あまり 知られていないL.A. 観光スポット(114)
Exotic World Historical Museum
ロサンゼルスからラスベガス方面へ向かって約120マイル、ビクタービル(Victorville)からバーストウ(Barstow)へ向かう“ルート66(Historic Route 66)”から少し入った田舎の荒野の中に、一風変わったミュージアムがあります。
このミュージアムの正式な名前は“Historical Burlesque Museum and Hall of Fame”と言い、また一般には“Exotic World Historic Museum”とも言われています。
ここはアメリカのバーレスク(Burlesque)の歴史を語る写真・小道具・衣裳・資料などを集め、展示しています。
ここで言うバーレスク(Burlesque)とは主として、いわゆる“ストリップ・ショウ”を中心とするバラエティ・ショウや、“ものまね・ショウ”と言ったものを指しますが、決して下品なイメージのものではなく、これらを“エンターテインメント芸術”の域までに到達させた“ショウ・ガール”達の歴史です。
運営しているのは、1950年代にマリリン・モンローのそっくりさんストリッパーとして一世を風靡したディキシー・エヴァンスさん(Dixie Evans、The Marilyn Monroe of Burlesque)。
彼女はこのミュージアムの敷地内に住んでいるのだそうで、観光客がここを訪れると、彼女自身が説明役で内部を案内してくれます。
彼女はマリリン・モンローと同じ年令なのだそうです。今は当然、たいへんな“お年寄り”ですが、ここに展示されている全盛時代の彼女の写真は、まさにマリリン・モンローと見間違えるほどの艶やかさです。
今でも当時の芸(モンローの真似)の一端をそれとなくやってくれ、“可愛らしいおばあちゃん”です。
展示物は、維持管理の手が届かないのか、少々雑然としているのが残念ですが、収集品自体は、かなりの価値のあるものばかりです。少なくともアメリカのバーレスクに関心のある人にとっては、ジプシー・ローズ、ブレイズ・スター、テンペスト・ストームなどと言う国民的“ショウ・ガール”達の貴重な写真や記念品に接することが出来、決して退屈しない場所でしょう。
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開館日 : 原則として毎日
時 間 : 10:00AM〜 4:00PM
(Torrance方面よりの場合)行き方は次の通り
河合将介( skawai@earthlink.net )