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カブリヨ国定公園(Cabrillo National Monument, San Diego)
アメリカ西海岸、メキシコ国境に近い大都市サンディエゴ(San Diego)は全米でも6番目に大きな人口を有する大都市であると同時に、風光明媚な港町であり、見どころも多く毎年、国内外から二千万人を遥かに超える観光客が訪れています。
中でも、眼下に港と太平洋、港の向こうにダウンタウンの高層ビル群を一望できる突出した半島の先端にあるポイント・ロマ(Point Loma)のカブリヨ国定公園(Cabrillo National Monument)の高台からの眺望はまさに値千金と言えるでしょう。
ここは、コロンブスが新大陸に到達した1492年からちょうど50年後の1542年9月にスペインの国旗を掲げたポルトガル人探検家カブリヨ(Juan Rodriguez Cabrillo)が欧米人として始めて上陸したところとして知られています。
駐車場のすぐ傍にあるビジター・センターの展望台にはカブリヨの像が立っており、ここからは眼下にサン・ディエゴ港が一望出来、この港を出入りするすべての船舶の通過を見下ろすことが出来ます。
ビジター・センターに隣接するミュージアムにはカブリヨと彼の探検航路、また当時の各種資料、器具・道具など興味ある展示物を見ることが出来ます。さらに隣のオーディトリアム(劇場)では毎日数回、異なるプログラムが組まれ上映されています。
半島の西海岸一帯はタイド・プール(Tide pool)と呼ばれる海洋生物の宝庫で、干潮時には海岸の岩が露出し、係員による説明ツアーもあり、見物客で賑わいます。
半島の更に先端まで行くとポイント・ロマ(Point Loma)の旧灯台(1855年から1891年まで使用)があり、これもまた、必見の史跡といえるでしょう。
この公園内には各所に案内テープを聞かせてくれるポイントがあり、そこでは英、西、葡、仏、独、と同時に日本語での説明テープもあり、また、ビジター・センター売店には日本語のパンフレット、案内書まで用意されています。
サン・ディエゴはまた、米国西海岸最大の海軍と海兵隊の基地でもあり、太平洋艦隊の本部が置かれてるところです。
時には、レジャー・ボートやヨットを操り、平和を満喫している若者達で賑わう同じハーバーの中を、戦うためや訓練のために粛々と進む軍用艦の姿と、それらを見送る肉親たちを見ることもあり、複雑な心境にさせられることもあります。
●住所(ビジターセンター): 1800 Cabrillo Memorial Drive, San Diego, CA 92106
●オープン日(ビジターセンター):毎 日
●時間(ビジターセンター):9:00AM-5:00PM(夏季6:00PM)
(Tide pool は4:30PMまで)
●駐 車 料:$5(乗用車)
●電話(ビジターセンター):(619) 557- 5450
●Web Site :http://www.nps.gov/cabr |
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY#405(南)→ Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5 となる。
(2)FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego市へ入り、FWY#8のすぐ手前のRosecrans St.(#209)出口でFWY# 5を降り、Rosecrans St.(#209)を右折(南西へ)。
(3)Rosecrans St.(#209)を約3マイル進み、Canon St.(#209)を再右折(西へ)。
(4)Canon St.(#209) を約1.5マイル進み Catalina Blvd.(#209)を左折(南へ)。
(5)Catalina Blvd.(#209)は途中から Cabrillo Dr.(#209)と名前を替えるが、そのまま南下し道路(#209)の終点が岬の先端付近の駐車場(駐車料は1週間有効で$5)になっている。
(6)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約120マイル、ドライブ約2時間。
河合将介( skawai@earthlink.net
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