Palm Springs Air Museum
Palm Springs Air Museumは、第2次世界大戦時に活躍したアメリカ空軍の軍用航空機や記録を中心に保存、展示をしている航空博物館で、第2次大戦時の軍用航空機のコレクションでは最大級を誇る博物館です。1996年11月にオープンしました。
ロサンゼルスの東、約100マイルにある砂漠の中のリゾート都市であるパーム・スプリングス(Palm Springs)の街外れ、広々とした砂漠の中にある Palm Springs Airportの一角にあるこの博物館は、屋内展示場(格納庫)と屋外展示場にわかれています。
屋内展示場は第2次世界大戦の主要な舞台となった“アジア太平洋地域コーナー”と“ヨーロッパコーナー”、それに“B-17コーナー”にわかれています。
“アジア太平洋地域コーナー”と“ヨーロッパコーナー”には、それぞれ地域の戦闘経過を記載した大きな地図が壁一杯に掲げられています。
“アジア・太平洋地域コーナー”にはF4F Wildcat、F6F Hellcat、F7F Tigarcat、F8F Bearcat、OS2U-3 / OS2N Kingfishers〈水上機〉、A26 Invaderなど、当時、主として日本軍を相手に活躍した各種軍用機が所狭しと並んでいます。
また、ここには日本軍の“真珠湾攻撃”の時の写真パネル、戦艦ミズーリ号上での降伏文書調印式の写真などもあわせて展示されており、私達日本人にとっては複雑な思いです。
ここには、もちろん模型ですが、軍用艦船である、駆逐艦(destroyer)、巡洋艦(heavy cruiser)、戦艦(battleship)、航空母艦(aircraft carrier)、潜水艦(submarine)の各大型模型が並んでおり、それらの違いを知ることが出来ます。
さらに、この展示コーナーには、上記戦艦ミズーリ号上での降伏文書調印式にあたり、日本側政府及び日本軍代表(重光 葵外務大臣、梅津美治郎参謀総長)を任命した天皇の“御名御璽(署名、天皇印)”入りの大変貴重で珍しい文書のコピーも展示されています。
“ヨーロッパコーナー”及び、屋外展示場にも当時の貴重な軍用航空機が展示されており、これら航空機の殆どは今でも実際に飛行可能であり、定期的にデモンストレーション・フライトも実施されています。
“B-17”コーナー(展示室)には、かつて“空の要塞”と呼ばれた、“ボーイングB-17爆撃機”が展示されています。B-17は第2次大戦の主要爆撃機の一種で、生産中止になった1945年5月までに合計12,700機余り作られたそうです。 ここに展示されているB-17は内部も見学できます(有料)。
オフィス2階ライブラリーには関係資料が整っています。またギフトショップ(売店)もあります。
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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY #91(東)、FWY #215(南)、FWY #60(東)、FWY #10(東)へ。
(または、いずれかの、FWY を経由して、FWY #10を東へ)
(2)FWY #60(東)からFWY #10(東)へ合流してから更に約30マイル東進、Gene Autry Trail、Desert Hot Springs 出口でFWY #10を出る。
(3)Gene Autry Trailを右折(南へ)、約3マイル進み、Tamarisk Dr.を右折したところが Museum です。
(4)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約115マイル、ドライブ約2時間。
河合将介( skawai@earthlink.net )