Alpine
市にあり、フリーウエイ#8に沿ったところです。
ここはViejas 先住民族居留区(Indian
Reservation)内であり、ショッピング、カジノ両センターともに建物、雰囲気がまさに砂漠とアメリカ先住民の町といった趣で、一風変わっています。
ショッピング・センター敷地内には、到るところに先住民の生活様式を模したランドスケープ、彫刻、デザイン等が施され、私達を珍しい世界にまぎれ込んだ気持ちにさせてくれます。センターの中央正面には大きなテント張りの噴水広場と憩いの場所があり、一日数回、音楽 に合わせて見事な水の芸術ショウを披露してくれます。
カジノ・センターはショッピング・センターから道路一つ隔てたところにあります。ここには2,000台を超える最新式スロット・マシンを中心に60台以上のカード・テーブル、キノ・ゲームその他各種ゲーム施設が整っており、客を飽きさせないように工夫された館内はさすがといえましょう。またレストラン・バーも
6
店が揃っています。
多くのスロット・マシンがペニー(1セント)マシンですので、比較的少ない金額で長時間、また多種多様なマシンを楽しむことが出来るのが特徴です。ホテルは併設されていません。
●住 所 :5000 Willow Road, Alpine,
CA 91901 ●オープン日 :毎 日 ●時 間 :年中無休、24時間オープン ●電 話 :1
(800) 847- 6537 ●Web Site
:http://www.viejas.com/
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合) (1)FWY#405(南)→
Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5
となる。 (2)FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego
Countyへ入り、FWY#805(南)を経由し、FWY#8(東)へ入る。(Torranceから約115マイル) (3)FWY#
8(東)へ入って約30マイル進み、Willow Rd./ Alpine
Blvd.出口でFWYを降りる。 (4)FWYを降りたらWillow
Rd.を左折(北、東へ)、約2.5マイル進むと道路の右側にOutlet Center、左側に
Casinoの建物がある。 (5)ここまでの行程
;(Torrance方面からの場合)約145マイル、ドライブ約2時間30分。 |
河合将介( skawai@earthlink.net )
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