あまり 知られていないL.A. 観光スポット(115)
今年のL.A.お花見情報
ロサンゼルスの桜の“お花見”名所である “Lake Balboa Park” に今年も桜の季節が近付きました。
このところ、ロサンゼルスは異常なほど気温が上昇し、特に日中は暖かいと言うより暑い毎日です。
“Lake Balboa 公園”の桜の開花も、例年ですと3月末が盛りなのですが、今年は2、3週間早まっています。
当地ロサンゼルスのラジオ局(ラジオ・パシフィック・ジャパン)主催、および、L.A.東京会主催の“お花見バスツアー”は当初予定を急遽繰り上げ、3月9日(土)、10日(日)に実施となりました。
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フリーウエイの#405と#101の交差する北西一帯は、“Lake Balboa Recreation Area”
または、“Sepulveda Dam Recreation Area”と呼ばれ、3つのゴルフコース、スポーツセンターその他があり、EncinoはじめSan Fernando周辺地域の人々にとってリクリエーションの場となっています。
その中の一角にある湖が“Lake Balboa”で、周囲を広く青々とした草地に囲まれた憩いと語らいの場所です。
湖の周囲には3,400本の桜の木が植えられ、季節になると見事に開花し、訪れる人々を楽しませてくれます。
《添付の写真は一昨年4月8日のバスツアーの時に撮影したものです》
これらの桜は匿名の日本企業の寄付によるもので、1990年に計画が持ち上がり、1992年に最初の苗木が植えられました。
桜を寄贈した日本企業の責任者の話によると、桜の花にとって必要なことは、暖かな春だけではなく、寒い冬、良い水はけ、病害虫が無い・・など、数多くの条件が満たされなければならず、当地ロサンゼルスのような、いわゆる “地中海性気候”では1ヶ所に大量の桜を育て、開花させるのは不可能とされ、また育ったとしても葉桜になってしまうのだそうです。
ところが、サンマリノ市の“ハンチントン・ライブラリー”には毎年、見事な桜の花が咲くので、そこの研究者からヒントをもらい、関係者が数年をかけて調査研究した結果、“オオシマザクラ”という品種をベースに改良を重ねた“Pink Cloud”という品種にまで辿りつき、それがこの場所に植えられたのだそうです。
樹木自体はまだ若く、ほとんどの木が15〜20フィート位ですが、これからの成長が楽しみです。
沢山の水鳥が戯れる湖と広く明るい湖畔は、桜の季節以外でも充分素晴らしい環境です。“貸ペダル・ボート”に乗ったり、湖畔でバーベキュー・ピクニックをしたり、遊園施設で楽しんだり、一人でも、二人でも、家族全員でも楽しむことが出来る、思いきり明るいところです。(但し、アルコール類は持ち込み禁止です)
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開園時間:日の出から日没まで(毎日)
入園料:無料
貸ペダル・ボート料:一般者 $10.00(1時間),$7.00(30分) 65歳以上 $7.00(1時間),$5.00(30分)
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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY #405を北へ。 FWY #10を通り越し、FWY #101(West、Ventura方面)へ入る。
(2)FWY #101(West)へ入って2つ目の出口、Balboa Blvd. で降りる。
(3)Balboa Blvd. へ降りたら右折(北へ)、すぐのBurbank Blvd.を横切りそのまま北上、約1マイル進むと右側に“Authony C. Beilenson Park、Lake Balboa Recreation Area”という看板があり、そこを右折、中へ入る。間もなくLake Balboa湖畔に出る。
(4)全行程 ;(Torrance方面からの場合)約30マイル、ドライブ約1時間。
河合将介( skawai@earthlink.net )